作為と欺瞞?Nスペ「王者のジャンプ」 | 羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

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羽生結弦選手を敬愛しています。羽生さんを応援する素敵ブログ様方を日々の心の糧にしている、ソチ落ち主婦のブログです。(横浜在住)


昨夜のNHKスペシャル「王者のジャンプ」の収穫は、羽生くんとプルシェンコさんの未出インタビューでした。


↓ふうせん様、感謝してお借りします🙇‍♀️

プルシェンコさんのインタビューは全日本後のものですが、羽生くんのインタビューは、初出しとは言え、今シーズンのものではなく、おそらく2019年頃の収録と推察されます。


今回のNHKスペシャルは、この二人のインタビューを除けば、全く残念な内容でした。ショボーン


制作側に、話題の4回転アクセルをクローズアップさせ、タイトルに寄せようとする欲が働きすぎたものでしょうか。特に羽生くんと、若手スケーターとのジャンプの種類と本数の比較は呆れを通り越して悲しくなりました。全般的に掘り下げ不足かつ結論ありきの印象です。

まさに、この方の仰る通りです。

↓加藤玲子さま、感謝してお借りします🙇‍♀️


加藤玲子さまは、劇団四季出身で舞台を中心にご活躍されていらっしゃる方です。

「演技」のプロから観ても、今回のNスペは疑問が残る捉え方であったということだと思います。


本来、アートスポーツであるフィギュアスケートはジャンプだけで勝負が決まるものではありません。

肝の視点とすべきは、まさに加藤玲子さまが仰っている事だと思うのに。↓

「​羽生さんは芸術(表現)を捨て、ただジャンプを並べただけの無感動な方向に進もうとしているフィギュアスケートを、高難度のジャンプを組み込んでも表現はできるんだということを証明しようとしている」


ただ番組作りとしては、一番派手な技であるジャンプにフォーカスした方が視聴者にアピールしやすいと安易に考えたのでしょう。

その最たるものが、「平昌五輪で跳んだ4回転の種類比べ」です。

番組では、「羽生は平昌では4回転サルコウと4回転トゥループだけだった、他の若手はもっと基礎点の高い4回転ジャンプを習得してきている、だから北京では羽生は不利だ」といわんばかりの論調でした。

でも、これはミスリードです。

羽生くんは、4回転ルッツも4回転ループも跳べます。実際にISU公式試合での成功率は飛び抜けて高く、しかも加点を貰える完成度で跳んでいます。4回転ループに至っては2016年に「世界初の成功者」としてギネス認定されています。

羽生くんが公式戦で跳んでいる4回転ジャンプは、トゥループ、サルコウ、ループ、ルッツの4種類。(もちろん、これに北京で4回転アクセルが加わる予定です)

↓Freebird様、感謝してお借りします🙇‍♀️


ただ、平昌五輪は右足首の靭帯損傷という大怪我明け(実はまだ未完治)であったが故に、戦略として跳ぶジャンプの種類を絞ったに過ぎません。


これらはフィギュアスケートファンならば、知っていて当たり前の事ですが、番組を観ている(スケートファンでない)一般の視聴者は知り得ないことかもしれません。

NHKがこういった経緯や事情を全く説明せず、「羽生は跳べる4回転ジャンプの種類が少なく4A頼みだ」という間違った印象を視聴者に植え付けようとするのは、完全なアンフェアです!

その他にも「非公開練習」や「練習は深夜まで及ぶ」のようなネガティブな言葉が並びます。

↓こぷ様、感謝してお借りします🙇‍♀️


↓yz6ytdbsさま、感謝してお借りします🙇‍♀️

↓宙さま、感謝してお借りします🙇‍♀️


また、番組内で🇺🇸N選手の全米選手権での得点を引き合いに出して「全日本の羽生より高い点を出している」と同選手の優位性を証明しようとしていました。これも、ミスリードです。

そもそも米ナショナル大会の点数を引き合いに出すことそのものが無意味です。米ナショナル大会は点数爆上げの"五輪壮行会"です。果たして数字を参考にする際に、その演技内容を調査したのか、甚だ疑問です。

該当の選手は、2回転倒し、それでもシリアスエラー(2回以上の深刻なミスがあった場合、演技構成点を制限する)は適用されず、プレロテ(離氷前に下で回る)ジャンプは最大限の加点をもらい、大幅に点数を盛られていました。

↓nori様、感謝してお借りします🙇‍♀️



↓ジスランにぴょん落ち様、感謝してお借りします🙇‍♀️


N選手は、FSのステップで転倒し、大の字になって氷上に突っ伏しました。更に4回転フリップでも転倒しています。これは事実です。

そして「明らかに演技の流れを中断するミス」だったにも関わらず、審判は適用すべき減点ルールを無視しました。それが全米が「お祭り大会」だったと私が言う根拠です。その全米の演技を見ず結果の数字だけ見て、あの全日本の「羽生以上」だと喧伝する番組の主張は、果たして真実でしょうか?むかっ

↓みかんやん様、感謝してお借りします🙇‍♀️



NHKのデータの選び方、言葉の発し方には明らかな作為があります。それぞれのデータそのものは事実かもしれませんが、偏った思考の元に導き出される結論は真実とはなり得ません。


