タイガーフィッシング奏丸 タイラバ&アカイカ泳がせ&イカメタル (2021/12/28) 2日目 | T.Tの釣行記録

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趣味の釣りのブログです.主に船釣りの釣行記録を載せています.

今シーズン2回目の串本冬イカメタルに行きました.前半のタイラバで,何と,シロアマダイが釣れました! 後半のアカイカ泳がせは不調でしたが,ケンサキイカのお土産は確保できました.前半で運を使い果たした感がありますが,いい釣り納めになりました.

釣行日: 2021年12月28日(旧暦11月25日,月齢23.8)
潮汐: 小潮(2日目)
風向: 北西 約6m/s → 4m/s
釣座: 左後方

船宿: 和歌山県串本町大島 タイガーフィッシング奏丸
http://tiger.the-maguro.com/
https://www.facebook.com/Tiger-Fishing-%E5%A5%8F%E4%B8%B8-128105454698995/

タックル1 ドテラ流しのタイラバ
ロッド: ダイワ 19紅牙MX エアポータブル N70XXHB-METAL AP (2.13m, 112g, 80-200gヘッド対応)
リール: シマノ 19バルケッタプレミアム 150DH, PE 0.8号 200m
仕掛け: ダイワ 紅牙ベイラバーフリーαワンデイパック 150g,リーダー用フロロ5号50cm付き,予備のタイラバヘッド:100g 120g 200g
スカート: ジャッカル チューニングネクタイ ストレート エビオレゴールド (N-19) (恐らく廃番)+ゼブラオレンジの中井チューン(カーリータイプ)
鯛サビキ仕掛け: 自作 鯛サビキ仕掛け フロロ5号 エダス2本 イサキ針10号

タックル2 アカイカ泳がせ(アカイカ飲ませ)
ロッド: アリゲーター技研 スタンディング ギル 14-175
リール: シマノ 19ビーストマスター 6000, PE 10号 300m,リーダー: 剛樹 黒潮狩人 究ハリス ナイロン 60号 4~5m PRノット
仕掛け: 自作 サンライン 大物ハリス 20号 105cm,DスイベルSS ローリングスイベル親子 1/0×1,捨て糸: フロロカーボン 7~10号 10cm弱+スナップ付きスイベル 3号前後,オモリ: 100号と120号 (予備 80号,150号)
針: インターフック ひらまさ・かんぱち 16号×2個の親子, 針間隔 18cm

タックル3 イカメタル(メタルリグ)
ロッド: ダイワ 18エメラルダス AGS イカメタル N65ULB IM
リール: シマノ 21フォースマスター 200DH, PE 0.6号 300m ※リブレハンドルでDH化
仕掛け: 自作 イカメタルリーダーSV-I エステル 3号 ※寸法はバレーヒル イカメタルリグ トリプルとほぼ同じです
鉛スッテ: ダイワ エメラルダス イカメタルスッテ TG SS 20号(75g) ブルーチャート
浮きスッテ: ブラックライオン 八角スッテ, 色: レッドグリーン, パープル

タックル4 イカメタル(オモリグ)
ロッド: カンジインターナショナル ST-metal SP-705FT
リール: シマノ 18ステラ 3000MHG, PE 0.6号 300m, カスタムハンドル: BLACK LION Cachalot un
仕掛け: 自作 イカメタルリーダーSV-I エステル 幹糸 4号 2m,エダス 5号 0.8m,ミニ天秤 カツイチ アームリグ SN-12 2号, 中オモリの上1mに1本の浮きスッテ用エダス(15cm) ※寸法はがまかつ イカメタルリーダーコンビとほぼ同じです ※幹糸は4号ではなく3号のほうがいいです
オモリ: メジャークラフト 御免なスッテ 中おもりスッテ 20号 赤黄
エギ: キーストン モンローエギ 2.5号 夜焚きチューン オレンジグローレッド
浮きスッテ: ブラックライオン 八角スッテ 色: レッドグリーン

※ タイラバネクタイ,エギ,スッテは,一番釣れたものを挙げています.

タイラバ釣果: シロアマダイ 1 (47cm),イトヨリダイ 2 (40cm, 26cm)

 

イカメタル釣果: ケンサキイカ(アカイカ) 28匹



※ トロ箱2段目を撮り忘れです.5匹を餌として使用し,23匹を持ち帰りました.

