怒濤のスタートと猛獣隔離… | ウサギ舎のブログ~バレエピアニストの日々~

ウサギ舎のブログ~バレエピアニストの日々~

ウサギ舎です。バレエピアニストなんて仕事してます。作曲家です。たまに舞台で踊ってます。ウサギ舎バレエ伴奏ピアノ研究所主宰。まあ、見てやってくんなまし。 

今回
いちんちめから
全員の先生が、飛ばす飛ばす。

例年より1日少ないせいもあるけど
C1クラス(中2~高1)のアクチョールなんて、初日に「道化」の全部の振り付けをやってしまった!中には、近現代の音楽を聴いたこともなければ、コンテめいた振りもやったことなさそうな子もいて、そんな子たちなんてもう棒立ち状態でしたなーーー。



あたしの担当は
グリバーノワ先生のクラシック1クラスと(これは一番小っちゃい子たち、小5以下)、スチョーピン先生のアクチョールの全クラス。
ウチのワークに引き続いて、スチョーピン先生はあたしの顔ばっかり見続け、あたしの音ばっかり聞きつづけるわけで…ごめんねスチョーピン先生。



1日めの出来事。
アクチョールの隣の部屋で、コワリョーワ先生のクラシックやってたんだけど。

二つの部屋は、パーテーションで仕切ってあるだけなので、隣の音が丸聞こえなのね


アクチョールで
「チェーンソー、ぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅわああああああーーーーんんっっ!!!」
とか
「鍛冶場、ばっきゃん、ばっきゃん、どがんどがんどがん!!!」
とか
フルエネルギーで弾いてましたら(フルエネルギー出さないとスチョーピン先生のテンションについてけへんのよ)


となりから苦情が。
「コワリョーワ先生が地震か天変地異かと思って怖がった」「アンシェヌマンもよう出されへん」「とてもじゃないけどレッスンにならない」(←ピアニストIさん談)
とのこと
「じゃあピアノ小ちゃく弾きますから…」
と云ったら
「ピアノだけのモンダイではなく、スチョーピン先生の『大音声』が…」
…なるほど。

かくして、大音量、大咆哮の「猛獣組」は隔離、というわけで当初の部屋から、廊下と食堂を挟んだ別室へ明日からお引っ越し。

それにしても、怖がるコワリョーワ先生、目に浮かぶなあ…



そのアクチョール、今回作品クラスを生演奏でやることになり、あたしの弾く曲はイッキに増えました
ただでさえ楽譜のあるものが苦手なうえにこの量、それに終了コンサートという本番もあるんで、詰め詰めで稽古しなきゃなりません

ここの職場はキャラクター弾いてもクラシック弾いても日を追って弾かなきゃならない曲が増えてく(しかも仕上げのリミット秒読みで)んだけどね


こんな(一応)ベテランが、風呂も食事も終わった後、誰もいない稽古場で夜の11時まで稽古しなければならない職場なのだ、ここは。
でもいつもね
そんな機会があるなんて

幸せなことだって
思ってますよ


くたびれて
持って来た本とか
全然読めんぞーーーー