★最高のアルバム 『童話作家』★ | 真理さんと・・・

真理さんと・・・

1970年代、空前の 「 まりちゃんブーム 」 を引き起こし、
子どもからご老人までの、幅広い年代から圧倒的に支持されて、
「 国民的アイドル 」 と言われた天地真理さん・・・
その天地真理さんを紹介・応援するブログです。

(いつものように、ビデオはいちばん下で~す
 
 
天地真理さんのオリジナル・アルバムは13枚あります。
その中で、私が現時点で最高のアルバムだと思うのは、
タイトルの 『童話作家』 です。
“現時点”っていう但し書きがあるのは、
私、いちおう全アルバムを聴いていますけど、
まだまだ聴きが浅いアルバムがあるわぁ~、
って思ってるからなんです。
もっと聴きこんでくれば、また感じが変わってくるかも、
って思うんですけど、
今は 『童話作家』 が最高って思っています o
 
 
このアルバムはオリジナル・アルバムとしては、
真理さん最後(2016年4月現在の現時点で)
のアルバムですよね~
これこれ ↓
 

 
リリースは 1976年12月21日です。
真理さん、次の年には2年半に渡る、
長い休業に入っちゃいますから、
その休業直前に発売されたアルバムですネ
でも、その休業明けのあとも、
いちど復帰しますけど、
また小休止したりして、
1曲ずつ長いインターバルをおいて、
シングル3枚しか出していませんし、
オリジナル・アルバムは1枚も
リリースしていませんから、
この 『童話作家』 が実質的に、
最後のアルバムになりますよね~。
( あくまでも 2016年4月の時点での「最後」です。
スペースこれからさらにオリジナル・アルバムが
スペース出るかも、っていう期待を込めてネ  )
 
 
この 『童話作家』 っていうアルバムは、
2つ前のアルバムの 『小さな人生』 の流れを
汲(く)んでいますね。
初期のアイドル時代の曲とはぜんぜん違う、
大人の曲、っていうか、
アイドル歌謡曲じゃなくて、
ニューミュージック系、っていうか、
とにかく、音楽的にすごく進化しているって思うの。
それでいて、暖かな真理さんの声は、
変わらずに聴く人を包んでくれます (^^
 

 
このアルバムの収録曲は、
 

 
で~す (*^^)v
 
 
このレコードのB面は、
シングルとしてリリースされた曲が収録されています。
この曲たちも、なかなか good なんですけど、
このアルバムの主張っていうか、
主題はA面のほうだと思います。
 
A面のほうは、
なんか、この当時の真理さんの気持ちを、
あらわしているかのような歌詞の曲が続きます。
楽曲としても名作ぞろいで、
すごく聴きごたえがある曲ばかりです。
歌詞を見ながら(聴きながら)、
いろいろと真理さんの心を考えちゃいます (#^.^#)
 
 
1曲目7曲目のタイトル曲 『♪童話作家 』 では、
いくら頑張っても結果が出ないから、
いっそのこと童話作家にでもなったほうがいぃ、
っていう真理さんの心理を歌った、みたいな・・・
この曲は、さだまさしさんの作詞・作曲です。
グレープ時代の最後の曲ですよね~
グレープ解散ライヴで、さだまさしさんが言ってますけど、
ある女の子の思いを歌にしてみた」 そうです。
この 「女の子」 っていうのが真理さんだと思うの。
このことは、
前にもこのブログでくわしく書きましたネ → こちら
 
 
2曲目の 『♪出不精のピーターパン 』 は、
真理さんがテレビ・デビューした、
TBSの 『時間ですよ』 のディレクターだった
久世光彦(作詞家名:小谷夏)さんと、
デビューしたての歌手(真理さん)のことを歌った、
みたいな・・・
久世光彦さんって、新人にはすごく厳しい、
っていうディレクターさんでしたから、
きっと真理さんもいろいろ注意されたんでしょう。
「 あなたは出不精のピーターパン
スペース私は泣き虫のティンカーベル
スペース私がめそめそと 泣いてても
スペースあなたはあくびして 知らん顔 
なんか、目に浮かぶようですよね~
 
 
3曲目の 『♪返信 』 では、
お年頃の真理さんへの、おかあさんからの縁談・・・
それに対する真理さんの答え、
「 ごめんなさい おかあさん
スペース・・・やっぱり 走ってみます 
私には、真理さんが、
歌を続けます、って言ってるように聞こえます。
 
 
4曲目の 『♪ひこうき雲 』 は、
アイドルになって、すごい人気が出て、
テレビで見ない日がないっていうようになっても、
歌詞にあるように 「 人はいつも ひとり 」 ・・・
打ち解けて、何でも話せる人なんていない、
っていうさびしさ・・・
すごい人気でも、裏にまわれば “ひとりぼっち”
みたいな・・・
久世光彦さんも、そんな寂しそうな真理さんを、
見ていたんでしょうネ
そうでなければ、こんな歌詞は出てこないですよね~
真理さん自身もインタビューに答えて、
『♪ひとりじゃないの 』 を歌っていたけど、
スペース私はいつもひとりぼっちだった

って言っていますよ~
 
 
5曲目の 『♪二月の風景画 』 は、
歌詞にあるように 「 ふり向いては いけない 」 ・・・
アイドルの人気が絶頂だった頃を、
ふり向いちゃったらいけないの
いまはただ、硬い 「 石だたみを ゆっくり 」 
下るだけ・・・
「 ふり向いたら 追いかけた夢まで消えて行く 
そうですよね~
いつまでも昔の思い出にしがみついてちゃダメ
そんなメッセージが伝わります。
 
 
6曲目の 『♪風花のさよなら 』 は、
2曲目から続く小谷夏(久世光彦)さんの作詞の
最後のメッセージのような気がします。
真理さんのテレビ・デビュー当時から
真理さんをよく知っている久世光彦さん・・・
その久世さんと真理さんの別れをあらわした、
ような感じがします。
「 みんな終わりましたね
スペースいろんなことが あったけど 
っていう歌詞・・・なんかすごく寂(さび)しいです。
これで終わっちゃうの?
ホント、すごく寂しい・・・
私、この歌詞を聴くと涙が出てきちゃいます。
このアルバムのリリース後、
すぐ2年半の休業・・・
それを暗示しているような・・・
でも真理さんは、
独特の暖かくて明るいファルセットで
歌っています。
 
 
きょうのビデオ映像は、この小谷夏さん最後の作詞の、
『♪風花のさよなら 』 をお借りしました。
聴いてね~ 
ビデオ制作は ma4ever100 さんです。
 

 
 
いかがでしたか~

上のビデオのように、
実際に聴いてみないと、
曲と歌詞の感じがわかんないですよね~
ビデオで紹介できなかった曲も、
そのうちこのブログで紹介できればいぃな~
・・・って思っています。
 
 
 
 
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