※ トロ箱はT.K Craft製です.鳥取の釣り人さんに紹介していただき,注文しました.寸法はフルオーダーメイドです.コンビニブロック氷が干渉せずに入る仕様になっています.
※ 海況が悪く,アカイカ泳がせ釣りの釣果はありません.

★アングラーの皆さま.安全な釣行をお心掛けください.自宅から船着場まではダイレクトに移動.必要最小限の立ち寄りのみで.皆様のご健康を願っています.★

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年内最後の冬イカメタルに行きました.これが釣り納めになります.お世話になったのは,串本大島のタイガーフィッシング奏丸(かなでまる)さんです.前回の12月18日と同じような天候で,午前中は強風が吹き,気温が低く,午後から徐々に風が止む予報です.雨は降らないようです.いったいどうなりますことやら..

前回と同様,ロング便なので14時出船で,まず,ドテラ流しのタイラバをします.和歌山南部特有の北西風が吹く中,浅場の底が砂地のポイントを攻めます.タイラバのヘッドは100g~200gで,この日は150gからスタートです.今日もダイワのお気軽セットを使います.船長の勧めで,鯛サビキ仕掛けも上に付けます.自宅で高仕掛けのミニチュア版(枝数2本,枝間50cm,枝長15cm)を準備してきたので,これを使います.

第1投目.反応無しです.予想外に風が弱く,船長から軽くするようにアドバイスをいただき,120gに交換します.第2投目以降も静かです.しばらくすると,風が吹いて船が流れるようになったので150gに戻しました.トモでは,Gさんがイトヨリダイを順調に釣っています.自分にはお触りのみで当たりなし.う~んと思っていると,ようやくヒットしました.高仕掛けに掛かっていました.40cmのイトヨリダイでした.やっと..

反応の薄い時間は続きます.コツコツと生命反応はあるのですが,針掛かりにまでは至らずといった感じです.ここで,ネクタイを3年前に白墨丸で4匹釣れたときのものに交換します.験(げん)を担いで持参していました! 神頼みですね.. すると,着底ドンで,イトヨリダイが釣れました.タイラバを喰っていました.しかし,26cmの可哀想なサイズです.リリースしようと思いましたが,ワタが大きく出ていたので,キープすることにします.

低活性のため,底でしか喰わないので,8回しか巻かないようにします.しかし,8回程度では誘導仕掛けが効果的に働かないので,12回巻いてクラッチと,8回巻いてクラッチを組み合わせて底を攻め続けるようにしました.しかし,厳しかったです.17時が近づいて,とうとう「あとひと流しです」のアナウンスが流れました.頑張らないと..

 

引き続き,誘導仕掛けを意識して,フォール時にネクタイが潮の抵抗を受けて流れるように(ヘッドからネクタイが離れるように)ブレーキを弱めにして速く落ちるようにします(フォール中に糸にテンションが掛かりにくいようにします).バックラッシュ防止で,着底が近づいたらサミングを忘れないように注意します.着底して直ぐに巻き始めると,1~2巻きしたところでドンと当たります.ジーーと大きく糸が出て行きました.「大きい・・・.」 しかし,鯛ではありません.「たぶん,大きなイトヨリやね・・・」と思いながら少しだけドラグを緩めて慎重に巻いてきます.あと少しのところで大きく暴れられましたが,何とか巻き寄せると,急に白い魚体が海面に現れました.「シロアマや!シロアマ!」 船長が嬉しそうにすくって下さいました.シロアマダイは念頭になかったのでしばらく呆然..アマダイは機会があったら紀伊半島の東側の船で出船して狙いたいと思っていましたが,まさか,イカ船で釣れるとは..しかも白いほう..奇跡が起きました! 「船長!2回続けていい思いをしています.こんなんで良いのでしょうか・・」と伝えながら,記念撮影.「いい正月が迎えられますね~」とハマー浜口船長..



最後の流しはまだ続きます.引き続き,オレンジゴールドのネクタイに頼りながら巻き巻き..上の鯛サビキを前回使った仕掛けに交換してあがきましたが,当たりはありませんでした..17時になって,回収の合図が..イカのポイントに移動します..


移動中にアカイカ泳がせ,メタルリグ,オモリグの3本を準備します.今回は,陸(おか)でリーダーを結んでおきました.スッテを付けるだけで,楽々です.左トモの釣り座にスタンバイします.17時30分,ポイントに到着.アンカーを降ろしてロープが張るのを待ってスタートです.水深は50mぐらい.月はなく,下げ潮です.釣れる期待しかありません..

