移動する車の中でもレストランでも
緊張しているからなのか
熱心に話すのは僕で・・・・
ヒョンは仕事の報告にうなづき
家族や後輩との他愛のない話を
嬉しそうに笑った。
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「お邪魔します」
「何か飲みますか?」
「ううんー・・・いらない」
ヒョンをこの部屋へ招いたのは
いつ以来だろうか?
僕らが一緒に過ごすのは大抵
ヒョンの家か日本の寮だから
こうしてあなたが
僕の領域に立っているのが
くすぐったく感じる・・・・
「相変わらず、綺麗にしてるんだなぁ」
部屋の中をぐるりと見渡したヒョンが
見慣れた部屋の様子に笑った
「僕以外の人間は、ここへは来ませんから」
「へぇ・・・そうなんだ」
「コート皺になるから、預かります」
「あ、サンキュ」
「ご両親は・・・ここへ呼ばないのか?」
「両親・・・ですか?そう言われば呼んだことありません」
「そうなんだ」
「まぁ用事があれば実家へ戻りますからね」
「・・・キュヒョン達は?」
「ああ、あいつとは外飲みです」
酔っ払いを部屋にあげるなんて
何をされるか分からない、有り得ない
想像しただけでゴメンだ
露骨に嫌な顔をする僕に
ふぅんと、ヒョンが唇を尖らせる
「なんですか?」
「・・・・べつに」
「別にって顔には見えませんよ」
「って・・・オレと居るときに・・・・
あいつらの事を考えてるから」
聞いたのはヒョンからなのに。
喉からその言葉が
出てしまいそうだったけれど
うつむいた白い頬がみるみる
赤く染まってゆくから・・・・
火照るヒョンの身体を
僕の腕の中へ強く つよく抱きしめた。






