年末まで伸びしろ | ウサギ舎のブログ~バレエピアニストの日々~

ウサギ舎のブログ~バレエピアニストの日々~

ウサギ舎です。バレエピアニストなんて仕事してます。作曲家です。たまに舞台で踊ってます。ウサギ舎バレエ伴奏ピアノ研究所主宰。まあ、見てやってくんなまし。 

大晦日の今日は、生徒の伸びしろの話です。

 

 

IMG_20171231_002631185.jpg

 

画像は、朝のジョギングコースの辛夷の木。

凄いよね、まだこんな冬なのに、花の蕾の準備してる。

その蕾が、白く柔らかく、ホントにこの冬を耐えたら辛夷が咲くんだぞっって感じで、青空に映えてます。

 

 

 

 

今年の弟子くんたちは、3名のプロのバレエピアニストを生んだ去年に比べ

 

はっきり言ってそこまでレベルが高くありませんでした

 

「嘘なんでこんなこと解んないの」の連続でこちらも意識革命を迫られることしばしば(ごめん弟子くんたち)

 

 

 

ただし

ただし

 

その、有り余る伸びしろを驀進する姿は

解ってなかったことが解るようになり

出来なかったことが出来るようになり

「もっと課題下さい」とどん欲になり

音楽が楽しいと、創ることが楽しいと、工夫することが楽しいと

日々成長してくれる姿は

学んで行く喜びを日々体現し、口にもしてくれる姿は

 

 

 

指導者冥利に尽きるものがありました

こんな未熟な先生のあたしなのに

感謝です

 

 

 

 

ウサギ舎を作った当初の理想がふたつあって

ひとつは「誰でも学べる」でした

あたしの母は生涯、イチ小学校教諭で、偉くもない低学年専門のオバさん先生でしたが、よく大学受験に関してぼやいてました

「受験なんて無しにして誰でも入学して勉強出来ればいいのにね」

まだ子供だったあたしが

「お母さん、そんな甘いもんじゃないんだよ」

と言うと母はにっこり笑って云ったものです

「その代わり、卒業試験をうーーーーんと難しくすればいいのよ」…

 

 

 

もうひとつの理想は

まあ最初のと似てますけど

「思い切り学べる場所を用意する」

でした

 

やってやってやってやってやってやってやって

ダメだったら仕方ない

でもこちらのするべきことは、

刀折れ矢尽き、もうダメだって生徒自身がやりきるまで闘わせてやることだって

甘やかさずにそれができる環境を用意することでした

 

 

 

 

すこーーーーーーーーしだけ

理想に近づく道が見えたかな

最初から優秀な弟子くんたちだったらこういう理想は叶わないもんね

無限大の伸びしろを目の前に見せてくれた、

諦めること無くそこを選択して走り続けてくれた、今年の彼女たちのおかげです(ごめん弟子くんたち、こんな書き方で)

 

 

来年は

その伸びしろを

もっともっと一緒に走りたい

そして、新たに出会う弟子くんたちにも、果てしない伸びしろを見せてあげたい

 

 

 

画像は横浜トリエンナーレより

IMG_20171231_002911172.jpg

いやあ、大晦日は毎年アート作品の画像で〆てるからさ

IMG_20171231_002722149.jpg

 

 

 

IMG_20171231_002912464.jpg

IMG_20171231_002911992.jpg

↑そりゃそうだよな触るよこれは(笑)

 

 

最後は、ブログ読者の方にファンの多い関田比左子さんの作品で。

IMG_20171231_002914063.jpg

 

良いお年をお迎え下さい。