T.Tの釣行記録

T.Tの釣行記録

趣味の釣りのブログです.主に船釣りの釣行記録を載せています.

7月20日から串本でシマアジの爆釣が続いています.釣具店で情報をおききして,すぐに電話で予約しました.結果は3匹でした.3年前の丸坊主がトラウマになってしばらくシマアジ釣りから遠のいていましたが,貴志丸さんのおかげで克服できたような気がします.感謝しかありません.

 

釣行日: 2024年7月24日(旧暦6月19日,月齢18.2)
潮汐: 大潮の後の中潮(1日目)
風向: 南西 微風
釣座: 左胴

 

船宿: 和歌山県 和深 貴志丸
https://minnaga.com/kisimaru/

ロッド: 剛樹 シマアジリミテッド 210SR (SJLTD210SR)(2.1m,ライン負荷 3-12号,ウェイト負荷 50-100号)

リール: シマノ 20ビーストマスター 1000EJ,PE 4号 300m,リーダー:なし(大型ダブルスナップを直付け)

 

仕掛け: 船長指定の号数と長さの仕掛け(自作しました),先針:オーナーばり カンヌキ青物 12号,下田漁具 シマアジ針15号~16号,枝針:下田漁具 シマアジ ウイリースキン針 16号 ※半スレの針は向いていないと思います
クッションゴム: 2.5mm 50cm

天秤:ML天秤 40cm(船テンビンK型の50cm相当)

オキアミカゴ:ラークカゴ(大) ※特大はNG  ※またはサニーカゴ(Lマーク2)(紫色)

オモリ: 六角オモリ100号(持参したオモリ:80号×1個,100号×3個,120号×1個)※ポイントの水深によって変わると思います.

竿受け: スーパーラーク(持参不要です.船に備え付けられていました.DXサポートだけ要持参です.)


釣果: シマアジ 3匹,真鯛(45cm) 1匹,サバ 30匹前後(11匹だけをキープ)

※シマアジの下に,サバとタイが居ます.
※シマアジは,氷が直接当たらないように,濡らした新聞紙でサンドイッチし,クーラーボックスの一番上に収め,上側の新聞紙の上に氷を乗せました.一番上に氷があった方が庫内全体が冷えます.実験済みです.

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シマアジ釣りで貴志丸さんにお世話になりました.釣具屋さんにて「7月20日から串本でシマアジが爆釣している」との情報をおききしました.1船で20枚上がっているとか.インターネットで確認すると本当でした.「今だったら釣れるかも.」 すぐに貴志丸さんに電話をしました.幸い,水曜日に1席残っていました.ギリギリセーフです.お電話で,船長から準備する仕掛けについて丁寧に教えていただきました.ありがとうございます.貴志丸さんは初めて利用します.いったいどうなりますことやら...


4時30分集合.22時に大阪を出発し,2時間前に到着しました.最後の予約者なので残り席と思い,車内で仮眠します.左舷胴の間に座りました.4時50分,港を出発しました.

 

陸沿いに南に船が走り,5時25分,ポイントに到着しました.既に各船が集結しています.全部で8船ほどいますが,全員待機中のようです.貴志丸船長が悠々と流し始めのポイントを見定め,「ポッ」とブザーで合図を出しました.すると,各船釣り開始となりました.詳しいことはわかりませんが,このポイントは貴志丸に優先権があるのかもしれません.

