マダイ釣りで畑中丸にお世話になりました.今日もヂノセトとコマサキ狙いです.真鯛は3匹でしたが,途中に立ち寄ったナカトで,ヒラスズキが釣れました!
釣行日: 2022年5月20日(旧暦4月20日,月齢19.3)
潮汐: 大潮の後の中潮(2日目)
風向: 微風 北東→東→南 1m/s程度
釣座: 右前方
船宿: 和歌山県 加太港 畑中丸
http://www.tsurisoku.com/hatanakamaru/
ロッド1: ダイワ 20極鋭 コンセプトゲーム L M-195AGS (73M調子のライトゲームロッド)
リール1: シマノ 18オシアコンクエストCT 200PG, PE 2号 200m
ロッド2: アルファタックル 夢人 KansaiWorks 加太真鯛 230
リール2: シマノ 18オシアコンクエストCT 300PG, PE 2号 300m
仕掛け: 自作高仕掛け: 7本針 → 6本針
幹糸: サンライン アジーロ 船ハリス SV-I,DUEL BIGフロロカーボン
針: 船頭針(金),ダイワ D-MAX グレ SS MULTI 7,8号
ハリス: シーガー グランドマックスFX 3号
釣果: 鯛 3,ヒラスズキ(58cm,1.9kg) 1,ハマチ 2,アジ 1
★アングラーの皆さま.安全な釣行をお心掛けください.自宅から船着場まではダイレクトに移動.必要最小限の立ち寄りのみで.皆様のご健康を願っています.★
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集合時間は4時.乗船客数は4人でした.今シーズン第4日目となるヂノセト・コマサキ狙いです.天気予報から判断すると,船は,ヂノセトでは右後ろ流れ,コマサキでは左流れとなることが予想されます.前半なら右,後半なら左ですが,前半勝負で右前に座りました.いったいどうなりますことやら..
4度目の正直ですので,今日は釣れるでしょう! 4時20分,ポイントに到着します.予想通り,船は右後ろ流れでした.船数は少なめです.加太の漁協の取り決めで,火曜日がお休みの船宿さんと,金曜日がお休みの船宿さんの2グループがあります(三邦丸などの例外はありますが).金曜日なので,船数は半分でした.魚へのストレスは小さいはずです..
第1投目・・・空振りでした.気を取り直して第2投目ですが,北風が吹いてきて後ろ流れに..嫌な予感がしますが,頑張ることに.しかし,空振りでした.う~ん..大流しはこの2回のみで,第3投目からは,ヂノセトのやや南から流すようです.目の前に休暇村紀州加太が見えます.風向きが変わって船は右後ろ流れに戻りました.いいかも..気を取り直して,仕掛けを落とします.やはり渋いようです.周りの船も釣れていません.そして,5時30分,ようやくヒットです.しかし,引きが可愛らしい..チャリコさんでした.赤色の毛糸で釣れました.何はともあれ1匹目です.
そして,ヂノセト南端に来たときでした.仕掛けを口に引っ掛けたメジロ(他船から逃げてきたメジロ)がやってきて,全員の仕掛けを絡め取りました.メジロは上がったものの,仕掛けがグチャグチャに..5本の仕掛けを解こうとするとタイムロスが大きいので,「仕掛けは捨てます」と船長にお伝えして,自席に戻って予備仕掛けを準備することに.針数を1本減らして6本仕掛けをマグネットに並べました.時合いは短いので急いで毛糸を付けます.
コマサキはまだ流れが速く,まだ早いとのこと.ヂノセトで頑張りましたが,真鯛の活性は低いままで,前半の勝負時間は不発でした.ヂノセトは次の潮周りからかも知れません..
気が付くと,時刻はまもなく6時です.コマサキに移動します.移動中,前方のナカト方面を見ると,数隻の遊漁船を発見.指を挿しながら「ナカトを流している船がいますね」と船長に.「一旦止まってみます」と船長.ナカトに着いて徐行しながら海の色をじっと確認する船長.うんと頷き,船が右にくるっと回って停止.「始めましょかぁ」のかけ声が.急いで席に戻って仕掛けを落とします.(6:15)
船は前流れのようです.何と幸運な..第1投目.着底と同時に針が持って行かれました.鯛ではない重い重量感が..「えっ,メジロ? エイ?」 駆け上がりの浅場なのでゴリ巻きすることに.途中,1回走られましたが,じんわりと上がってきました.浅場なので直ぐにサルカンが来ました.仕掛けを手繰っているときも2回ほど走られますが,幹糸のフロロを滑らせて対応します.上がってきたのは,メジロでもエイでもなく,ヒラスズキでした! 第1級ポイント「ナカトのヒラスズキ」.これは,正に釣ってみたかった魚です! ナカト狙いの潮ではない日に,突然,第1投目の着底で釣れました! 「これはいいです!」と自分.「ナカトでこのサイズはなかなか無いもんねぇ」と船長.「鯛よりもいいです!」と感謝しました.銀色のウロコが光って,かっこいい魚でした.黒色の毛糸を喰っていました.
