仲政丸 和歌山美浜 イサキ釣り (2022/5/23) 日ノ岬沖で突然の出会い!55cmの石鯛! | T.Tの釣行記録

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趣味の釣りのブログです.主に船釣りの釣行記録を載せています.

イサキ釣りで,初めて仲政丸さんにお世話になりました.日ノ岬沖まで遠征をしてくださる船宿さんです.途中小休止があったものの,大型イサキが爆釣で,トップ78匹でした.私はというと力及ばすでしたが,終盤に,55cmの石鯛が釣れました.ハリス3号のイサキ仕掛けで!オキアミ1匹で!まさかの突然の出会いでした! 楽しかったので今回は写真が多めです.

 

釣行日: 2022年5月23日(旧暦 4月23日,月齢22.3)
潮汐: 小潮(1日目)
風向: 北 3~5m/s
釣座: 右前方

 

船宿: 和歌山県 美浜 仲政丸
https://minnaga.com/nakamasamaru/

ロッド1: オレンジドルフィン 赤イカ・マイカII 180
リール1: シマノ 18フォースマスター 600,PE 4号 150m
 
ロッド2: アリゲーター技研 カイユウ LT64-180
リール2: シマノ 20ビーストマスター 1000EJ,PE 4号 300m
 
仕掛け: 船頭仕掛け(3本針),市販仕掛け(ハヤブサ 海戦イサキ手釣り MIXスキン+カラ針,4本針,全長2.4m,イサキ針6号,ハリス3号,枝15cm,枝間50cm)船テンビンK型50cm,鉄仮面120号,クッションゴム 2mm×50cm ※水深60mのため40cm天秤は絡みやすかったです.50cmが最適でした.

釣果: イシダイ(55cm) 1匹,イサキ(40-42cm×4,32-39.5cm×15,30cm以下×3) 23匹

※ 30cm以下のイサキはリリースしましたが,3匹だけキープしてしまっていました.


★アングラーの皆さま.安全な釣行をお心掛けください.自宅から船着場まではダイレクトに移動.必要最小限の立ち寄りのみで.皆様のご健康を願っています.★

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和歌山のIさんのお店を訪れたとき,仲政丸でのイサキ釣りを勧められました.日ノ岬沖のポイントに遠征し,ポイントの周辺をじっくりと探ってイサキの群れの上にピタッと船を留めてもらえるところが素晴らしいとのこと.いつかは行きたいと思っていましたが,このたび,ようやくそれが実現しました.きっかけは,仲政丸の釣果報告に載っていた笑顔のIさんとイシダイを手に持ったUさんを拝見したことと,Sさんからの後押しでした.久しぶりに初めての船宿さんです.いったいどうなりますことやら..

今週は土曜日まで隙間なく仕事が入っていて,月曜日だけしか空き時間がありませんでした.5月末で年休がバッサリと切り捨てられるので,思い切って行くことに.前日のお昼に予約しました.翌午前4時出船です.仮眠時間を考えて早めに自宅を発ちました.しかし,出船前から早々に凡ミス! 刺し餌用のオキアミレンガを事前購入するも自宅冷凍庫に置き忘れです.仕方がないので有田ICで一旦高速を降りて,24時間営業の紀の国屋湯浅店に立ち寄り,生オキアミLLのレンガを購入しました.早めに自宅を発って良かったです.港に2時に着きました.連日大漁のため氷不足が予測されるので,漁港で氷20kgを買いました.船上での潮氷に使うことにします.

 

3時40分,船長がやってこられました.乗船客数は6名です.前日の駆け込み予約だったため,最後の残り席になりました.ミヨシ席(右前)でした.何はともあれ準備開始です.まず,バケツに海水を汲んで,オキアミレンガを漬け込んで解凍します.しばらくすると汁が底にたまってくるので,上下を裏返して上部の解凍を早めます.マイたも網(40cm径)を持参しました.周りの皆さんも持参しておられましたが,自分のよりもサイズがコンパクトで扱いやすそうでした.隣の方におききすると,「600円!」とのこと.流石はベテランさんです.竿受けは,正月福袋でゲットしたスーパーラーク,バッテリーもセット,Amazonで購入した撒き餌スプーン(大)も持参と,結構な荷物でしたが,何とか準備は整いました.