 

何はともあれ,第1投目です.仕掛けを着底させてから,指示棚までリールを巻きます.シャクらずにそのままジッと待っているとヒットしました.「え? いきなり!」 慎重に巻いてきます.船長「アジか?」,自分「わかりませんが,たぶん」.上がってきたのは,真鯛でした.残念そうな船長.セルフタモですくいます.食べ頃サイズでした.船長から支給されたタイバンドで尾びれを縛って印をつけてから生簀に入れました.(後から絞めてクーラーボックスに移動させました)

 

シマアジはゆるゆるドラグが基本.リールから出ているPEを手で引っ張って効き具合を確認しながら投入しました.しばらくするとサバが回ってきました.各船の撒き餌に反応して集まってきたようです.サバが掛かると,ふっとテンションが抜けたり,ブルブルとした当たりがあります.こういうときは,高確率でサバです.お祭り防止ですぐに巻かないといけません.巻き始めると,簡単に上がってくるので,シマアジではなくサバであることを確信.速やかにドラグをキツく締めて,全速で上げてきます.絡み防止です.そして再投入前にドラグを再設定.これの繰り返しでした..

 

トモでは早々にシマアジが上がっています.流石です.1時間ほどが経過し,ようやく自分にも当たりが来ました.リールを巻いてもなかなか上がってきません.ビャーっと大きく走りったりもします.こうなるとシマアジであることを確信.船長から「アジか?」と再び確認.「はい!これはそうやと思います」と自分.電動リールで18ぐらいの速度+ゆるゆるドラグで対応すると,1~2分が経過してから,ゆっくり,そして,ゆっくりと上がってきました.最後の5~10mのレンジで抵抗されて粘られますが,それを過ぎると,水面ではおとなしくなります.船長にすくっていただきました.ありがとうございます.ようやく,何とか釣れました! 先針のオキアミを喰っていました(カンヌキ青物12号).人生,初シマアジでした! (※子供のシマアジ(30cm)を除く)

 

時合いなので,気合いを入れて頑張ります.しかし,ヒットしても,プチンと外れます.実際には音はしませんが,何故かイヤな音が頭に響きます.ちょっとドラグがキツかったようです.「この強さでもあかんのか・・・」 正に,ガラスの唇でした. ドラグの調整をさらに入念にします.PEを手で引っ張ったり,スプールが回らないように指で押さえながらハンドルをグルグル回したりして,適切なドラグを追い込んで見いだして行きました.

 

2回目の底バラし・・.シマアジがプチンと外れたあと,仕掛けを回収中に中層でウイリー針にサバがダブルで掛かりました.サバがトモ方向に走って,ご迷惑を..あっという間の出来事でした.今回の釣行での最大の失態です.本当に申し訳ありませんでした.このあと,サバダブルとならないように,3本針仕掛けから2本針仕掛けに(ウイリー針を1本に)仕掛けを組み替えました.再発防止です.

 

2枚目のシマアジは,意外とすんなり上がってきて,一瞬サバか?と思ったのですが,シマアジでした.ミヨシのかたにすくっていただきました.感謝です.ウイリー針の水色を喰っていました(下田漁具 シマアジ ウイリースキン針 16号).

 

7時30分,5回目のヒットが訪れました.大きいです.なかなか上がってきません.しかも,ビャーっと10m以上も走ります.一時的に水深を超えた糸が出ますが,焦らずにやり取りをします.何度も走られます.「大きい」 ドラグを1クリックでも締めると口切れするので,ドラグを触らずに我慢します.すると,ゆっくり,ゆっくりと上がってきて,船長のタモに収まりました.ありがとうございます.オキアミを付けた針を喰っていました(下田漁具 シマアジ針15号).「ええアジや!上手やね」「(そんなことはありません)前回は散々で,今日が2回目です.ビギナーズラックです.」と自分.何はともあれ,目標(1枚取れれば十分,2枚欲しいけど,3枚釣れれば万々歳)を達成できました! SさんにLINEをして,経過を報告しました.

 

これ以降,サバ祭りになりました.そんな中でも,ミヨシで1枚上がったりするので,気を抜けません.周りの船を見渡しても同じような状況のようです.それにしても暑かったです.2Lの水を持ち込んだのですが,飲み干しました.港に戻ってから飲もうと思っていたノンアルコールビール(ALL-FREE)にも手を付けてしまいました.船長も操舵が大変そうで,途中,休憩宣言をしておられました.感謝です.