 

まずは一投目.メタルリグで反応なし.5分,そして10分が経過.釣れません.「オモリグの日かなぁ・・」とタックルをオモリグに交換.前回と同様に,上に八角スッテ(赤緑)を付けます.すると,オモリグの1投目からヒット! しかも重たいです.「これはダブルです」とつぶやくと,それをきいた船長が「ダブル!ダブルらしいよ-」と抜き上げる前から拡散..これでシングルだったら恥ずかしい・・,と思っていたら,やはりダブルでした.良かった..赤緑の八角スッテと,オレンジグローレッドのモンローエギに掛かっていました.このあとも1投1匹のペースで連れ続けます.オモリグの日であることが確定しました.

 

一方,アカイカ泳がせの方は静かな時間が続きます.元気のなくなった餌を付け替えつつ棚を変えて待ちますが魚信なしでした.船長から上の方で反応があるよとアドバイスをいただいて,底から15mぐらいを狙ってみますが,スルメイカに食べられて餌がなくなることが多発します..しかし,ミヨシでは,スルメイカの攻撃をかいくぐって1匹がヒット! さすがです..私にとっては今日は厳しそうです.

右トモのGさんも,今日は厳しいとおっしゃっていました.表層にはスルメイカの大群が周期的に押し寄せています.泳がせのエサ交換で目を離したスキに,オモリグの置き竿にヒット(水深1mに垂れていたエギにヒット)! ミヨシのグループさんに指摘をしてもらって慌てて抜き上げます(苦笑).スルメイカ1匹が釣れました.交通事故で釣れた1匹でした..

船長は置き竿でスルメイカを釣ったり,表層のサバを網ですくっています.こんな日は楽しまないと,ですね.持ってきたエギを順番に使って楽しむことにします.モンローエギ(オレンジグローレッド),フラッシュブーストは安定でした.一方,この日については,パタパタとネオンブライトは私には合わなかったようです.船長から「スッテを引いてきても釣れるよ」とコメントをいただいたので,エギの代わりに八角スッテを付けてオモリグで引いてくると,すぐに1匹が釣れました.「オモリグスッテ釣法」とでもいうのでしょうか..なかなかでした. 22時になり,8時間のロング便の納竿となりました.

 

結局,アカイカ泳がせ釣りはボウズでした.これまでタイガーフィッシング奏丸さんにてアカイカ泳がせ釣りでは9回お世話になりましたが,泳がせボウズは2回だけです.こんな日もあります.前回のボウズの時は,串本のビジネスホテルに宿泊して翌日にリベンジしましたが,今回は翌日に外せない用事があったので止めました..最後は微妙な感じで終わりましたが,シロアマダイ釣果が全てを救ってくれました.良い釣り納めになりました.

★良かったこと:
・初めてシロアマダイが釣れました.47cmでした.
・オモリグスッテ釣法(?)を覚えました.
★反省点:
・串本で初めての根掛かりが1回ありました.ネオンブライトのエギ1個を失いました.お祭りも引き起こしてご迷惑をお掛けしてしまいました.
・オモリグ仕掛けの糸が幹糸4号&エダス5号だったため,結び目がガイドに引っかかってキャストしにくかったです.次回からは3号&5号に戻します.

写真集

船中の釣果です(イカメタル釣果は別途).今回もイトヨリダイがよく釣れました.

 

47cmシロアマダイの重さはワタ抜き1.33kgでした.


 

シロアマダイが釣れた時に使っていたネクタイと針です.3年前の白墨丸では,このペアのネクタイで4匹が釣れました.今回,神頼みが通じました! ダイワ仕掛けはシマノ仕掛けと比較してハリスが短いので9cmで結び直して挑みました.サーベルポイントは刺さりが良いものの半スレ仕様なのでテンションを緩めないように注意が必要です.針サイズは最近の流行にあわせてSサイズを使いました.

 

左トモで2本竿です.手前側は手持ちのオモリグタックルです.奥側はアカイカ泳がせの置き竿です.


串本のカモメを見ると,どうしても故チックコリア氏を思い出してしまいます.Return-to-Forever..

Photo Data: Nikon D500, AF-S DX Nikkor 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR

 

後日,船長がスマホで撮った写真を送ってくださいました.いい釣り納めになりました.