ヨシオカハルカの話。

ヨシオカハルカの話。

actors team Re-birth
ヨシオカハルカのブログです。

V6/GLAY/ハロプロ/ヒプマイ/ドラァグ・レースのヲタク。

人に口は出さない、出させない。
私は入間銃兎の女。

「ビヨスパイ」

公演も配信も終わったので感想を。

ネタバレあり、観た人にしか伝わらない書き方、個人の思想に溢れた書き殴り、となります。

ご了承いただける方のみお読みください。


視聴回数

現地2回(3列目、1列目)

配信3回(定点映像)

まず、今回の舞台は、12人主演舞台ということをきちんと理解してそれぞれに見所を用意しつつも、コメディエンヌ島倉りか様を主人公に置いたことによってすごく見応えがありつつ見やすかったなと思った。

ビヨの舞台は初舞台である「不思議の国のアリスたち」から全て観に行っているのだけれど、過去には脚本、演出に「?」と思う箇所がある作品もあり、「‪BEYOOOOONDS‬たちの演技」によってしか満足感を得ることができない作品もありました。

でもね、今回はそうじゃあなかった。

脚本も演出も‪BEYOOOOONDS‬の演技もどれも全て素晴らしくて、その全てに満足することができた。

ウィッグも自然で、衣装には個性が出ており、曲も耳に残った。

物語に入り込めたし、演出のおかげで飽きることもなかった。

ほのぴはピアノを弾かなかったし、みよちゃんもうーたんも突然のソロダンスをしなかった。

3人に特技があることは素晴らしい。

でもそれだけの人じゃあないからね。

最初は自己紹介代わりにそれで良かったけれど、もうそこだけに頼る必要はない人たちなのだから。


12人全員がただただ役者として舞台で生きていた。


演出の西森さんのことを「メンバーのことを役者として扱ってくださって」とブログに書いているメンバーが多々いて、きっと厳しく演出されたのかもしれないけど、でも本人たちも嬉しかったんだろうなあと思う。

りか様が「いつもの‪BEYOOOOONDS‬の一個上をいったお芝居をしている」と言ったのは、ただアクションがあるからというだけではなかったのだなと思った。


そしてあの脚本はみんなの演技力が上がってるからこそできたんだろうなとも思います。

各々に見せ場がある、ということは各々に力がなければできないわけで。

そこに加えて、今回は笑いのシーンも多く、でもそこが滑っていなくて、それが本当に凄いなと思った。

みんなのテンポや発し方が上手くなければ成り立たない。そこを引っ張っていったりか様。ああ凄い。凄すぎるよ…。


12人主演舞台として全員に見所がありつつ、主役1人が軸となって引っ張っていく、という形が私はビヨの舞台としての理想だなと思うのですが、アリスたちと今回がまさにそれだなと。

全員が際立っている中で物語を引っ張る1人。

アリスたちのときは夢羽。

そして今回は島倉りか様。

‪それができる人ってなかなかいないよね。

本当に凄いグループだと思う。

過去のとある舞台ではみよちゃんも主役をやっていて、みよちゃんの演技はすっっっごく素敵だったんだけど、他のキャラがあまりに目立たない脚本で、12人主演(1人主人公)というより、1人主演(11人の脇役)に見えてしまったから、また今回のような脚本で平井美葉主人公の物語が観てみたいなと思います。

みよちゃんの舞台にかける情熱の強さはブログや舞台上の気迫からひしひしと伝わっているから、もっともっと舞台でのみよちゃんが観たい。


以下箇条書きで特に好きなところを。

(Blu-rayやDVDでは観られない定点映像が配信で観られたのが本当にありがたかった!そのおかげで沢山新たな発見ができました!)


⚪︎メインテーマ曲

耳に残るいい曲だなあ。歌詞も沁みる。

キャラとして踊っているからみんなのダンスに違いがあるのも素晴らしい。

そして!オープニングとエンディングで同じダンスなのに動きが違うのが最高に好き。

物語を通じて変わった心情がダンスに現れとるんよ!!!!!!最高やね!!!!!?

特に、リョウとレンの距離が近くなっているのが素晴らしいありがとう素晴らしい。

肩ポンッとかね。

レンの「仲間なのかも」の力強い歌い方も好き。

あと、ももひめ演じるケイがね、いいのよ。

エンディングの方のダンスでは妹であるメグ(ほのぴ)と細かいやりとりをしていて、どこまでが演出で、どこからがひめの内部から湧き上がってきたものなんだろう?とワクワクする。

今回のひめ、悲哀や葛藤を背負った演技が物凄く良くて、ひめの舞台への想いが伝わってきて本当に感動した。



⚪︎マンゴーパフェ

兎にも角にも可愛すぎる。

ダンスや表情から見えるレンの付き合ってあげてます感がいいよねえ。

でも食べた後に思わず立ちあがっちゃうところがらぶ。


⚪︎マジック

いっちゃんがいっちゃん。いっちゃんがいっちゃんなんよ。一条として舞台に立ちつつも、アドリブシーンではいっちゃんのいっちゃん感が溢れ出る。それを望まれた役どころで、でも本人はたぶん無自覚で、そのバランスがとても良い。夢羽演じるMr.ショウとのコンビネーションも抜群。

Mr.ショウのアドリブシーンも凄いなと思った。

夢羽のやり切る力。舞台で輝く力。本物の力。


⚪︎お店に戻り、西チームがアタッシュケースの聞き取りをするシーン

ここね、みよちゃんがしっかりマイムすることで壁があることがわかるんですよ!!