※海側が背景の写真です.陸側背景では撮りませんでした.

 

結局,11時15分までサバ祭りが続き,納竿となりました.サバは30匹以上は釣れたと思います.大きいサイズを選んで,鯖折りしてクーラーボックスに入れていきました.2回目のシマアジ釣り.熱い,いや,暑い1日が終了となりました..


★良かったこと:

・シマアジが3匹釣れました.5ヒット3ゲットでした.

・シマアジとのやり取りを楽しめました.色々な方からおききしていた通りでした.教えてくださった皆さんに感謝です.

・自作仕掛けで十分対応できました.

・SJLTD210SRでシマアジが釣れました.このロッドは2年以上前から持っていたのですが,落とし込みイサキ釣りなどでしか使っていませんでした.ようやく本来の目的で使えました..
★反省点:

・サバが泳いでトモの方とお祭りしました.あっという間の出来事でした.本当に申し訳ありませんでした.

・色々と船長にご心配をお掛けしてしまいました.申し訳ありませんでした.

 

2024年7月24日の貴志丸さんについて

  • 素晴らしい船長さんでした.
  • 和深港へはトンネルを抜けてすぐに脇道に入る必要があります.道が細いので,カーナビまたはGoogleマップが必須です.地図はこちらのページの「詳細マップ(2)」が正確です.
  • 竿受けが全席に備わっていました.DXサポートを持参すれば利用できました.
  • 探見丸を固定する台座が全席に備わっていました.クランプの持参が不要でした.これは珍しかったです.
  • 氷は2回いただけます.乗船時に1人1/2ブロック(1.9kg?),下船時に1人1ブロック(3.75kg?)が配られました.乗船時にいただいた氷で潮氷を作り,釣れた真鯛,サバを予冷できました.イケスに入れることもできますが,弱い魚は絞めていった方が良いとのことでした.
  • シマアジは,配布されたタイバンドで印を付けてイケスに入れ,港に戻ってから船長が絞めて予冷してくださいました.
  • 血抜き,神経締めをしたい人はワイヤーなどの道具の持参が必要でした.
  • クーラーボックスは35Lで十分でした.シマアジは港に戻ってから絞められるので,容量が心配な場合は2個目のクーラーボックスを自動車に積んでおけば対応できると思います.
  • 乗船料は後払いでした.港に戻ってから奥様に支払いました.
  • フロロの太さと長さについては予約時に船長にご確認ください.その都度変わると思います.
  • ラークカゴは,「特大」では大きすぎるとのことで,「大」に交換しました.2種類のサイズを持参していて良かったです.サニーカゴ(紫色,おそらくLサイズのマーク2)もおすすめとのことでした.
  • お祭りすると,フロロを切って解決することが多かったです.今回は5~6個の仕掛けを消費しました.
  • 配布されたオキアミは刺し餌が取れる上質なものでした.暑い日は,一部をジップロックに入れて,クーラーボックスに移動させる必要があります.今回,これを忘れて,最後はドロドロ気味でした..(反省)
  • 水くみバケツはありました.タモは複数席で共用でした.
  • 本命以外の魚は生け簀にいれず,絞めてクーラーボックスに入れていったほうがいい感じでした.
  • 鯖折りしたときの血の洗い流し(掃除)は毎回行いました.
  • 帽子,汗拭きタオル,2L以上の水,日焼け止めは必須でした.
  • かなりオススメの船宿さんだと思います.

 

写真集

 

シマアジのサイズは55cm前後でした.Sさんに差し上げた1匹も同じサイズでした.

 

真鯛のサイズは45cmでした.

 

シマアジの重さは,最大2.12kg,最小1.72kgでした.2番目はSさんに差し上げましたので未計量です.

 

サバは500g~747gでした.

 

ありがとうございました! ※写真は貴志丸ホームページより