僕が感じた破壊衝動は、多分そもそもは罪悪感から生じたものだろう。
汚れを感じさせない、ちよりの可憐な涙を見たときに、自分がひどく矮小に思え、劣等感や嫉妬心から覚えた破壊衝動。
ちよりを、ちよりの体を犯すことで、ちよりを自分と同じ、薄汚れた人間に貶めたかったのかも知れない。
よく言えば、ちよりを愛するが故。
だから、生理を理由に僕を制止したちよりに対して、僕の衝動は衰えることはなかった。
ただ、確かに生理中のちよりを病室で抱くことには、多少の抵抗感はあった。
足の痛みも強くなっていたし、満足に体も動かない。
だからと言って、一度生じた興奮も破壊衝動も、易々と収まってはくれそうもない。
そして僕は、自然にちよりの手を取り、僕の股間に導いた。
小さく白い手を上から握りしめ、ちよりに僕自身を握らせる。
服の上からでも感じられるほど、堅くなったそれに触れ、ちよりは怯えた表情を見せた。
僕は無言でちよりを見つめ返し、ちよりの手を押さえながら上下に動かした。
ちよりは目をキョロキョロさせ、愛撫を受けていた時よりも頬を赤らめた。
首筋を舐め、乳房を舐め、唇を舐める。
ちよりの反応が、僕をエスカレートさせる。
ちよりの体を舐め回しながら、僕の手は休まずに柔らかい乳房を揉み、背中を愛撫する。
ちよりは敏感だ。
僕の唇や舌先、手の動きに翻弄され、喘ぎ声は次第に高まる。
僕はより激しくちよりを感じさせたい欲求に駆られ、ついにスカートから覗く白い脚に手を伸ばす。
内腿を撫で、舌先で乳首を弄ぶ。
舌先は激しく、手の動きはじわじわと。
やがて僕の手はスカートの奥に分け入り、ついにちよりの核心に触れた。
「あ、そこは!」
ちよりは恍惚の表情を浮かべながらも、その一言だけははっきりと発音した。
僕はそれを無視して、ちよりの中心を撫で上げる。
「待って」
不意にちよりが真顔になる。
下着の上からでもすぐにわかったが、僕は気づかない振りをしていた。
妙に厚ぼったい感触。
果たして「今…せ、生理なの」とちよりは呟いた。
「お願い。今日はここまでにして」
本当に申し訳なさそうに、そして残念そうにちよりは言った。
完全に立っていられなくなったちよりを膝に乗せ、僕ははだけたワイシャツの隙間に顔を埋める。
何かつけているのだろうか、ちよりの胸元からは仄かにフルーツの香りがした。
僕は鼻先を押しつけるようにちよりの匂いを嗅ぎ、首筋に舌を這わせた。
ちよりはもぞもぞと脚を動かし、その先を求めるように、僕の背中に回した手に力を込める。
僕は応えるように舌先を徐々に下げ、胸元を辿り、双丘の頂を口に含んだ。
「あ、あぁ…」
ちよりの口から、女の声が漏れる。
その声で僕の頭の中は真っ白になる。
左右を均等に、ふやけるほど舐め回し、ちよりもまた虚ろな表情で、ただそれを受け入れていた。