成功するチームの要件 | 『うるわし』体当たりブログ

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あと1日で仕事収め

 

年明けバタバタするのが嫌で、できることは今のうちに、と仕事してたらこの時間になってしまいました。先週に引き続き締め切りぎりぎりですが、水曜日のケイは働き方について考える日、

 

今日は「成功するチームの要件」について、考えをまとめてみることにしました。

 

 

発端は、ことしの春先に書かれたこの↓記事

 

グーグルが突きとめた!社員の「生産性」を高める唯一の方法はこうだ

 

最近社内で紹介されて知ったのですが、かなり腑におちる内容だったので引用します:

 

同じ人でもチームが変わると駄目になる

数百に上るチームが各々従う規範を観察したが、そこから成功するチームに共通するパターンを見出すことはできなかった。それどころか、同じく生産性の高いチームなのに、全く正反対の規範に従っているケースも珍しくなかったという。

 

(中略)唯一、ある種のパターンとして浮かび上がってきたのは「働き方」に関するものではなく、むしろ「成功の法則性」に関するものだった。

つまり成功するチームは何をやっても成功し、失敗するチームは何をやっても失敗する。そのようなパターンであった。

 

成功のカギは「心理的安全性」

そして、そこから浮かび上がってきたのは「他者への心遣いや同情、あるいは配慮や共感」といったメンタルな要素の重要性だった。つまり成功するグループ(チーム)では、これらの点が非常に上手くいっているというのだ。

 

(詳しくはリンク先の記事を参照してくださいね。)



さて、自分の過去の仕事経験をふりかえってみて、どんなに勤務時間が長くても、抱えている課題が自分の器では解決できないように思えても、仕事をしているのが楽しくて、やりがいや充実感を感じていたときと、そうでない時があります。

 

その違いはなんだろう、と考えてみました。


思い当たるのはまさに「他者への心遣いや同情、配慮」が感じられる上司やチームと仕事をしていたかどうか、というと。

 

自己中心的なメンバーがいたとしても、自分が引き受けている苦労や悲哀を理解してくれる上司がいたり、現状分析や施策の立案など行き詰ったときに悩みを共有し、自然と議論の輪ができている、そんな雰囲気の職場に所属していた時は、心から働きがいを感じました。そして、その時のことを思い出すと、今でもしみじみ温かい気持ちになります。

 

一番こころに残っているのは、カテゴリの経験豊富なメンバーが新規事業立ち上げで一気に異動。その代替要員として、当時その業務では初心者だった私をはじめ、入社間もない中途社員やその分野の業務経験が浅いメンバーが集められ、まさにゼロリセットが起こった部署に配属されたときのこと。


いまから考えると、ほんとうに個性的メンバーばかりで、その部門をあずかる当時の上司はきっと大変だったろうと思います。


経験が浅くても自分の主張をしっかりできるメンバーが多く、部会では、静かに部長やマネージャーの話を聞く、というよりは、いつもにぎやかに会社の方針や共有される伝達事項について、ああでもない、こうでもないと活発に議論する、いわゆるめんどくさい人たちの集まった部署でした。

 

業界的には成熟カテゴリで、市場的にはタウントレンド。その部門も売上の足踏みがつづけく状態でした。そして新たに配属されたメンバーは社歴や業界の経験も浅く、右も左もおぼつかない状態。


でもだからこそ、お互いに遠慮なく、自由に疑問をなげかけたり、意見が言える空気があったのかもしれません。


他のチームからは会議時間が長すぎる、とあきれられていたようですが、みんなと議論できるその空間が楽しく、内容が充実していたので、本人たちは少しも意に介しませんでした。


私自身は転職して4年目、やっと居場所をみつけたような気分だったことを覚えています。

 

 

それから5年ほど経ちまししたが、そのチームに所属していたメンバーの多くが、今では社内外で管理者として、部長職やマネージャーを務めています。

 

 

なぜそのチーム出身者は、その後管理職になった比率が高かったのか。


明確な因果関係はわかりませんが、自分の居場所と感じられる職場や職務を与えられ、とことん考え抜き、意見を交わしながら培った知見や自信がその後の仕事の盤石な礎となっている。私自身、とても得難い経験を積ませてもらったと、そのときのことを今でも感謝しています。


今ではそれぞれ管理職としてまた違った悩みを抱えまったく別の業界カテゴリーの担当をしていますが、そのときのメンバーと顔をあわせるとほっと安らぐ気持ちになります。


 

そして今、自分がチームをマネジメントする立場になって、個人商店化しがいなチームの、各メンバーの疎外感や疲弊感をどううけとめ解消してあげられるか。仕事の進め方の改革や担当の見直しなどいろいろ手をうちつつも、私も閉塞感を感じつつあります。

 

 

お互いに思いやりながら、やりがいを感じながら仕事に取り組めるようになるチームをつくるには。

 

 

その解の糸口が、かつてのチームでの経験のなかにみえてきそうな予感がして、休みの間にもうすこし考えてみよう、とあらためて思った今日このごろです。