売りたい商品を戦略的に売る！
接客ストーリー・プロデューサーの加藤千華子です。
今朝は電車を一本乗り損ねてしまい、
押しつぶされそうな満員電車に乗って仕事に向かいました。
あと1分早く家を出れば空いている電車に乗れるのに、
その1分がどうしても縮められません。
余裕を持った生活がしたいです・・・
さて、
先日、仕事のお付き合いで
某コスメブランドのファミリーセールに呼んでいただきました。
関係者しか入場できないクローズドセールでしたが、
熱心なファンのお客さまがたくさん来ていて、会場はものすごい熱気に包まれていました。
ほとんどの商品が５０％オフ、７０％オフという、
化粧品としてはありえないオフ率なので、
セルフでぼんぼん商品をかごに入れているお客さまがほとんどでした。
その中で、
品出しをしながらでも、しっかり接客しているスタッフさんがいたんです。
「知らない商品も多いから、詳しい説明が聞けたらいいな」
と思いつつ、
プライベートでは超人見知りで、自分からはスタッフさんに声を掛けない私。
また、単純で接客されるとすぐに買ってしまうので、
必要以上に接客を受けないことが多いんです。
スタッフさんに声を掛けられないように距離を取りつつ、
商品を物色していました。
その時、隣のお客さまがスタッフさんに質問したんです。
「このメイク落としとあっちのメイク落としは、何が違うの？」
心の中で（ラッキー♪）と思いました。
自分は接客されずに、詳しい商品説明を聞けるチャンスです。
私はスタッフさんとお客さまの近くに寄り、
何気なく商品を見るふりをして、商品説明を聞きに行きました。
「白いパッケージのものは、クリームタイプでしっとりした仕上がりです。
赤いパッケージのものは、肌に載せるとあったかくなって、毛穴の汚れを溶かしてくれるジェルタイプです」
スタッフさんの声がはっきり聞こえる位置にいたので、
このような説明を、接客されずに聞くことができました。
そして、
赤いパッケージに魅力を感じた私は、
静かにそちらをカゴに入れ、レジに向かったのでした。
私たちの仕事は、お客さまに心地よく接客を受けて頂くことです。
でも、
接客されたくないタイミングって、
どんなお客さまにでもあるのではないでしょうか。
今日は買わないかもしれないから、
忙しいのに接客してもらうのは申し訳ない。
人と待ち合わせがあるので、接客を受ける時間がない。
今日は軽く見るだけにして、また来よう。
ひとりでじっくり考えたいから、
今はそっとしておいてほしい。
あなたも、そんなときはありませんか？
販売に携わっていて、スタッフの心が分かるからこそ、
「買うかどうか分からない私より、他のお客さまを接客した方がいいよー」
という思いやりで、アプローチを断ってしまうこと、
ないでしょうか。
（私はよくあるんです）
お客さまがこんな風に思っているとき、
心を開くのは、それなりの覚悟とテクニックが必要です。
できないわけではありませんが、
接客を受けたくないお客さまにも、
今回の私のように、他のお客さまにする説明を聞かせることで、
購入につなげることはできますよね。
本日のポイント
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混雑していて全員を接客できなかった時、
何度か声を掛けたのに振られてしまい、それなのにお客さまがずっと店内にいる時、
敢えて、
大きな声で他のお客さまに商品説明をする
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お客さまは聞いてないようで、
実は、耳をダンボにして聞いているかもしれません。
普段は人見知りですが、
仕事で覆面調査に入るときは、かなり明るく感じの良いお客さまを演じます（笑）
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