 

午前4時ちょうどに出船し,日ノ岬沖を目指します.移動時間40分,ポイントに到着します.アミエビを詰め,仕掛けをセッティングし,一番下の針に刺し餌をして投入の合図を待ちます.船が流れてアンカーロープにテンションがかかります.指示棚がアナウンスされました.いよいよ,釣りスタートです.1投目は空振りでしたが,2投目でヒット.「をを.大きそう」 1匹目から35cmの大型イサキが釣れました.お隣の方も同じサイズでした.「大きい!」 3投目も,4投目もヒット.ポイント到着と同時に時合いでした.久しぶりのイサキ釣りで,ちょっとバタバタしてしまいましたが,30分ほどで手順を思い出しました.しかし,思い出した頃に時合いが終了.ポツリ,ポツリのペースになります.「止まりましたね」と,お隣の方と顔を見合わせます.

 

古くなった刺し餌を海に捨てながら,オキアミが流されていく方向で潮の向きを確認すると,船首から船尾に流れていました.ミヨシ席は潮上で不利ですが,コマセを撒き続けないと,船全体の釣果が落ちるので,ひたすら撒き続けます.コマセを撒いてから1~2分ほど放置すると,運が良ければ1匹掛かるかな,という感じでした.あまり長時間待ち過ぎるとコマセの量が減って船の釣果が落ちるので,リールのタイマー表示値を見ながら,約1分半,最大でも2分で回収してコマセを打ち直すことにします.

 

なお,ミヨシ席では,刺し餌の効果は抜群でした.トモと比べるとペースが遅いものの,何とかポツリポツリと拾えました.しかも半数以上が大型です.小さいイサキはリリースしました.小さいといっても25cm前後あります.普通だったらレギュラーサイズでキープですが..

そして,10時10分,出会いは突然にやってきました.着底して,リールを8回巻いて,竿を振ってコマセを撒き,2回巻いて待っていると大きな当たりが! 直ぐにロッドを上げて軽く合わせます.しばらく手動でハンドルを巻きますが,全然上がって来なくてクルクルと空回り.2クリックほどドラグを締めても空回りします.こういうときは,これ以上締めるとバレるという加太での苦い経験があるので,そのままやり取りをしていると,ふっと抵抗が弱まって上がってきました.10mほど手で巻き上げたところで電動巻きをスタートさせます.途中何度も引かれて糸が出ていきますが,何とか耐えました.天秤が来て,仕掛けを手繰っていくと,水族館で見たことのあるシマシマの魚が! 大きな石鯛でした! 焦って一発目はタモ入れ失敗.もう一度,頭を向け直して2回目で何とかタモに入りましたー.タモを上げるときの重量感がすごい.「石鯛が釣れました~」と思わず声が..スミマセン..ジャガリコ占いで「大大大吉」を引いた幸運は,まだ継続中のようです.


船長が写真を撮ってくださいました.直ぐに締めて血抜きをしますが,バケツが小さく,頭だけが浸かっている状態(苦笑)..しばらくしてクーラーボックスの潮氷に浸けて冷やします.ちょうどすっぽり.45Lクーラーボックスを持参して良かったです.

 

そのあとも頑張りますが,潮の流れは,右方向(ミヨシ→トモ)か,船底方向(右舷→左舷)かで,ペースはなかなか上がらずです.それでも,20匹ぐらいは大型イサキをキープできましたし,何と言ってもまさかの石鯛と出会えたことに大満足です.ただ,コマセは撒き続けてイサキの群れを留めておかないといけません.せっせ,せっせ.ポツリ,ポツリ..11時20分,ラスト1投のアナウンスがあり,11時25分に納竿となりました.大型が釣れ続いたことから,時間延長をしてくださったようです.船長,ありがとうございました.

