その「太田胃散」がさあ、 | ウサギ舎のブログ~バレエピアニストの日々~

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ウサギ舎です。バレエピアニストなんて仕事してます。作曲家です。たまに舞台で踊ってます。ウサギ舎バレエ伴奏ピアノ研究所主宰。まあ、見てやってくんなまし。 

さて
前記事で「コンサートで太田胃散弾くよー」とご報告しましたが
 
 
あ、この「太田胃散」って、ショパンのプレリュードop.28-7のことね。



この曲は、太田胃散のTVCMとしても有名だけど、実は古典クラシックバレエ作品「レ・シルフィード」のなかの一曲としても有名なんだ。


これが、ピアノソロのバージョンと編曲が大胆に違うのー
テンポもムードも解釈もー!!


あたしは、当然、バレエバージョンのほうが弾いたり踊ったりして身に染み付いてる側。

まず、バレエは3回繰り返す。

「えっ、どうして3回も繰り返すの???」とピアノの人。
「えっ、どうして繰り返さないの?」とバレエの人。

これホント、自分の常識他人の非常識って話で、ちなみに断っとくけどバレエのほうはそれはそれで世界中で100年以上上演されている立派な古典なのだ。


あとテンポが違う。
幻想、幽玄…と思ってたっぷり弾き込んでレッスンに持ってったら先生が「なんでそんなにゆっくりなん????」
そお、原曲は早いのだ。

信頼するwiki様によれば
‘’アルフレッド・コルトーには「洗練されたマズルカ」と評されている。‘’
だそうでマズルカですよマズルカ。


早い上に繰り返しがないからわずか数十秒、欠伸してる間に終わっちゃう。
幽玄のゆの字も出せないまま終わっちゃう。
ってか、幽玄じゃないから!

というわけで
おんなじ曲なのにこんなにも違うことを

当然、バレエとピアノソロでは魅力も全くちがうことを

楽しんで挑んでるよ

なんかパラレルワールドにいるみたい♪


5/6(日)15時半、大久保・スタジオ ヴィルトオージ。
いらして下さいませ。

 
 
画像はある日の夕食
旬意識したんだー
イカと里芋の煮物、ウチのは黒オリーブ入り
新タマネギとワサビ菜と赤エンドウのサラダ
菜の花と野菜のパスタ


…どうせウチはエンゲル係数高いよっっっ!!