本日、2本目の記事です。
今日、カナダのクリケットクラブのスタッフの方が、羽生くんの「片足で降りた4A」の動画を発信してくださいました。
↓Chiemiさま、情報をありがとうございます。感謝してお借りします🙇♀️
Chiemi♡@yz4Acem_k
羽生選手が以前クリケで4Aをハーネス付けて練習してる動画をアップしてくださってる!4A throwbackhttps://t.co/tgGsek8HWo#羽生結弦 https://t.co/1bmejbL8FK
2022年02月25日 11:57
羽生くんが装置しているのは「ジャンプ練習用のハーネス」。吊り下げ役のスタッフがいるとはいえ、綺麗に回り切って着氷も完璧です。
ハーネス付きでも、羽生くんが4Aを着氷している、その姿を見られる事がただただ嬉しくて、何回も繰り返し見ています
ニュース記事も上がっています。↓
一部、抜粋させて頂きます↓
「…前人未踏の4A成功を目指した日々。ある日の映像をクリケットクラブのコーチ、ジェフ・ディオニシオ氏がインスタグラムに『振り返り』とつづって公開した。補助のハーネスを付けた状態ではあったが、飛び上がった羽生は4回転アクセルに見事着氷。両手を広げ、綺麗にバランスをとった。」
ただ、着氷の際のドンっという大きな音が、4A着氷の衝撃の凄まじさを物語っています。
一般的に、4回転ジャンプの着氷の衝撃は体重の5倍と言われていますから、4回転半ならばそれ以上、概算でも300Kgを超える負荷が右足一本にかかる計算になります。ハーネス装着でも、そうそう頻繁にできる訓練では無さそうです。クリケットでも右足首を労わりながらのチャレンジであったと推察されます。
ちなみに、「ハーネス装着」は特殊な練習ではありません。一般的に、フィギュアスケート選手は、初めて跳ぶジャンプを学ぶ際に、この練習用のハーネスを着けた状態で挑戦することが多いそうです(もちろん、設備とスタッフが揃っている場合に限ります)。補助役に吊り下げられながら跳び、回り切って着氷する感覚を身体に何度も覚え込ませることで、初めてのジャンプへの恐怖心を軽減させ、徐々にそのジャンプを習得していく練習法だそうです。
羽生くんも2020年の3月まではクリケットクラブのリンクで練習できていましたから、スタッフも装備も揃った状態で、4回転アクセルの習得に向けた練習ができていたのです。
私は「たられば」は言わないたちですが、それでも、もしコロナ禍が無くて、平昌からの4年間、クリケットのように設備やスタッフが整った環境で、4回転着氷の感覚をより身体に覚えこませるハーネス式訓練を積めていたならば、と思わずにはいられません。
羽生くんは2020年の3月に一時帰国してからずっと、練習拠点はアイスリンク仙台です。しかも営業時間外の深夜にたった一人での練習です。コーチはリモートのみ、黙々と孤独な練習を2年近くも、自らに課していたのです。
4回転アクセルを1,000回以上練習したと羽生くんは言っていましたが、跳ぶ度に生身の身体を硬い氷に打ちつけていたのだと思うと、コロナ禍の情勢で致し方なかったとはいえ、堪らない心地になります。
北京五輪のEX練習の際に過去プログラムを15曲も滑った羽生くん、その時「観ていてくださる方がいるだけで幸せ」と語ったと聞きました。その言葉に、羽生くんが孤独に耐えた長い日々が浮き彫りになるようで、私は胸が締め付けられました
今回、クリケットのコーチの方が、五輪終了のタイミングでこの動画を発信してくださったこと、これは世界へ向けて「うちの選手を見てくれ!羽生結弦は2年以上も前に、練習でこんなに綺麗に4Aを着氷していたんだ。4A攻略まで、本当にあと少しなんだよ!」とアピールしているようであり、同時に羽生くんへ向けて「思い出せ!君は訓練でこんなに綺麗な4Aを跳んでいたんだ。元気だせよ!」と温かく励ましてくださっているように思います。
クリケットの皆さん、本当にありがとうございますm(_ _)m
2019年には4A習得の一環として5回転ジャンプにまでトライしていたという羽生くん。
あのままクリケットで時間が過ぎていたら、羽生くんはどこまで行けたのでしょうね↓
一部、抜粋させていただきます↓
…コーチのジスラン・ブリアン氏によると「ユヅはある日リンクにやってきて言ったんだ。『次のセッションで5回転トウループをやるから』って。『冗談だろ?』って言ったよ。ハーネスをつけた2回目のトライで降りたんだ。ハーネスを持っている人は『僕は何も手伝っていない』と言った。僕のコーチ人生で5回転トウループをやるやつを見るとは想像もしていなかったよ」。
いつかまた、こんな風に羽生くんがクリケットで滑る日が来ることがあるのでしょうか。
懐かしい動画もご紹介します。
17歳の羽生くんと松岡修造さんのインタビュー動画ですが、クリケットで初のシーズンを迎えた羽生くんが、クリケット式の練習とその効果について語っています。↓
でも、人生は『塞翁が馬』。
人生の幸不幸は最後の最後まで分からないもの。
そして世界は驚きに満ちているもの。
過去の日々を追っても始まらない。
前を見て、ただ前を見て、未来を楽しみに生きていきたい。
羽生結弦という最高のスケーターの行く先を、これからも楽しみに、変わらず応援していきます。
今日も羽生くんを全力応援!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
羽生くんの怪我が早く良くなりますように!
羽生くんが笑ってくださっていますように!
羽生くんの幸せを心から願い、祈ります🙏
画像やTwitterや記事や動画は感謝してお借りしました。