マリニンの高地4Aが着火剤になる? | 羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

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羽生結弦選手を敬愛しています。羽生さんを応援する素敵ブログ様方を日々の心の糧にしている、ソチ落ち主婦のブログです。(横浜在住)


さてさて、🇺🇸のイリヤ・マリニンくんが練習で4回転アクセルを降りたという動画が出回っています。



マリニン君はInstagramによると、コロラドスプリングスで高地トレーニング中なのですね。

標高1,839mのコロラドは、アスリートの高地トレーニングのメッカです。

高地の特性として、空気が薄い分、空気抵抗が減るわけですので、平地より高くジャンプをすることが可能になるし、早く回転することも可能になります。

例えば、紀平梨花さんも2019年1月にコロラド合宿で4回転サルコウや4回転トゥループを練習して、見事に成功させていました。

空気が薄いわけですから、プログラムの通し練習には向かないでしょうが、ジャンプ単独、とりわけ高難度ジャンプの感覚を掴むトレーニングの場としては最適ですね。ウインク

(残念ながら、高地にアイスリンクが無い日本では不可能な練習方法です)


さて、我らが羽生くんはどうご覧になっていらっしゃるでしょう。

きっと今ごろは、脳内コンピューターをフル稼働させて、マリニン君のジャンプの解析をしているのではないかしら。


羽生くんは競技に関して、とことんポジティブ思考。

いっぱいヒントはばら撒いた。誰かが解答を返してくれることも、想定内だったと思う。

そうしたら、マリニン君がこんな形(高地練習)で応えてくれた。


もちろん「高地でのジャンプ」だから、「平地での試合」に即、使えるわけじゃない。

自分で跳んで降りる感覚を培うための練習。

それをわざわざ公開するのは、あくまでデモンストレーションでしかない。


でも、羽生くんにとっては、実際に他人が4Aを跳んで降りている映像があるという点が、重要なのだと思います。

彼自身「新しいジャンプを習得するには、実際に跳んでいるところを見るのが一番」と言ってらしたもの。

これはマリニン君サイドからも同じことが言えます。羽生くんが4Aにトライしたからこそ、その映像にヒントを得て、チャレンジする意欲も湧いたのでしょう。

それぞれが、互いの良い所を学んで、倣って、自身に応用しては試行錯誤を繰り返す…そうして、切磋琢磨して技術は進歩していくのでしょうから。

他ならぬ羽生くんが、長らく眠ったままだった「4Aの時計」の針を動かしたのです。


研究熱心な羽生くんがメラメラしている様子が目に見えるようです。


昨年までは暗中模索で、時に「本当に跳べるのか、これ」とボヤいたこともあったと言っていた…たった一人で道を切り拓いていくことは、とてつもない労力と精神力を消耗する作業だったと思います。


でも、これからはマリニンくんのこの練習動画があるから、4Aを降りるイメージ作りは更に容易かつ具体的になると思います。

マリニン君の高地4Aは、貴重な研究資料となり、映像をコマ割りして、降りる秘訣を徹底解析することも可能ですね。ウインク


Twitterで、早速、比較動画をあげてくださった方がいらっしゃいました。

↓おうどん様、感謝してお借りします🙇‍♀️


空気抵抗の薄い標高1,800mのコロラドでの4A(マリニン君)と、

標高わずか43mの北京での4A(羽生くん)、

両者のジャンプが、見た目ほとんど変わらないって、それだけで凄いことではないかしら。


まして、羽生くんは殆ど助走無しで、ステップから音楽の流れにピタリと合わせて、このスキッド(横滑り)最小限の4Aを跳んだのです。


試合で音楽の流れの中で跳ぶジャンプと、

練習で自分のタイミングで跳ぶジャンプ(しかも高地)、

見た目は同じようでも、その実施の難易度には雲泥の差があること、選手やコーチならば充分に理解していらっしゃるでしょう。

それでも、ISUに4Aの基礎点をあげてもらうための実績作りには、必要不可欠なアピールだと理解されているのでしょうね。


4Aの基礎点はISUに12.5点に下げられているけれど、平昌五輪シーズンまでは15点だったのです。(羽生くんが4A挑戦宣言をした途端、翌シーズンから大幅に下げられましたむかっ)