細かい!動きが細かい!神は細部に宿る。まさに。

このみよちゃんの動きがこのシーンの解像度を上げていると思う。


⚪︎ミカ(島倉りか様)のすべて

ねえ、うますぎる。

りか様、コメディがうますぎる。

今回の主人公であるミカは天真爛漫猪突猛進お気楽朗らかキャラクターなのだけど、ただただ可愛く演じるのではなく、コミカルさも兼ね備えているのが本当に凄い。

りか様の演技には二次元の漫画やアニメのようなポップなコミカルさがある。

元々、コンサート中の寸劇のお嬢様風なお嬢様の演技や、舞台「アラビヨーンズナイト」の劇中劇での演技で、コメディエンヌだなあとは思っていたけれど、今まではほんの少しの出どころでしかなく、今回のようにずっとそのキャラで居続けるのは初めて観たので、衝撃的でした。

飽きない。飽きないんだよ。

普通あんなに大袈裟な演技をずっとやられたら飽きる。それなのにミカは飽きない。もっと観たいと思わされる。

それはりか様がきちんとメリハリをつけているからなんだろうな。

りか様ってぶっ飛んだ人って認識されているから、「ミカってりかちゃんそのものだね!」みたいな感想も目にしたんだけど、そう見えているとしたらその人の目は節穴です。

物凄く考えて動いて喋って歌ってる。

じゃなきゃミカはできないだろう。そう思います。

でもそう思わせるりか様の演技っぽくない演技が凄いってことかもしれません。うーん、でもやっぱりあれを「素のままだね!」と言ってしまうのはりか様の努力に失礼だよな。


⚪︎汐月しゅうさんという存在

娘。の舞台で拝見していたしゅうさん。

その舞台上での存在感はもちろん、稽古中の精神的な支えにもなっていらっしゃるというイメージだったので、‪ビヨメンとの初共演物凄く楽しみでした。

結果、見事にやられました。かっっっこよ…。

カーテンコールで出てきた際やビヨさんたちのブログに登場するしゅうさんは物凄く可愛くて、これぞ正真正銘のギャップ…。

そして、しゅうさんのnoteで‪BEYOOOOONDS‬全員についてのお話を書いてくださっていてなんて優しい方なんだろうと思ったし、ハロメンのお写真を載せる時メンバーカラーで加工なさっていてその心遣いが素敵だなと思いました。愛のあるお方。


もう、もう本当は全部書きたいくらいどのシーンも曲も好きなんだけどキリがないのでこのへんで。

(後日加筆の可能性あり)


【観劇前に買ったお写真】

いつも買う3人🫶


【観劇後に買い足したお写真】

やられてしまった3人🙏


そしてガチ恋になってしまった平井レン美葉さん。

舞台が終わっても、配信が終わっても、レンのことずっと考えてて胸が苦しい。 

アクションシーンの「大したことないな」の破壊力。

仲間のために自らを犠牲にしようとする強い精神。

一つ一つの所作の美しさ。


そしてレンのことを沢山考えてレンというキャラクターを作り上げた平井美葉さんの努力。

視線も重心も声色も表情も仕草も、その全てが本当にかっこよくて、ああ、考え抜いて意識し尽くして、真摯に舞台に立っているんだなあと思い、心の底から尊敬します。

そしてそれと共にどうしたってガチ恋の息吹が湧き上がる。

平井レン美葉さん、あなたのことが好きです。


東で耐えていた分、西で幸せになってほしいけど、そんなに簡単に生活も思想も変わってはいかないよね。

でもレンには仲間がいるからいつかまたきっと心の底から笑える。ああ。そんなレンの姿をこっそりと見ていたい…。


レンが姿を消して2週間が過ぎた。途方に暮れる私に中佐と名乗る人物から1本の電話が。「レンは死んだ。自分の死を君に伝えてくれとの言葉を遺して」そんなはずない。そんなの嘘だ。中佐は西にいるという。それならば確かめに行かなければ。私は壁の向こう、西を目指して旅立った。という東に残された女ルートと、いつものカフェ。いつもの時間。そのはずだったたった今まで。あれは…もしかして、レン…?幼い頃に壁の向こうに離れ離れになったレンがふいに目の前に現れた。マンゴーパフェを前にした無邪気な笑顔はあの頃と何も変わらない。でもきっと私のことなんて覚えてないよね。たまらず店を飛び出した私は気付けばレンとよく遊んだ公園に来ていた。すると後ろから声が。「懐かしいな。ここ」振り返るとそこには…。の西で再会する女ルート、どっちが楽しいかなと考えていたら1日が終わったこともあるよ。最高だ。


本当に素晴らしい舞台に出会えて嬉しいです。

ビヨスパイに関わった全ての方に感謝。

また次の‪舞台も楽しみ!!


