ちよりは抵抗もせず、僕のするがままに身を任せる。
病室のベッドに僕は横たわり、ちよりは覆い被さるかたちだ。
厚手のブレザーがもどかしく、僕は手を差し入れてその柔らかさを確かめようとする。
しかし、ワイシャツと下着に阻まれ、本当のちよりの感触には程遠い。
僕の興奮に比例して、折れた足が痛んだが、僕を止めることはできなかった。
僕はワイシャツのボタンを毟るようにはずし、ちよりの飾り気のないブラジャーに手をかけた。
ちよりが一瞬だけ身を竦めたが、僕の手は止まらなかった。
多少乱暴に下着を押し上げ、手を忍び込ませる。
ようやく僕はちよりの柔らかさ、大きさ、重さを手のひらで感じた。
ちよりの足は力をなくし、僕の胸に顔をうずめる。
僕は舌でちよりの唇を犯し、手のひらでふくよかな膨らみを蹂躙した。
こわばっていたちよりの体は、僕の腕の中でやがて溶けるように柔らかくなっていった。
女性本来の、柔らかい感触が、僕をさらに狂わせる。
すでにちよりの唇は、僕の舌に犯され、跡形もなく溶けてしまったように、僕の唇との境界線は朧だ。
始め閉じられていた目は、今は忘我の状態で天井を虚ろに映している。
たまに漏らす吐息は、少女を感じさせず、喘ぎのように僕を駆り立てる。
いつの間にかちよりも自らの舌で僕の舌を求め、時折喉を小さく鳴らし、唾液をのむ。
僕はちよりの背を撫で、髪の毛を撫で、乳房を撫でた。
僕が彼女を抱きしめたのは、愛情でも性欲でもなく、多分怒りからだろう。
ただ、タイミングは間違いなく愛情表現としかとれないものであったから、ちよりは少し驚き体をこわばらせたが、ぎこちなく僕の背中に小さな手を回した。
僕は汚れを知らないちよりの涙に嫉妬し、破壊衝動に駆られただけだった。
ちよりが僕の手の中で壊れそうだった。
僕は力を弱めず、ちよりの体温をかみしめた。
「もう…苦しいよ」
ちよりはつぶやく。
優しく、僕の背中を撫でながら。
僕は体をゆっくり離し、すぐにちよりを引き寄せ、小さな唇を蹂躙した。
可愛らしいキスではなく、全てを舐め回すように。
ちよりの動揺が僕の胸に直接伝わる。
彼女の柔らかい弾力を突き抜けて、鼓動が激しく感じられた。
それでも僕は、ちよりの唇をまさぐり、舌を絡め、口中を舐め回した。
あまりに可憐で、清らかな彼女を憎み、徹底的に壊してしまいたくなった。