夕やけの色「おかえり」の色 安曇野 荻笑 仲畑流万能川柳 | 仲畑流万能川柳 安曇野 荻笑

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毎日新聞 仲畑流万能川柳 掲載句のこと
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万能川柳文庫㊱荻笑句集「ラ・シード」刊行
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なぜ人は(私は)夕やけにノスタルジーを感じるのか。

 

だれでも、記憶の中に、夕やけの場面と思い出があるとおもう。

山で見た雲海は、朱色の海だった。

学校帰りに見た信じられないほど大きくて赤い太陽。

遠く御岳山がばら色に染まっていたふるさと。

部活の友達とバローの屋上から見た夕焼け雲。

もっと根っこにあるのは、子供の頃、家に帰ると、母が「おかえり」と言ってくれた思い出(まてよ、母は働いていておかえりを言ったのは私か?)

 

夕やけを見ると、思い出がゆすぶられるのだ。

 

f50 「夢が私を強くする」