カツオ・キハダ釣りでタイガーフィッシング奏丸にお世話になりました.潮岬沖に30隻近い船が集結.幸運にも素晴らしい海況に出会えました!
釣行日: 2021年11月2日(旧暦 9月28日,月齢26.7)
潮汐: 若潮
風向: 北東 約3m/s → 1m/s
釣座: 右後方
船宿: 和歌山県串本町大島 タイガーフィッシング奏丸
http://tiger.the-maguro.com/
https://www.facebook.com/Tiger-Fishing-%E5%A5%8F%E4%B8%B8-128105454698995/
タックル1 完全フカセ
ロッド: レンタルロッド
リール: レンタルリール
タックル2 オキアミ天秤五目
ロッド: アリゲーター技研 カイユウ FBS190 (1.9m, オモリ負荷 60-150号)
リール: シマノ 20ビーストマスター 1000EJ, PE 4号 300m
仕掛け: 船テンビンK型 50cm,ラークカゴ 特大,ナイロンハリス,ふかせヒラマサ針
本カツオ 3,ハチビキ 1,ヤイトハタの幼魚 1(次回からはリリースします)
※写真は船中(3人分)の釣果です.
★アングラーの皆さま.安全な釣行をお心掛けください.自宅から船着場まではダイレクトに移動.必要最小限の立ち寄りのみで.皆様のご健康を願っています.★
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8ヵ月ぶりに,串本大島のタイガーフィッシング奏丸(かなでまる)にお世話になりました.3月のスルメイカ爆釣90匹のとき以来です.信也丸下船後に船長と連絡が取れ,その場から急遽串本に向かうというゲリラ釣行でした.いったいどうなりますことやら..
出先の椿において,手元にはコマセ真鯛のタックルしかありません.急な釣行のため,完全フカセ用のロッド・リールはレンタルすることに.なお,コマセ真鯛の天秤でハチビキが狙えるとのことでしたので,太いハリスと150号のオモリを近くの釣具店(釣太郎 白浜店)で調達しました.14時には串本駅前の行きつけのビジネスホテルに到着.チェックインは15時からなので,スーパー(オークワ)に行って餌のサバと締め用の塩を調達しました.鮮魚コーナーを偵察すると30cmのイサキが700〜800円で売られていました.「同じようなサイズが6匹もクーラーボックスに入っているなぁ」と思いつつ,15時になったのでビジネスホテルにチェックイン.ノートパソコンを持参していたので仕事をしてから早めに就寝します(2日間の年次休暇を申請していましたが,職業病で隙間時間に仕事でした).
3時30分起床.港に付くと,波止には既に1台の車がとまっていました.5時過ぎに船長が来られたので,お客さんと船長にご挨拶.私はトモに座らせていただきます.この日は客2名と船長の3人でした.5時30分,出港します.
シアイ瀬からスタートです.ポイントに到着し,まず,フカセの糸を出してから,天秤仕掛けを落とします.水深は90mぐらい.徐々に深くなるとのこと.着底して5m巻いて待ちます.すると早々にヒット.深場なので追い食いを狙いたいなぁと少し待ちます.しかし,結構暴れているので15秒ほどで粘るのを止めて上げることに.「赤い!」大きなハチビキでした.「あっ,連掛けや」と抜き上げると,下の魚がポッチャン.がーん.何はともあれ,初めてハチビキを釣りました!40cmぐらいでした.
ハチビキを締めていると,船長のフカセ竿の糸がジャーーっと出ていきます.「これはキハダや!」と船長.「えっ,もう?」 第1投目からキハダマグロがヒット.超重そうです.ガンガン巻いている船長.「タモ入れ,頼みます」「はい」 昨年にメーターカンパチのタモ入れをさせていただいたときのことを思い出しながら,慎重にタモ入れ.すっぽり.しかし魚体が1/3もネットからはみ出しています.「そのまま垂直に真っ直ぐ上げて!」2人がかりで引き上げてランディング成功.約1.1mの20kg級でした.良かった..キハダマグロのタモ入れを初めて体験できました!
今日はドテラ流しです.船が流されるにつれて水深はどんどん深くなり,天秤仕掛けは静かになりました(迷惑にならないように2流し程度で回収).フカセに集中します.すると,自分の竿にもヒット! しかし,あと10mでハリス切れ.誤って,レンタルリール(石鯛リール)のスプールロックレバーに手が触れてしまったようです.申し訳無い..周りを見ると,潮岬沖には30隻近い船が集結していました.しかも,あちこちで石鯛リールのジャーーという音が響いています.常に誰かの竿が曲がっていました.落ち込んではいられません.すぐに予備の針を結びます.コマセ真鯛用のマダイ針ですが,8~14号までを一通り持ってきていたので助かりました.
※隣の船でファイト中の様子です.
そして,7時ごろになって,時合いがやってきます.カツオの時合いは戦場でした.3人全員がヒットの瞬間もあったかも.バタバタバタっと30分以上も釣れ続きました.自分は5~6ヒットで,3匹しか上げられませんでしたが,もう1人のお客さんと船長は着実にキャッチしておられました.う~ん,何かが違いました..
そして,突然そのときがやって来ます.時合いの最中に,どこからともなく4mぐらいのサメが出現! 丁度,船長がファイト中でしたが.そのカツオをパクリ.「最悪やぁ!」と船長. カツオの泳がせ釣り(?)で巨大なサメが釣れてしまいました.オーバー100kg級.いつの間にかカツオもいなくなって,時合いが終了しました.
そのあとも,ポツリ,ポツリと忘れた頃にヒットしますが,おおむね静かな時間が続きます.ポイント移動を繰り返していただくも2度目の時合いはやってこず,納竿となりました.ミヨシのお客さんは体力を使い切ってお昼寝中.帰路では船長は船をゆっくりと走らせています.悠々さが感じられました.大漁の凱旋帰港でした.
★良かったこと:
・本カツオ3匹の釣果.しかも,約65cmの大きいサイズでした.
・素晴らしい海況とカツオの時合いに出会えました.戦場でした.
・初めてのハチビキ釣果.
・初めてシアイ瀬に行けました.
★反省点:
・リールの扱い方がダメでした.自分のタックルで再挑戦します.
・リールの巻き方がダメでした.
・いつものガチャガチャ感が消えませんでした.
・今回も課題が山積みです..
写真集
戦場のようなカツオの時合い経験を終えて..港にもどってからの余韻がやばかったです.
3匹のカツオのサイズは70cm弱でした.
ハチビキのサイズは43cmでした.
ハチビキはオキアミ天秤仕掛けにサバの切り身を付けて釣りました.
カツオは,刺身,タタキで食べましたが,家族が食べきれずに残ってしまった刺身・タタキは,全てフライパンに集めてカツオフレークにしました.日持ちがするので,1週間ぐらい楽しめました.リピート決定です.アレンジ料理も豊富で特にキャベツ・玉ねぎ・マヨネーズと炒めた料理は長男が美味しいと言って爆食いしていました.
ハチビキも脂が乗って美味しかったです(写真なし).刺身一択でした.