内観的な5月の連休 | 今日と明日は絶対違う♪

久しぶりにのんびりした日本の5月の連休を楽しんでいます。

何せ4月のツアーで両ひざをだいぶ痛めてしまったので、今は回復最優先。

 

5月15日に行われる葵祭のイヤホンガイドの英語原稿を書くとともに、昨年行われたB’z35周年LIVE Pleasure 2023-STARS-のDVDやドキュメンタリ―をリピートしたり、来たばかりのB’z会報誌を読んだり、最近はまっていた映画『SHOGUN将軍』の続きや、ツアーのお客様が超絶お勧めだった『ゴジラ-1.0』を鑑賞したりしています。

 

家の中でなんでも楽しめてしまい、なんて便利な世界になったんでしょう!

 

今朝、このB’zの映像作品が2024年4月のセールスで首位、11万枚を売り上げたというニュースが入ってきました。

その数に驚きますが、作品の素晴らしさから納得です。

 

映像になっている千秋楽ライブ、稲葉さんが左足肉離れの状態で強行しているんです。動きがところどころいつもとは違いますが、それをプラスに変え、さらなる感動へとつなげていきます。

昔からの歌も、歌詞を変え、曲がアレンジがされて、最新のB’zを見せてくれます。

『君の中で踊りたい2023』には、度肝を抜かれました。ズキューン!

 

すばらしい歌に演奏、高揚感を誘う演出、笑いと感動のMC、時に思わず笑ってしまうバンドの一体感、良いものを作り上げようというB’zチームの結束、それらの魅力がビンビン伝わってきます。

 

そして今回のテーマであった、We’ re all STARS!

『YES YES YES』や『ultra soul』の大合唱、会場からあふれる笑顔、祈り、涙から、会場が一体となって感動を分かち合っていたことがわかります。15年前、私が20周年LIVE-GYM PleasureツアーでB’zにハマるきっかけとなった、会場の驚くべき一体感。そこからさらにストーリーは積み上げられ、ますます強い確固たるものに進化しています。(チケット取りにくい~)「B’zが輝いているように見えるのは、ファンのみなさんの輝きの照り返し」だなんて稲葉さん言ってくれていますが、もう、あなた、人たらしすぎます。こうして、ファンはますます沼っていくわけです。

 

また、2時間に及ぶドキュメンタリーでは、この壮大なツアーがどのように始められ、時間と共にどう進化し、幾多の困難を乗り越えながら、どう最終形態へと収束していったのかが良くわかります。もう映画ばりに興味深く面白いです。

 

また、最新のB’z公式ファン会報誌 Be with Vol.141。まず、二人のビジュアルに脱帽。

同世代なのでわかるのですが、日々の努力と共に、精神面での健全さが映し出されていると感じます。B’zファンが愛してやまないお二人のストイックさ、強い意志に基づいた謙虚さ、あらゆる状況を受け入れる柔軟さ、たゆまる向上心と変化に対する意欲。それらがインタビューからもビジュアルからも伝わってきます。今年のお二人のソロ活動に対する思いを知ることができて、大変貴重です。

 

稲葉さんが次のソロアルバムのテーマについて聞かれ、こう答えているのが印象的でした。

「僕はよく「普通」って言いますけど、自分の何もなさを前面に出すという(笑)ちょっと変な感じですけど。」

もちろん、稲葉さんを普通だとか、何もないなんて思う人はいないと思いますが、稲葉さんが内省を重ねれば重ねるほどに到達する境地なのだろうと思います。中道。そして、普通であることの幸せを喜びにして生きる。私自身、中道は子供のころからのテーマですし、最近少し意味がわかってきたかなと思えているので、共感してしまいました。

 

そして、話は変わりますが、映画SHOGUN将軍。魅力あふれる登場人物やハリウッドスケールの映像美などが話題になっていますが、私が最終回まで見て衝撃を受けたのは、『死』の持つ意味です。ここまで、自分の死に意味を持たせることができるのか!かっこよすぎでは~!?その根底にある、諦め(明らめ)と確固たる信念。これからの人生それを目指すべきでは、そうまで思わせてくれた作品でした。

 

こんな感じでなかなか良い内観の時間となっている5月の連休です。