本日2本目の記事です。
我が家にもNHK杯のパンフレットが届きました。
羽生くん関連は、表紙、選手紹介、インタビュー、広告、合わせて5ページです。
出場選手のページは当初のメンバーそのままです。
とくに欠場のお知らせはなく、代わりに出場が決まった選手達の紹介チラシも入っていませんでした。
まるで、このパンフレットの通りにNHK杯が開催されるような錯覚に落ち入り、次の瞬間、なんとも言えない切なさが込み上げてくるのでした。![汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
今回、注文すべきは、この選手紹介欄です。↓
SP『序奏とロンド・カプリチオーソ』
振り付けは、ジェフとシェイの共同なのですね。これは初めての試みです。一体どんなプログラムなのか、更に期待が膨らみますね。
さて、
サン=サーンス作曲の『序奏とロンド・カプリチオーソ』とは如何なる曲なのか。
元々バイオリンのための曲で、当代の名バイオリニストであったサラサーテに献呈された曲であり、この曲の序奏の部分は「チゴイネルワイゼン」(サラサーテ作曲)を意識して哀愁漂うジプシー音楽風に作られているそうです。
また、サン=サーンスは、「ノッテ・ステラータ」の元曲の作曲者でもあります。
色々と羽生くんと縁が深い選曲だなぁと思います。(「チゴイネルワイゼン」は2010-2011シーズンの羽生くんのFSでした)![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
↓どうぞ、まずはバイオリン演奏で聴いてみてください。節々に曲想についての説明テロップを流してくださっています。演奏は、動画主さまご本人です。
高松あい様、感謝して、ご紹介させて頂きます
m(_ _)mとりわけ序奏と主題の部分は印象的で、誰しも一度は耳にしたことがある名曲だと思います。
羽生くんは、このバイオリンの王道曲をピアノ用に編曲し、清塚信也さんの演奏バージョンで滑る予定だったのですね。
ピアノバージョンでしたら、こちら↓
かなり印象が変わる気がします。
動画主の森伊知郎さま、感謝してご紹介させて頂きますm(_ _)m
ロンド(🇮🇹 rondo)
主題が、異なった楽想の挿入部を挟んで何度か繰り返される形式の楽曲。 ソナタや協奏曲の終楽章などに用いられる。 回旋曲。
カプリチオーソ🇮🇹は「気まぐれに」の意味です。
よって、「ロンド・カプリチオーソ」と名付けられた曲は複数あります。
ああ、NHK杯でこの美しい曲で滑る羽生くんを観たかった。
![汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
ただ、ちょっと謎が解けた気分です。
実は、昨年から↓のTwitterがずっと気になっていましたので。
↓Misakoさま、感謝してお借りします。m(_ _)m
想像なんですが、2021年「羽生くんと共演する企画がある」って、これこそ『序奏とロンド・カプリチオーソ』のことなんじゃないかと今回思い至りました。この曲を使いたいとなった時、まずは「ホワイト・レジェンド」でお世話になったバイオリニストの川井さんに話が行くのは自然な流れだなと推察しました。でも結局はピアノバージョンに編曲することになったのならば川井さんとの共演は無くなったのかなあって…何やら伏線がスルスルと回収されていくようなスーッとした気分です。
さて、美しい音楽を鑑賞しつつ、
ちょっとここで私の思い出話をさせて頂きます。
バイオリンもピアノも習ったことがない私ですが、実は、子供の時からこの『序奏とロンド・カプリチオーソ』には思い入れがあるのです。
「ロンド・カプリチオーソ」と言えば、私にとっては、竹宮惠子先生の連載漫画でお馴染みの特別な曲名です。子供心に記憶していて今もって忘れ難い言葉ですので、今回、羽生くんの新SPがこの曲と聞いて大興奮している次第です。
(竹宮惠子「ロンド・カプリチオーソ」から)
一言で言うと、「天才肌の弟ニコル、努力家の兄アルベル、年の離れた兄弟スケーターの愛情と嫉妬と葛藤の物語」です。
1972年の札幌冬季オリンピック。"氷の妖精"ジャネット・リンに日本中が沸いたあの五輪の翌年から「週刊少女コミック」に連載されたスケート漫画です。実際、作中に札幌五輪とジャネット選手もエピソードとして登場します。
私が「フィギュアスケートとは美しいもの」と強く認識するに至った原体験の作品でした。
ひょっとしたら、羽生くんのお母様も子供の頃、この漫画を読む機会があり、その情報が羽生くんにも伝わっていたら、なお素敵だな〜なんて勝手ながら夢想してしまいました。
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
でも、当時から、現実世界の男子フィギュア選手といえば筋肉隆々、逞しい系の選手が多くて、この漫画の世界とは遠くかけ離れたもの…何回かの失望を経験していくうちに、いつしか私の中ではフィギュアスケートは女子選手を観るべし、みたいな先入観が育ってしまいました。
だから、ソチ五輪で羽生くんを見つけたときの喜びはひとしお❗️
そして、羽生くんはそんな私の思いの枠を超えて、今だ、常に遥か高みへと飛翔してくださっているのです。
こんなに応援のし甲斐のある人、他に知りません。
そうそう、そう言えば、ジャネット・リン選手は、あのレジェンド、ディック・バトン氏とも繋がりがあるのですよ。ジャネット選手のコーチはバトン氏の元の奥様だそうです。平昌五輪の後、バトン氏は羽生くんを評して、「この大舞台で見せ得る最高の劇場を見せてくれた。これぞ金を超えてダイヤモンド級の演技だね!」と大絶賛してくださいました。バトン氏は、ジャネット・リン選手のことも「劇場」を表現できる特別級のスケーターの一人だと評していらっしゃいました。
長々と語ってしまい、すみません。m(_ _)m
つまり、羽生くんが『序奏とロンド・カプリチオーソ』で滑ってくれるということに、ただただ歓喜しています。
私にとっては、子供の頃好きで今も大切に思っている作品の主人公さながら、それを超える芸術性と技術で滑ってくれるであろう、羽生くんの新SPに期待が膨らむ一方です。
勝手な想像ながら、私の抱く2次元への憧れを、羽生くんが3次元の現実世界で体現して観せてくださる…こんな贅沢で幸せな夢があってよいものでしょうか。
![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
どうか、羽生くんが日一日と回復なさっていますように🙏
羽生くんが理想とするロンド・カプリチオーソを観られるというならば、私はいつまででもお待ちします。
羽生くんが納得なさるまで、しっかり回復されてから、復帰なさってくださいね。
いつでも、いつまでも応援しています。🙏
画像やTwitterや記事は感謝してお借りしました。
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