みなさま、暖かいクリスマスを楽しめましたか?
私は、23、24日と友人宅に招かれ、みんなでワイワイ賑やかな時間を過ごすことができました。
レディ・ガガ様のパフォーマンスも、全日本フィギュアのプライドを賭けた闘いも、大勢でテレビを囲んで観ると盛り上がりますね。
「個」の時代に突入してだいぶ経ちますが、地震の影響もあるのか、最近また「一体感」が求められている気がします。
『ミタ』最終回の視聴率が40%を記録したのも、この流れと無縁ではないでしょう。
でも、同じものを見ていても、感じ方は人ぞれぞれ。
例えば、私はガガの熱唱に圧倒されていたけど、一緒に見ていた中1の女子は「この衣装(ナースの格好をしていました)、歌詞とは全然関係ないね」と冷静な分析をしていたし、「最後はこの白衣を脱ぐんじゃね?」という深読みをする人、「ガガって本当は身長低いんでしょ?」と疑問を投げかける人、「紅白に出るのかなぁ」「でも、招聘したのはテレ朝なんだから、それって横取りじゃない?」「いや、30日にはアメリカに帰るらしいよ」と話を違う方向に展開させていく人たちなど、みんなが口々に勝手なことを言いまくっているのが、実に面白かったです。
フィギュアに至っては、男子は高橋派と小塚派、女子なら真央ちゃん派とミキティ派の大きく二つに分かれて、あーだこーだの応酬がすごいのなんのって。その隙間を縫うように「私は羽生ゆづるくんが好き」「村上香菜子ちゃんも天真爛漫でかわいいよね」「いやいや、若者に混じって頑張る鈴木明子を応援したい」などの声も聞かれ、さらには「モロゾフって、すごい女たらしなんだろうけど、指導者としては一流なんだろうね」とコーチのこともまであれこれ品定めして、いつも大騒ぎになります。
こんな十人十色の個性を相手にしなければいけないのだから、各種スター稼業は本当に大変だと思います。それは、各業界でヒットを生み出そうと悪戦苦闘している私たちも同じですね。「明らかにいい作品(人)なのに、期待したような評価を得られない!」というジレンマもあれば、「スター(ヒット)を送り出したいのに、市場が読めない!」という嘆きもあるでしょう。でも、世の中は今も昔も何か(リーダー? ヒーロー?)を求めている・・。そのリクエストにどう応えるか、それは(どこかの球団オーナーのような)ひとりよがりな損得勘定では決して見つけられないもののような気がします。答えは、みんなで集まってガヤガヤしている中に、ひっそりと隠れているかもしれませんね。
かじかんだ手のひらに吹きかけた吐息が白い。
おでんと熱燗で今日一日を振り返りたくなったら、季節は確実に冬である。
創業昭和26年の「銀座九丁目」http://www.ginza-9th.jp/index.html。
この老舗の出汁が、渇いたカラダに沁み通る。
新橋という場所柄、ここはサラリーマンの聖地。
仕事の憂さや、家族のもめ事が、大根やつみれと一緒につつかれ、
程よくしんなり円くなる。

新橋でおでんなら、話題はプロ野球のストーブリーグだ。
今年も、スーパールーキーの浪人話や、ベイスターズを巡るスポンサードの問題、
日本一になったホークス選手たちのFA報道など、話題に事欠くことがない。
しかしゴシップランキングでいえば、読売巨人軍の渡辺オーナーと、清武前球団代表との確執がトップか。
好きにやってくれ、と芥子をまぶしたちくわぶを口にしながらも、ついつい同調してしまう。
勃発したのは、日本シリーズの真っ最中。
選手を支えるべき立場の者が、シーズン最高峰のゲームを汚す。
一部始終を見ているファンの目線に気づくことも無く、
自分たちの沽券ばかりを主張する。
アツアツの大根を頬張り、熱燗を煽ることで、
鼻白んだため息をどうにかこうにか消化する。

森づくりの活動のため、二丁刺しで山に入り、間伐したり、植林したりする人たちが居る。
多くの見知らぬ者を束ね、ゴールイメージを共有し、やるべき方向性を指し示す。
森づくりには、そんなリーダーが必要だ。
最初の一人がリーダーに共感し、一人、また一人と賛同者が増えていき、
活動そのものが、やがて「運動」になっていく。
方や、かの球界のリーダーは、山を守ることもなく、「お山の大将」に固執する。
彼らは、山の恵み、ごぼうまきの美味しさに気づくこともないだろう。

