美術館ナビ(14)田中さん×能登さん対談その②/仙台に春が来た! | 羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

羽生結弦選手を敬愛しています。羽生さんを応援する素敵ブログ様方を日々の心の糧にしている、ソチ落ち主婦のブログです。(横浜在住)

本日、2本目の記事です。 


美しい桜を眺めて、羽生くんが心身ともに癒されていますように🙏

↓みく様、情報をありがとうございます。感謝してお借りします🙇‍♀️

七北田公園にある羽生くんの記念樹の桜は、これから開花だそうです🌸🌸



今朝、美術館ナビから、2日続けて、「田中宜明×能登直対談」のお知らせが届きました。ドキドキ



昨日は、お二人も発信してくださいました。


お二人が仰る通り、とても濃密な、カメラマンの気概に溢れた素敵なトークでした。

そしてお二人とも、如何に「羽生結弦」というアスリートに心酔していらっしゃるかが、良く分かるお話満載でした。照れ


以下に、少しだけ内容を抜粋させて頂きます。

対談その1.のテーマは、「被写体としての『羽生結弦』、お互いの作品について」



フィギュアスケート競技を撮る上でのお二人のスタンスの違いが明確でした。照れ

でもお二人とも「写真家」ではなく「カメラマン」であるという点では一致していらっしゃいました。ニコニコ

能登「田中さんの作品は《ザ・フィギュア》が下地に」

田中「能登さんは自分が生み出したい絵が自分の中にある」


更に「羽生結弦」というスケーターを撮るという点でも、お二人は対照的なのですね。照れ

田中「やっぱり被写体の力だと思いますよ。羽生結弦という被写体の力に引き寄せられちゃうから。ついついアップに行っちゃうのよ。ゆづの表情とか目つきとか、行っちゃうよね。だけど、逆にちょっと引いてみると、他に類を見ない美しさ、類いまれなるスタイルの良さを持ってるので、そっちに気づいたりするよね」
田中「僕も20年以上フィギュアスケート見てますけど、こういう感じのスタイルの選手は初めて見ましたね。筋肉もあるじゃないですか、ただ細いだけじゃない。難しいんですよ、どっちも撮りたくなるよね」
田中「引くと、この人の美しさが撮れるから、美しいのを撮りたいなっていうのは最近あります。結構ジレンマはある」

能登「ズームで寄って表情をより見せたい」

田中さんは講座も受け持たれているせいか、対談でもとても積極的で饒舌。
能登さんは、その田中さんの言葉を受けて控えめに発言される感じ。
本当に対象的なお二人だなぁと思います。 
でも、羽生くんへの評価と愛に関しては、どちらもぴったりと意気投合している気がします。そこが素敵なお二人なんです。照れ

田中「逆に言うと、アイスショーでコンビ組むと面白いですよ。僕が普通にスタンダードを撮る人で、(能登さんは)そういうプラスアルファが自然に撮れちゃう人だから、『2人合わせるといい感じになるよね』というのはあるよね」

余談ですが、
田中さんが「引いて撮った写真」というと、私は、真っ先にこの「クリスタル・メモリーズ」(2019FaOI)を思い出します。照れ


「Y字バランス」。羽生くんの素晴らしいスタイルとスケーティングの真骨頂のような美しいシーンです。

でも同時に、田中さんはこの時の羽生くんの麗しい表情や仕草をアップで撮りたいとも思ったでしょうし…一瞬の逡巡が何やら切なくも感じます



司会「動画で見てると全く気付かないんですけど、写真だと良いってありますよね。それはどこで見つけるんですか」

能登「公式練習ですよね」

田中「結構、真剣に見ています。どこで何やるか、ここからだとどのぐらいの距離だ。レンズは何を使うか。特にゆづの時はね。この人は被写体としては別格じゃないですか。なんかね、表情が多いのよ。特にゆづの練習は見ますね。ゆづは本当に別格に表情が豊富というか、演技に感情が乗るというか、そこにこちらが引き付けられますね

能登「逆に表情をファインダー越しに見つつ、自分も合わせていかないと、いい写真が撮れないというのはあるかもしれない」


能登「結弦君は耳がいい。あそこまで耳のいい選手は、これから出るかと言ったら難しいですよね」

田中「曲と音、演技。聞いてて嫌なところないよね。(ショパンの)『バラード第1番』でもそうだけど、「ピン」という音に(動きが)ピタッとはまってるから、怖いよね。曲と振付が合わないと、僕ら撮ってて気持ち悪いんですよね