また、他の日本選手に対しても情報操作がありました。

鍵山選手の父親、正和コーチの人物紹介のところで「現役時代に跳んでいた4回転ジャンプの技術を余すところなく(息子に)伝える」とナレーションが入りました。「現役時代に跳んでいた」と表現されたならば、当然、試合で跳んでいた(公式に認定)と視聴者は解釈するでしょう。でも事実は?現役選手としての鍵山正和さんは1994年に引退されています(五輪12位)。一方、日本人初の4回転ジャンプの正式認定者は本田武史さんで、その4年も後の1998年のことです。100歩譲って、正和氏に練習でのみ成功体験があったとしても、あたかも鍵山正和コーチが「現代の選手に技術伝授できるほどに4回転ジャンプに精通している」と番組内で暗示するのは、無理があり過ぎでしょう。

Nスペ側からの、息子・鍵山選手を持ち上げるための虚飾に他ならないと感じます。



しかも、こんな作為はNHKだけではありません。先日の日本テレビのニュース番組「Goiog」でも、同じような失望を味わいました。

同じくジャンプ比べをテーマに放送していましたが、こちらは更に不快でした。明らかな"捏造"があったからです。

問題の箇所は、実際に各選手が跳んだ4回転ジャンプの高さと飛距離と速度をAIで比較するという企画でした。

ジャンプには高さの出やすいトゥジャンプ(トゥループ・フリップ・ルッツ)と、高さの出にくいエッジジャンプ(サルコウ・ループ)、そして唯一前向きに跳ぶ別格のアクセルがあるわけですが、それを伏せて、おそらく羽生くんのデータはエッジジャンプ、一方ネイサンや宇野くんはトゥジャンプのデータをAIに入力して、「さあ、若手は羽生より高いジャンプを跳べていますよ」という、筋書きありきのような内容でした。

捏造を疑う根拠は、「4回転トゥループ」のAIによる比較と表記しながら、実際に検証用として出てくる羽生くんのジャンプの連続画像も映像も「4回転サルコウ」だった事です。(全日本SP「ロンド・カプリチオーソ」の最初のジャンプですから間違いないと思います)

2つ目の根拠は、他局の話ですが、全日本のフジの中継で、羽生くんと宇野くんの3Aの高さを機械が測定した結果、羽生くんが宇野くんを21cmも上回っていたという事実を知っていましたから、尚更、日テレGoingの数値で、羽生くんのジャンプの高さが3位という検証結果は承服出来ないのです。

↓ゆづ★マミさま、感謝してお借りします🙇‍♀️


以上のことから、Goingの場合はAIのミスではなく、人間の作為であり、印象操作だと感じた次第です。

↓結紀さま、感謝してお借りします🙇‍♀️


そもそもジャンプは高さだけで評価が決まるものではありません。

↓kacocoさま、感謝してお借りします🙇‍♀️


↓maimaiさま、感謝してお借りします🙇‍♀️

↑maimaiさま、まさしく仰る通りだと、私も思います。

まさに「王者のジャンプ」とは↑のように威風堂々、高さと幅があり、着氷後も美しいジャンプを讃える言葉であるべきです。

そして、羽生くんは、上記のジャンプ要件の全てを満たしたジャンプを跳んでいます。それでも、羽生くんには頑なに満点を出さないのが、今のISUジャッジの現状です。


話を戻します。

NHKといい、日テレといい、何を思って今回のような"捏造"に加担したのかは知りませんが、私だけでなく、羽生結弦選手を応援する大勢の視聴者を不快にさせたことは、間違いないでしょう。

皆様の声をご紹介させていただきます。↓

↓てまきずし様、感謝してお借りします🙇‍♀️

↓優翠さま、感謝してお借りします🙇‍♀️


マスコミや外野が何を言おうとも、

今も昔も変わらない、羽生結弦のこの高潔さと真摯さを、ファンは愛しています。

↓愛弓さま、感謝してお借りします🙇‍♀️

羽生くんの信条。
「芸術は絶対的な技術力に基づいたものであると僕は思っています」

この言葉は2018年平昌五輪後の記者クラブの会見での発言です。「絶対的な技術力に基づいた芸術表現」言い換えれば、「高度な技術(ジャンプ)もそこに芸術的な表現があって初めて真価を発揮できる」という事だと思います。

羽生くんは「芸術と技術の融合」による「音楽と一体化したフィギュアスケート」を理想として、日夜修練に励んでいます。

平昌五輪がそうであったように、最終的には「真のアスリート」の「真っ当な努力」が報われると、私は信じています🙏

↓ヨッシさま、感謝してお借りします🙇‍♀️


↓初雪さま、感謝してお借りします🙇‍♀️


羽生くんは、2つの傑作プログラム、SP『序奏とロンド・カプリチオーソ』とFS『天と地と』、更に4回転アクセル、これら最強の"武器"を携えて、北京五輪に臨みます!




北京五輪開幕まで、あと4日。

おそらく、今日あたり羽生くんも北京に出発すると思われます。

↓makiさま、感謝してお借りします🙇‍♀️


羽生くんを『人類の宝』とまで言ってくださる🙏

北京は羽生くんを温かく迎えてくださるでしょう。照れラブラブ




今日も羽生くんを全力応援!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ


羽生くんが万全の状態で五輪に臨めますよう。

北京で夢が叶いますよう。

心からお祈りいたします🙏


画像やTwitterや記事や動画は感謝してお借りしました。



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