3回転ジャンプで言えば、3A(トリプルアクセル)の基礎点は8.5点で、その下の3Lz(トリプルルッツ)は6点

なのに、4回転では、4Aが12.5点、4Lzが11.5点のたった1点差❗️プンプン

ISUが操作した結果として、現行の4Aの基礎点は難易度の整合性が全く取れなくなっています。仮に3回転と同じ比率だとするならば、4回転アクセルは16.3点あっても不思議はないのです。それほどまでに4Aは難しいジャンプなのですから、改めて、正しく難易度に見合った基礎点を設定し直してほしいものです。


今後、🇺🇸の選手やコーチが4Aの基礎点アップをISUに働きかけてくださるというならば、喜ばしいではありませんか。


私はといえば、今改めて、正統な「羽生結弦の4A」に惚れ惚れしています。ラブ


北京の「天と地と」をご本人の解説付きで観る、この至福❣️↓

↓miruruさま、感謝してお借りします🙇‍♀️


もし着地のメソッドさえ確立されるならば、もう4Aは「命に関わるジャンプ」ではなくなると思います。


羽生くんにとって、4A挑戦の"第2章"があるのか、

それとも北京五輪の4Aが自身の最高だったとして満足なさったのか、

いずれにせよ今後を決めるのは羽生くんの自由意志のみです。


五輪連覇の羽生くんには、もう誰に対しても自分の力を証明する必要は全く無い、でもご自身の夢として、やはり4Aは跳びたいものかなぁと、私は思っていたのです。

そこへもってきて、今回のマリニン君の4A動画です。これは、羽生くんのアスリート魂に火種を放り込んだようなものではないかと、勝手ながらワクワク・ソワソワしている次第です。爆笑





↓sakuraさま、感謝してお借りします。

ワールドCITIZENのエンジニアである「pauldeb89」さま、お言葉ありがとうございます。

「4Aは羽生結弦なしでは存在しなかった」

私も完全同意見です!

↓isana01metalさま、感謝してお借りします🙇‍♀️

↑はい、羽生くんのcontinuesは生きて行くのだなぁと考えると、感慨深いものがあります。

でも、ただ一つ願うのは、4Aに成功する選手には正統な跳び方(過度のプレロテ無し&ぐり降り無し)を実施して欲しい。羽生結弦流の「正しいアクセル」を踏襲して欲しいと願っています🙏




ちょっと話は逸れますが、


↓newなっちゃん様、感謝してお借りします🙇‍♀️


↑フリー前日の公式練習。羽生くんがリンク上で靴紐を締め直すなんて、超異例なこと。きっと咄嗟に右足首をキツく紐で固定することで「即席テーピング」処置をしたに違いないと、メディアの皆さんもすぐに気づいたはず。でも皆、羽生くんの挑戦を見守ってくれていたのです。尊いことです。🙏

↓ありまさ様、感謝してお借りします🙇‍♀️

↓蒼蒼さま、感謝してお借りします🙇‍♀️


五輪本番、あの捻挫した右足で果敢に4Aに挑んだ羽生くんを、私は永遠に尊敬します。

でも、「羽生結弦展」でこのシーンの写真パネルを目にした時、グッと胸に込み上げるものがあり、あやうく泣きそうになりました泣




今日も羽生くんを全力応援!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ


羽生くんが痛みなく練習できていますように!

羽生くんが笑ってくださっていますように!

羽生くんの幸せを心から願い、祈ります🙏



画像やTwitterや記事や動画は感謝してお借りしました。


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