能登「リズム狂ってると、いい写真残らないんですよ。音に合わせてシャッターを切る感覚なので」

田中「こっちは(ファインダー越しでしか見えないので)音しかわからないから。音で、ここで来るなという瞬間があるんです。たとえば、その音の前から振りが始まっていると、こちらの撮るタイミングがずれてシャッターを切ってしまいます。ゆづの場合は、音と振付がマッチして、ピタッと来てるから、そういうストレスがない。撮ってても、(スタンドなど)上にいても目が合うよね。撮ってる場所も何気に分かってる気がする」

能登「空間認知というか」

司会「場を全部支配する感覚なんでしょうか」

田中「あるんじゃないですか。こちらの想像を超えるスケーターだと思います

能登さんは「結弦君」、田中さんは「ゆづ」、こんなところも対象的なお二人です。

ともあれ、お二人ともに、「被写体としての羽生結弦」大絶賛の対談でした。照れ


対談その2.


田中:「皆の愛を抱きしめている」(2018年 FaOI神戸)


田中:「非の打ち所のないスタイル」(2019年)


↑この田中さんの作品2点は会場スペースの都合で、選に漏れた写真だそうです。悲しい
今回の展示会では、田中さん、能登さん、どちらも大判(A0版)の作品を5点ずつ展示されます。
お二人とも、苦心してなんとか候補作品を10点ほどに絞り、そこから更に、展示会運営サイドが各5点の展示作品を最終決定したそうです。展示作品選定の内幕が分かるなんて稀な事ですので、とても興味深く拝読しました。是非、対談全文もお読みになられることをお勧めいたします。🙏↑


最初に10点に絞って主催側に提示した作品について……

田中「… どちらかというと練習着とかの方が多いですね。なぜかというと練習中の方が、ゆづの顔が、表情が色々出てくるじゃないですか。(ファンの方は)色々なところで、色々なの見てますからね。みんながあまり見たことないという写真を出してあげたいなぁという基準があった。『こんな結弦君がいるんだ』、『こんなゆづの表情があるんだ』というセレクトになってますね」

能登「古いものでも、今回選ばれていなかったですけど、2012年の『花になれ』の振り付けで撮った写真とか、2014年ソチ五輪の1か月前に仙台で撮らせてもらったものとか、あまり世に出ていないものを選んだんですが…」

田中「…ゆづが、私たちに写真集を出せる機会を作ってくれたんです。 見せる場所を作ってくれないと、カメラマンの存在意義がないじゃないですか。この業界のカメラマンはみんな喜んでると思いますよ。見られてなんぼなんですよ、どう思われるかは別にしてね。ありがたいことですよ」

抜粋は以上です。
羽生くんは、私達ファンだけでなく、カメラマンさん達や、出版社や新聞社や、本当に色々な方々に良い影響を及ぼし、幸福をもたらしてくれています。ご本人はスケートに関する事とイヤホン以外は、本当に欲の無い青年ですよね。まるでアンデルセンの『幸福の王子』みたいだなぁと、いつも思います。
今回、カメラマンお二人の実際の言葉を聞けてとても嬉しく感じました。
感受性の強い羽生くんのことだから、言葉にされなくてもお二人の気持ちは良く分かっているに違いないです。
でも、こうして文字として記録され世間に広まることで羽生くんの存在が更に正当に評価されることは大事だと思うのです。
その意味で、今回の対談を発信していただけたことは、本当に有り難いことです。🙏

田中宜明さん、能登直さん、そして羽生結弦展運営の方々に、心から御礼申し上げますm(_ _)m



田中さんが今回の羽生結弦展の展示作品候補を選ぶにあたって、自身の過去の講座でのファンの反応も参考にしたという事も話されていらっしゃいました。
その田中宜明さんの写真講座が、今月も開催されます。(東京会場はもう定員いっぱいかもしれませんが、念のため、ご紹介させて頂きます)





私も一度、参加させていただいたことがありますが、とてもざっくばらんなアットホーム感溢れる講座で、凄く楽しませていただきました。周り全員が羽生結弦ファンで占められるわけですから、もうハッピー空間にしかなり得ないわけです。田中さんの講座、お勧めです。照れラブラブ



今日も羽生くんを全力応援!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ


羽生くんの怪我が早く良くなりますように

羽生くんが笑ってくださっていますように!

羽生くんの幸せを心から願い、祈ります🙏



画像やTwitterや記事や動画は感謝してお借りしました。


ポチして頂けますと有り難いです