【1回目の観劇】


【2回目の観劇】



【悪魔はどちら】

根は悪い 人じゃないよ のその裏に

どんな悪魔が 潜んでいるの?


【逃げたい】

君の目に 私の姿が 映り込む

知らない他人 みたいな私


【知られない恋】

写真たて 並ぶ窓辺を 見上げてる

早く捨ててね そんな偽り


【もう届かない声】

花なんて 食べられないし 使えない

相変わらずね 供えないでよ


【宝物】

棺桶に 入れるリストを 読み上げる

似顔絵手紙 君の抜けた歯


【小賢しい】

汚いね 断れないと 知っていて

許可をとる顔 綺麗で嫌い


【泣きっ面に蜂】

乗るはずの 電車が去った ガム踏んだ

君へのライン 既読無視


【傲慢】

笑っちゃう くらいに浅い その話

聴いてあげるの これが愛だよ


【インフルエンサー】

開いては 閉じて開いて また閉じる

早くちょうだい 賛辞のいいね



お久しぶりの短歌たちです。


なんとなくずっと思っていたことがある。

私の手持ちにはloveがない。

likeもある。favoriteもある。でもloveがない。

 

大好きな友人たちがいる。家族がいる。

二次元にも三次元にも推しがいる。

大事にしたいとか守りたいとか喜んでほしいとか

そんな感情はこれまで沢山抱いてきた。

でも恋愛感情は持ったことがない。

異性にも同性にも人間以外にも。

 

調べると「アセクシュアル」という方々がいるらしい。

 

アセクシュアルとは

他者に対して性的欲求・恋愛感情を抱かないセクシュアリティのこと(日本での表現)

 

色んなサイトに詳しく載っているので詳細は省きますが、気になった方は調べてみてください。

 

私が見たサイトには

アセクシュアルは「かわいそう」なことではありません。

恋愛感情・性的感情の有無と「人間らしさ」に何の関係もありません。

恋愛感情がないからといって「感情がない」「愛がない」ということにはなりません。

と書かれていて、え?あったりまえじゃん!!!!!と思いました。

 

こんな当たり前のことを説明しなければならないのか?

これを当たり前と思うことがもうマイノリティなのか?

混乱と衝撃。

 

なるほどね。そうなのか。

それが世間一般的なリアクションなのか。

「恋愛しない人生なんてつまらない」

と考える人たちがやはりマジョリティなのか。

 

薄々勘付いていたこの世界を覆う恋愛という存在の大きさに改めて圧倒されました。

 

私がアセクシュアルなのかはわからない。

マイノリティでもマジョリティでも構わない。

ただ、恋愛を否定することはしないから

恋愛を押し付けることもしないでほしい。

 

恋愛って凄いんでしょ?

聞くところによると魔法みたいなものらしいじゃないですか。

魔法にかかる人もいればかからない人もいる。

ただそれだけの話だと、そう思います。

 

さらにこういうこと言うと誤解されそうなんですけど

ついでに言うと「女」っていう性別にも満足してないんですよね。

別に「男」になりたいってことでもなくて、

とにかく私は生きる上で損をしたくないんです。

 

今までの経験上「女」での損ってちょっと多いんじゃない?

これバグじゃない?

と思うんです。

 

生涯でメイクと生理にかける時間とお金とか

洗濯物を隠して干す苦労とか

1階を避けて住むことによって上がる家賃とか

好きな服着てるだけで勝手に上がらされる審査ステージとか

下着の透けないインナー代とか

それをどんなに暑くても着ないといけないだとか

制服のスカートを翻して漕ぐ自転車とか

人気のない道で車が横を通るときの緊張感とか

カメラがある気がしてトイレの中を探す時間とか

旅行先で盗撮されたスカートの中の悔しさとか

混雑を装って肘で胸をつつかれる不快感とか

 

ジャングルだったら狩られる側なんですよね。

何でだろう?

シンプルに力が弱いから?

何で世界はこうなったんだろう?

不思議です。

 

かと言ってじゃあ「男」になりたいの?と聞かれると

それは違うんですよね。

だって「男」は「男」で損があるから。

 

恋愛をしないからどっちにもなりたくないしどっちにもなりたいんでしょうね。

たぶんどっちでもいいんですよね。

 

難しい話をしたいわけではなくて、

「女」で生きていることはもうしょうがないんだから「女」であることの損より得を増やしたいなという話です。

もちろん今でも得してるなと思うことはあるんですが

それでもやはり損の方が多いので、それを逆転させたいなと。

 

本音を言うと性別なんてなくなって、個人の能力で区別されて、性別にまつわる犯罪がすべて滅んでくれればもちろんそれが一番いいんですけど、さすがにこれは夢物語なので。

 

以上。

 

「女」として強かに生きよう。

そして得しよう。

 

という宣言でした。

 

この宣言に特に深い意味はないので変に動揺したり曲解したりしないでほしいなと思います。

ふーーん。なるほどね!くらいの軽い感想だけ持ってくれれば嬉しいです。

この記事のテーマを「日常」にしてるのもそういうことです。

色んな人がいていい。令和。