選手が全力で野球と向き合えるように。
子供たちがプロ野球に夢を抱けるように。
お山の大将さんには、荒っぽい治療が必要なのかもしれない。
例えば、「バクダン」なんてどうだろう。
玉子が丸ごと入ったさつま揚げは、まわりシコシコ、中トローリ。
ちょっとびっくりのバクダンを食べてみてはいかが?
おでんの湯気の向こう側に、フィールドオブドリームスを
垣間みて、お山から下りてきたくなるかもね。
先週末の土曜日(12日)、「高尾の森づくり活動」なるものに参加してみました。月に一度のこのボランティア活動を「山はいいよー。マイナスイオンをいっぱい浴びて元気になる」と楽しみに続けている友人が、「苦しいことは大嫌い」と言い放つ私を、「まあまあ、最初は作業とかしなくていいから。ただ登るだけでいいから」と誘い出してくれたのです。
前の日は大雨でしたが、当日は晴天。午前8時に高尾駅に集合し、友人と「小仏」行きのバスに乗り込むころには、「雨上がりで空気が入れ替わって気持ちいいねー♪」などと少しはしゃぎ気味。終点の一つ前の「大下」で下車し、小下沢林道に入り、40分ほど歩いて、道具小屋のある「高尾の森ベース」に向かうまではウキウキしていました。
しかし、いざベースに到着してみると、そこには地下足袋にヘルメット姿という本気な「山男」たちがウジャウジャ。皆、ノコ、ナタ、カマなどの道具を身に付け、「これからバリバリ働きまっせー」という戦闘モード全開なのです。隊長らしき男性が点呼をとり、「本日の作業は間伐です。倒れてくる木には充分注意してください。私も先日、あやうく大怪我を負うところでした」とメガホンを使って注意事項を確認し出すころには、完全に青ざめていました。「作業なんかしなくていいから。ただ登るだけでいいから」なんて、絶対に許されない空気です。結局、私は友人とは別の「初心者グループ」に仕分けされ、「山男」たちがそれぞれ担当に別れて作業場所に向かう中、「まずは、森づくり活動の概要から聞いてください」とベースにとどまるのですが、そのときは山に登れないことを残念がることもなく、「いきなり間伐とか無理だもんね」と内心ホッとしながら、講義に耳を傾けたのですが・・。
現実は甘くありません。その後、私はノコ・ナタの“2丁差し”なるものを腰からぶら下げ、ヘルメットをかぶって道すらない急斜面を30分以上も登り、実際に木を伐ることになるのです。まさか、崖から転がり落ちないように木の幹を足で挟むようにして昼食の弁当を食べる事態になるとは、想像すらしていませんでした。「山男」たちがチェーンソーを使って次々と倒す木におびえながら、あっちに逃げ、こっちで転びを繰り返すことになるとは・・。
作業を終えて、下山する際は「登りより下りが怖い」という登山経験者の忠告を痛感。なんとかベースまで戻ってきたときには、もう膝はガクガク、トレッキングシューズもカーゴパンツも泥だらけでした。先に戻っていた友人を睨み、「話がちがーう」と抗議したのは言うまでもありません。
一生を一日という単位で考えるとき、計算しやすいようにとりあえず寿命を84歳に設定すると、ちょうど今、半分の正午を過ぎたところ、いよいよ後半戦に突入です。最近、山に登ってみたり、皇居のまわりを走ってみたり、ニガテなことに少しずつ挑戦するようになりました。苦しいことはやっぱり嫌いです。でも、未知の世界に足を踏み入れること自体はワクワクするし、「まぁ、一度試してみようよ」と声をかけてくれる友人たちの存在も有り難い。それに不思議なことには「もう二度とごめんだ」と懲りたにもかかわらず、少し日が経つと「あれはあれで楽しかったなぁ」と思えるものなのです。
これから少しずつ太陽が高度を下げ、夕暮れになり、やがて夜が訪れます。淋しいっちゃ淋しいけれど、一日の最大のお楽しみは、やはり晩酌。美味しいお酒をいただくためにも、午後はネタになりそうな経験を重ねていけたらと思います(先日も下山後の打ち上げがやたらと盛り上がりました。日中がんばった人ほど夜のお酒ではしゃげるのですね、きっと)。