ナカトの第2投目です.僚船の平井丸も来ています.ナカトなので船どうしの距離は近く,会釈をすると,女将の多津子さんが手を振ってくださいました.何かいいことがあるかも..と思っていると来ました.今度はチャリコではない真鯛でした.セルフでタモ入れ.エンジ色の毛糸のギジエで釣れました.
第3投目は序盤でお祭り.すみません.直ぐに解いて再開しますが空振りでした.トモ席で鯛2匹が上がったとのことです.第4投目で真鯛1匹を追加できました.背中側の方も1匹です.しかも大きい.今日一番かも.ほぼ50サイズでした.思わず拍手です.「やはりナカトはいいなぁ.そう言えばUさんは今年はナカト三昧の予定とおっしゃってたなぁ.」 ナカトは5流しで潮止まりとなり,コマサキに移動します.(6:45)
6:55,コマサキに到着.ここから1時間30分が勝負です.しかし,第1投目は異常なしでした.やはりまだ潮が速いのか? 船長判断で,流れの緩やかところを探して,少し東に移動します.7:10,僚船も集まっています.周りの船ではアジが上がっているようです.底狙いで誘うことに..すると,アジがヒット.巻きながら「アジです」と船長に.うなずく船長.良いサイズのアジでした.「大きい!」「いや,これが今のレギュラーサイズ!」と船長.まだまだ満足してはいけないようです.しかし,アジも鯛も渋く,コマサキ東部の4流し目でようやくヒット.アジの引きです.船長も近くに来てくださいます.「アジですね」と自分.頷く船長.しかし,あと5mのところで針外れ.「船長が近づいてくるとバレる?」「そんなぁー」 冗談です.毛糸のギジエなので仕方がないですね..
7:45,東部は4流しで終了し,最初のコマサキポイントに戻りました.船は相変わらず右流れです.予想に反して,後半も1番席のようです.本当に今日は運がいいです.これで釣らないと船長に申し訳ない..しかし,船中静かです.微風なので,スパンカーを畳まずに(帆を張ったまま)逆流しもして下さいます.少し上下に誘ってみたり,巻き速度を変えたり,毛糸の色を変えたり,少しだけナイロンのギジエを混ぜたりと,あの手この手を試しますが,真鯛には見向きもされませんでした..結局,コマサキでは加太真鯛230ロッドで2匹を上げられましたが,2匹ともハマチでした.
仕掛けを手繰るとき,「毛糸は一瞬でもテンションを緩めるとバレますから・・」と船長に伝えると笑顔でした.サルカンが来て,リールを巻く手を止めるのと同時に,竿先を上げながら仕掛けを素早く掴んでテンションが連続してかかるようにしないといけません.この日は慎重に行えたと思います.それでも,サルカンが来る前にですが,鯛1匹,ハマチ1匹,アジ1匹をバラしました・・・すみません.
8時10分を過ぎて船中静かになり,転流前後のチャンスに掛けます.8時30分の流しから東に流れを変え,9時10分ごろに北東に転流するも当たりなく,9時30分,納竿となりました.
★良かったこと:
・ヒラスズキが釣れました.第1級の磯場のナカトのヒラスズキ!美味しかったです!
・ナカトが最高でした.
★反省点:
・釣り座は最高でした.前半もナカトも後半も1番席に座らせていただきながら鯛3匹しか釣れず,本当に船長に申し訳なかったです.自分の力不足さを感じました.
・針の点検時,結びが180度回っていることがありました.もっと頻繁にチェックしないとと思いました.
写真集
ヒラスズキのサイズは58cm,1.9kgでした.小さい頭,可愛い目,銀色に光る魚体.男前で格好いい魚でした!
Photo Data: Canon PowerShot G10
真鯛は刺身で,ヒラスズキは優秀で,刺身,皮の湯引き,タタキ,塩ユッケ,アラの煮付けでいただきました.ヒラスズキの刺身は,背側は真鯛のような血合いがあり,腹側はアジのように皮を引くと銀色をしていました.また,不思議ですが包丁で切った断面にオーロラの光沢がありました.生わさびを調達し,鮫皮のおろし板で泡立てるようにわさびを擦りました.お皿に載せるだけの盛り付けでスミマセン..
じゃがりこ占いが「大大大吉」でした! 今日の強運はこのお陰かも知れません.ナカトのヒラスズキに出会うことができて良かったです.いい一日でした!