大晦日恒例の | ウサギ舎のブログ~バレエピアニストの日々~

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ウサギ舎です。バレエピアニストなんて仕事してます。作曲家です。たまに舞台で踊ってます。ウサギ舎バレエ伴奏ピアノ研究所主宰。まあ、見てやってくんなまし。 

毎年
いつの間にか恒例になってしまった大晦日の画像「今年の美術展」…、いや、最初のころは「今年」に限らなかったような気もするんだけど。
 
今年もやりましょ。
 
 
本年の1枚は、マティスのこれ。
 
マティスの「アラブのカフェにて」です。

 
決して有名な絵ではないんだけど、この静かさと不思議な浮遊感が好き。
エルミタージュには、これに会いに行ってるようなもの。
全体像はこんな感じ↓
 
6月に、モスクワとサンクトペテルブルクに行ってきました。
プライベートでは初めて。そしてエルミタージュに3日間費やして大満足。
夏のロシアがあんなに美しいとは知らなかった!毎年雪解けのいちばん汚ならしい時期に行ってたからね(笑)
 
 
今年の舞台の想い出としては…、
まず、この歳で今年3回もツインテールになったこと!!
シンデレラ義姉、くるみの中国。そして「女優たち」の夏子(←あ、芝居です)。
 
 
(上下、その他のエルミタージュのマティス作品)
 
あまりのツインテール率の高さに、なんか女芸人やってるみたいな気分になってきた…。癖になったらどうしてくれる。
 
 
でも、今年はピアノ(バレエの舞台とソロと両方)、踊る方、それに芝居ととにかく舞台に多く出していただいて、我ながら頑張ったぞと。
勿論、数やりゃあいいってもんじゃないけど、経験は力、とも「下手な鉄砲だからこそ数を撃つ!」とも思っているので。
 
 
だけど忘れられないのが奈良のファイナルコンサート。スチョーピン先生、40曲以上を2日で仕上げろ(いや、即興や自作の曲も含めて、数秒の短い曲も含めてだけどさ)って、一生忘れないからね!!
「あたしを何だと思ってるんだーーー!!」と日本語でキレていたら、スチョーピン先生本人にも伝わったらしく、コンサート当日「ノムラサーン、スパシーバボリショーイ」とあたしの手にロシアの小さなお土産をいっぱい押し付けてくれた…
有難いんだか有難くないんだかわかんないよー!
 
(上、トレチャコフ美術館にも行きました)
(下は、美術館でもなんでもないけど、モスクワのジャルコフ先生のスタジオに貼ってあった絵。小さい生徒さんが描いたのかな)
 
そして
 
教える方も、去年に引き続き手応えをとても感じました!
 
例年思うのは、即興演奏やアレンジに関して、出来ない人なんていない。苦手な人もいない。
ただ、きちんと取り組んでないだけ。取り組む機会がなかっただけ。
年齢も関係ない。きちんとやれば、絶対身に付く。
 
 
(印象深かった展覧会。上、水戸芸術館の内藤礼。実はこのブログの登場回数がかなり多い作家さんです。下、岡田美術館の田中一村。一村も良かったけどこの美術館は常設展示のコレクションが凄い。立派な入場料も納得。)
 
 
即興演奏はね、やっとメソッド固まりかけてます。
きちんと取り組めばできるってことは、全部生徒さんが頑張って、結果としてあたしに見せてくれたこと。
感謝です。
 
 
 
(下のレオナールフジタも良かったよ。東京で見損ねたんで京都まで追っかけていきました)

 
そお、研究中のメソッドに関しては、弟子くんたちに感謝しかない。
特に
最初のころ、スリーコードの転回形も怪しかったRが、「さくらさくら」なんて和モノをお洒落なジャズコードなんかも交えてドラマチックに弾いたのなんて聴いた日にゃ。
ありがとねR。
結果もだけど、あたしの罵詈雑言(?)に耐えて続けてくれてありがとお~~~~(泣)
 
 
 
もっと頑張るね。
さらに解りやすく、取り組みやすく。
罵詈雑言は少なめで(←って、そんなに酷いこと言ってないよねあたし??)。
 
 
 
 
 
さて。
2018年の追尾を飾るのは、現代美術ファンの聖地・十和田市現代美術館の…、
 
 
 
(念願叶って行くことができました、それも雪の時期に!)
 
 
有名なこの作品、この人。

 
なんつー威圧感、説得力。
 
 
そして、なんつーリアルさ。
 
だけどこの作品であたしを捉えた最大のツボは…、
 
 
 
 
結婚していたのね。(左薬指に注目ね↓)
旦那さんもでかいんだろか。ちっちゃかったりして。
 
 
 
 
本年はお世話になりありがとうございました。
2019年も宜しくお願いいたします。