 

★良かったこと:
・石鯛(55cm)が釣れたこと.Uさんの釣果写真からパワーをもらえたからだと思います.

・Iさんのお勧めの船宿さんにお世話になれたこと.

★反省点:
・序盤の時合いでバタバタとしてしまい,手返しが悪く,何匹かを採り逃したと思います.すみません.

・船頭仕掛け(3.5号,スキン)が一番よく釣れ,市販の3号仕掛け(スキン)でもそれなりに釣れましたが,市販の4号仕掛け(スキン)では渋かったです.刺し餌でのヒットが多かったのですが,スキンのギジエでも釣れました.しかし,自作仕掛けは,フロロ4号,ウィリーのギジエで作ってしまったので,出番がありませんでした.フロロ3号とスキンで作り直します..

 

石鯛を釣りたいと思ったきっかけは探偵ナイトスクープでした

 

私が石鯛を釣りたいと思ったきっかけは2019年12月に放送された探偵ナイトスクープの「亡き夫の釣り竿でイシダイ」を観たことでした.このときのロケ地の渡船屋さん(とせん丸)のページに,依頼者が釣った40cmと55cmの2匹に加え,同行者の野口さんの釣果と思われる1匹と合わせた3匹の写真が載っています.感動の内容でもあったのですが,釣果が凄すぎて,HDDレコーダに録った録画を何度も再生してしまいました.しかし,エサはウニとサザエ.串本カセにSさんと行く途中で,石鯛釣りのエサ代をお聞きしてさらにビックリ.磯釣りというハードルに加えて餌代が凄すぎで諦めていました.そんな中,まさか沖で石鯛に出会えるとは..奇しくも番組と同じ55cm..願いが叶いました!

 

動画リンク

 

写真集

 

イシダイのサイズは55cmでした.メスでした.

 

40-42cmのイサキは4匹でした.

 

32~39.5cmのイサキは15匹でした.ジャンボに僅かに届かなかった39.5cmが2匹いました.

 

30cm未満はリリースしましたが,3匹だけ残っていました.普通でしたら,このサイズがレギュラーサイズです.

 

仲政丸の釣り座の様子です.竿受けはありませんので持参が必要です.椅子もないのでクーラーボックスの上に座りましたが,忙しい釣りだったため,座る暇はほぼ無かったです.探検丸が使えました(アキュフィッシュ機能対応でした).魚締めハサミ,ペンチ,PEハサミ,雑巾があれば事足りました.針は素手で外せました.あと,ほとんどの方が小径のタモ網を持参しておられました.

 

自分のタモ網はこれです.昌栄ウルトラフレーム極 Ver.II 40cm+アルミ玉の柄です.大きすぎたと思いましたが,イシダイが上がってきたときは「このサイズで良かった~」と思いました.

 

石鯛を釣った市販仕掛けです.幹糸+ハリスはフロロ3号です.品番がTSUZUKA1となっていますので,ブンブンの特注品だと思いますが,SE360とほぼ同じ仕様です.SE360はスキン針はアジ針で,TSUZUKA1はオールイサキ針のようです.石鯛は一番下のカラ針につけたオキアミを喰っていました.チモト付近のハリスは歯形で傷ついていましたが,何とか大丈夫でした.

 

磯臭いと噂の石鯛でしたが,沖で釣れた石鯛でしたので,臭みは全く無く,トロっとしていて真鯛よりも美味しかったです.脂で包丁がギトギトです.腹側はもちろん,背側もこの脂ののりでした.

 

石鯛はメスでした.卵(石鯛,イサキ)と一緒に煮付けにしました.湯通しをしたあと,ストウブの鍋で煮詰めました.水と酒に,醤油,砂糖,みりんを絶妙に調合.最高でした!