最近読み終わった本で、『悲しみのイレーヌ』(日本語翻訳版)というフランス警察モノの小説がある。主人公の警部がなかなか特殊な設定で、フランスの小説はもっときどった感じなのかと思っていたが、全然そうではなかった。
内容はとにかく残虐残酷ドバーーーーと言う感じ。ちょっとネタバレすると、悲しみのイレーヌは本当に悲しみで終わった。ちなみに、イレーヌとは本作主人公警部の奥さんの名前である。この時点で結末はなんとなく想像できるのではないだろうか。読み始めて少しすれば、奥さんの名前であることはすぐにわかるので、だいたんなタイトルだなと思った。
しかし、なんとなくわかっていても先の展開が知りたいと、最後まで読んでしまう。そんな作品だった。犯罪シーンはあまりにも残虐で少々気分が悪くなるかもしれないが、読者は最初から筆者の罠にはまったまま、結末を知ることになる。わたしも最後にやられた!と久しぶりに思った。
そういう小説がお好きな方にはお勧め。
このシリーズは他に2作の本が出ていて、日本語版では『その女アレックス』が先に翻訳されたのだが、本当は『悲しみのイレーヌ』が第一作目だという。翻訳当初からこのシリーズを読んでいる人は、『その女アレックス』から読んでいるそうだが、それだと少々ネタバレもあるので、せっかくなら『悲しみのイレーヌ』から読み、『その女アレックス』を読み、最後に『傷だらけのカミーユ』を読むといいらしい。それにならって、わたしも次は『その女アレックス』を読むつもりだが、内容が前述したとおり残酷物語なので、その前に一冊気楽に読めそうな本をはさみたいと思う。
あとがきにもあったが、このシリーズ、読むとなぜか”脳がざわざわ”するのだった。
今日のうり子お嬢様
なにこれ?
ニトリで買ったお気に入りのクッションカバー。うさぎのシッポが3Dなので気になるうり子お嬢様。
まさに、悲しみのウサギ



