時が運んでくれるもの | 『うるわし』体当たりブログ

『うるわし』体当たりブログ

うるわしメンバーが、おもしろ体験、好きなこと、お得情報などを紹介していきます。
楽しく、元気に、そしてキレイに!欲張りなメンバー5人のブログです。

帰りの時間に寒さが身に染みるこのごろ、水曜日のケイはまたもや日をまたいでの更新となります。
 
今日は、時が運んでくれるもの、について。

 
 
 
年末から採用活動をしていますが、これと思う人を最終面談に送りこむものの、役員面談で落とされるということが続いています。自分の能力や今の職場の戦力レベルを考慮すると、はるかにもっと可能性を感じる人が応募してくれていて、私自身は面談をするたびに、この人がチームに加わったらと想像するとワクワクするのに、会社の要求レベルはさらにその上を行っていて、3名の採用枠がなかなか埋まりません。ようやく決まりそうだと思っていたのでとても残念です。
 
 
しかし、冷静になってふりかえってみると、ここ2か月は、チーム状況的には少し良い変化がありました。


2ヶ月前は本当に切羽詰まっていたので、状況をかえるためになんでもやってみようと動いて、チームが目指す方向性や仕事のすすめ方も、あらたなステージへ向かおうとしています。迷いながらも動き続けたことで、あきらかに、今までの延長線上にはない変化をがおこりつつある。中途採用を決意した2か月前の時点の状況から、気づけば確実に状況が変わってきています。

 
一番嬉しい変化は、業務のかなめとして営業や運用スタッフの間に立って、すすんでクッション役を引き受けてくれるメンバーが、ここにきて何かひとつ壁を突き抜けた表情が明るくなってきたこと。
 
 
彼には昨年の初夏に今の役割を引き受けてもらいました。他のメンバーの健康問題で空席となったそのポジションは、誰にでもできる類のものではなく、こぼれた球を拾い、間をつなぎ、次にまた同じエラーが起こらないように、仕組みを作っていく重要な役目です。
 
 
売上と効率という建前を振りかざし、面倒な仕事や業務は人任せになりがちな営業担当と、きめられた納期を守りつつ、関連部署との連携をとりながらルーチン業務をまわす派遣スタッフの間にはさまれながら、イレギュラー案件をうけとめ遅滞なくすすめられるよう調整をする。なかなか仕事が心労の多い仕事。
 
しかし人あたりが抜群によく、よく人の話もきき、調整能力に長けている彼なら3か月くらいあれば軌道にのるのでは、と見込んでいましたが、なかなかぺースがつかめず、半年たった時点でも浮かない顔をしている日が多く続いてしまいました。

 
心根があたたかく、人一倍気遣いができる性格ゆえに、メンバーに無理をさせないように、と彼自身が抱え込んでしまう場面も多い。そんな彼にこの役割を担ってもらうのは荷が重い。彼をもとの営業のポジションに戻し、代わりを務められるメンバーの募集をしようと思ったのが、中途採用を会社にお願いしたきっかけでした。
 
 
一方、もう二度と同じ思いを他のメンバーにさせたくない。そのためには派遣スタッフに頼った体制を見直し、大きく仕事のやり方を変えようと動きました。それが彼の心を多少なりとも軽くできたのかもしれません。


具体的にどうとはいえないけれど、言われてやる仕事ではなく、彼自身が気づいて取り組む範囲が広がり、仕事ぶりも軽く、言いにくいこともしっかり伝えられるようになってきている。彼なりの仕事のすすめかたやルーチンがようやくできあがり、自然体でバッターボックスに立っている、そんな印象をうける今日このごろです。
 
 
一緒にもがいて、もがいて、いろんなやり方や進め方を試行錯誤して、半年では変化は見られなかったけれど、8か月たって変化がようやく見えてきた。そして彼だけでなく、メンバーのひとりひとりに少しずつ変化を感じています。


特に何が効いたということは明確にはいえないけれど、みんなの思いをうけとめもがいて動いたその先に、明るい兆しの「今」をむかえられた、ということ。すんなりと思うようにはいかないけれど、少し時間がかかってもあきらめないことは大事なんだな、そんなことをしんみり嬉しくかみしめています。
 
 
というわけで。


採用活動はふりだしに戻ったけれど、春までにもうワンステップ上の、思いもよらない良い変化がありそうな予感がします。


自分が採りたいと思っていた人が採用されなかったのは残念だけれど、気持ちを切り替えて採用要件を見直そう、もっとわがままを言ってみよう。もしかしたら、もっと中途採用でも贅沢を言わなくてはいけないステージに入ったのかもしれない、と思い直しました
 
 
チームの雰囲気やメンバーのモチベーションの変化だけでなく、採用活動をはじめたころには見えていなかった様々な流れを私自身も意識して作っている。


それが具体的にどんな形に収まるのか、今は明確には形として見えないけれど、次に時がはこんでくれるものを楽しみに、また悩んで、もがいてみるのも悪くないな、と思える一か月でした。