釣行日: 2020年9月12日(旧暦7月25日,月齢24.0)
潮汐: 小潮(3日目)
風向: 南東 約1~2m/s
釣座: 右舷前方
船宿: 和歌山県 加太港 畑中丸
http://www.tsurisoku.com/hatanakamaru/
ロッド1: ダイワ 極鋭ライトヒラメ M-212 AGS
リール1: シマノ オシアコンクエストCT 200PG, PE 2号 200m
ロッド2: アルファタックル 夢人 KansaiWorks 加太真鯛 230
リール2: シマノ オシアコンクエストCT 300PG, PE 3号 200m
仕掛け: 自作高仕掛け: 7本針
幹糸: BIGフロロカーボン
ハリス: シーガー グランドマックスFX 3号
針: 船頭針(グレ針),ダイワ D-MAX グレ SS MULTI 7号
釣果: マダイ 2,サバ 1,アジ 1
★アングラーの皆さま.安全な釣行のため,移動は自家用車.相乗りをしない.1人 or 家族で移動.自宅から船着場まではダイレクトに移動.必要最小限の立ち寄りのみで.そして,少人数制限(例:船の四隅に1名ずつ)の船宿を選んでください.皆様の健康を願っています.★
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今月は全ての平日に予定がはいっているため休暇の取得が難しく,土日での釣行となります.今日はその1日目です.前回と1日ずれて10日の潮時です.いったいどうなりますことやら..
4時50分集合.乗船客数は私を含めて3名でした.前回と同様,行き先はナカト沖ですが,その前に,友ヶ島のすぐ北のポイントに立ち寄ります.ポイントに到着すると,出船が早かったせいか,まだ暗いです.周りには他船は2~3隻しかいません.船首はほぼ東を向いています.第1投目.静かです.2流し目,やはり静かです・・・が,流しの最後でトモの船長が鯛1匹を上げました.居ることは確かなようです.3流し目.残念ながら,海は静かなまま.最後にコツコツと触っただけでした..出船前に船長から「3流しだけする」と言われていましたのでこのポイントはここまで.今日の本命,ナカト沖に移動します.
空はすっかり明るくなっています.2週間ぶりのナカト沖.前回はたくさん釣れました.今日はどうでしょうか.. 第1投目,第2投目,静かな時間が続きます.が,7時を過ぎた頃にやっと時合いが訪れます.ベイトが流れ出したのか,表層で青物の魚影が濃厚に.船中で急に釣れ出しました.サバ,サバ,サバのサバ祭り.水深60m→45mのゆるい駆け上がりのスジでした.仕掛けの一番上の針が25m付近に来るまでリールを巻くと,ヒットしました.糸がフワッとなって,魚が駆け上がってきていることがわかります.テンションが掛かるまで高速に巻き取ります.意外と表層まで駆け上がってきて,早々にサルカンまで来てしまいました.まだ,魚は元気な様子.「しまった!仕掛け回収でのやり取り勝負か・・」と思っていたら,すんなり体を横にして浮き上がりました.サワラ特有のキレイな模様が朝日に反射してキラキラします.シャキーン! 一瞬で目が覚めました! 「サワラや!」(実際にはサゴシサイズ)と思わず叫びます.慌ててタモ入れをすると,魚体の1/4ぐらいが入ったところで,急に船底に向かって走り出しました.「行くなー」と心の叫び.ギュっと糸を掴んでしまいました..ここからは,魚との綱引き.3秒か5秒かはハリスが何とか耐えてくれたのですが,綱引きの結果,逃げていきました.サ・ヨ・ウ・ナ・ラ...仕掛けを上げてみると,何と,ハリス切れではありませんでした.針が伸びて外れたようです.サワラ(サゴシ)の破壊力を思い知りました.「・・・上げたかった」.なんとも言えないため息が出ます..残念です..
その後もサバ祭りは続きます.ここで対策.サバの層は30mよりも上と判断.針が30mよりも上に来ないように,底から少ししか巻かないことに.すると,着底後すぐにヒット.恐らく鯛.ただ,小ぶりなのか,三段引きではなく,周期的なクックッといった引きです.上がってきたのは40サイズでした.やっと一安心です.船長と「今日は浮いてませんね.底ですね」「今日は底やね」と確認.その後,1匹を追加できて何とか2匹になりました.ミヨシの後ろのお客さんにも「今日は底です.リールのカウンタで30mまで巻けば十分です」とお伝えしました.
ひと流しのあと,風も弱いのでここからは全て逆流しに.しかし,ベイトも徐々に流れなくなったのか,再び静かな海に戻っていきました.魚探にポツポツと真鯛の影が映るスジを探りながら流してくださいますが,喰う気配なしで,触りすらなし..ふと,周りを見ると,2週間前と同じ大船団.今日も全船ナカト沖に来ているようです.他船はどうなのかなぁ・・と思いながら,釣れない時間が続きます.終盤,船長がポイントを大きく南に移動してくださったりしましたが,今日はそういう日でした.自然が相手では何も逆らうことができません..静かな海のまま10時30分を迎え,納竿となりました..
帰宅後,仕掛けを確認すると,結構傷んでいました.1回しか使用していませんが,処分しました.(一部は捨て糸として使います)
★良かったこと:
・何とか2匹釣れたこと.
・見事な快晴で気持ちが良かったです.
★反省点:
・サゴシのタモ入れ,魚と綱引きをして失敗..とっさの対応が不充分でした..
・朝一番のポイントで掛けられなかったことも残念です.触りは2度ほどあったのですが..
サゴシに伸ばされた針です(右下).左の2本は伸ばされる前の針形状.サゴシの破壊力に驚愕..
何と,翌日に57cmが,翌々日に65cmが釣れていました!
自然が相手ですから,仕方がありませんね..次回,良い潮に出会えることを願っています.