昨日、「ファンタジー・オン・アイス2018 inMAKUHARI」の初日と2日目公演がテレビ朝日のCS放送で、再放送されていました。
当時、もちろん録画していましたが、今年の新しいFaOIIはないので、また観てしまいました。
今、観ると新しい気づきがたくさんあります。
その話はまた後でするとして、
まずは、幕張2018のパンフレットに、小平奈緒さん(スピードスケート)の談話が載っていて、興味深かったので、先にご紹介させていただきます。
なお、小平奈緒さんは、高木美帆さんと一緒に4月の「スターズ・オン・アイス」にゲスト出演されています。↓
「スケーターの背中に物語を感じる」
小平奈緒(平昌五輪スピードスケート500m金)
「4月にアイスショーを観て思ったのは、背中に物語が感じられるなということでした。何か、スケーターの背中がきれいだなと。
これまでやってみたいと思ったことはないですけど、観ていてスピンのようなものだったらやってみたいというか、純粋にリンクの上でそういう風に遊べたら面白いなと思いました。
でもフィギュアは究める要素がいっぱいあるというか、たくさんの努力みたいなのが必要だと感じるので。スピードスケートも自分の思いを乗せて表現することはできますが、フィギュアは音楽と演技、会場の雰囲気などで自分の世界を作り出せる。そういうところはすごくいいなと思いました。
羽生結弦選手のすごさに関しては、私が何かを言って踏み込んではいけない世界のような気もするので「ただ素晴らしい」というしかありません。アスリートとしてすごく研究熱心だなと思うし、自分が体現しようとしていることがすごくハッキリしているなと感じます。
氷の上で曲線を描いたりスピードに緩急を付ける滑りは、基本となるスピードがないとできないこと。だからエッジの使い方などをすごく見てしまいます。
あとは上半身を使った捻りの動作やタイミングなど、体の使い方みたいなところにすごく目がいってしまう。演じているプログラムそのものも楽しみたいですけど、そういう何か、自分の競技につながるところもあると感じたので、また観に行きたいなと思いました。
スピードスケートはフィギュアスケートに比べると一瞬で終わってしまうので、観戦ポイントとなると難しいですが、平昌の閉会式で旗手が一緒だったカロリーナ・コストナーさんと話をした時、「スピードスケートを観にいったけど、意外に音がしないんですね」と言われました。フィギュアの方が「ザッ!」というような音が出るんですね。だからスピード(スケート)は静けさの中に響くスラップスケートの音や、スピード感を感じてほしいなと思います。感じ方は人それぞれだけど、私はそういう人を引き込むようなレースをしたいと思っています。
今はもう次へ向けて体を動かし始めている段階ですが、金メダルというのはもう忘れてしまうような感覚になっています。お世話になった人たちと話している中で、「自分は金メダリストなんだ」と思い出す時があるくらいで。
39秒94という数字には思い入れがありますが、あの時の会場の雰囲気とか、スケーターのみんなが互いに讃えあった瞬間が表彰式より記憶に残っています。私は表彰台に乗れない時期もW杯などでは表彰台に上がった人たちに必ず「おめでとう」と声をかけていました。それをみんな覚えていてくれたのか、わざわざ駆け寄ってきて、「おめでとう」と言ってくれたので、それがすごく嬉しかったです。
書き起こしは、以上です。
言葉は短いながら、同じスケート畑のアスリートの視点で語られる羽生くんのこと、アスリート同士尊重し合い、分かりあっている様子が伺えて興味深く拝読しました。
小平奈緒さんは素敵な方です。アスリートとして、一人の人間として尊敬できる方だと思います。
余談ですが、
私は、3月末のYahoo!ニュースで小平さんが横浜アリーナのSOIにゲスト出演すると知って、急遽チケットを購入して観に行きました。(こんなにギリギリでもチケットが入手できるなんて、今年ならば考えられないことですが、この年に限らず、羽生くんが出演しないショーならば購入は比較的容易なのです)
小平さんは、アイスショーという慣れない場所に戸惑いが見られたものの、与えられた役割には一生懸命で、とても真面目で誠実な方だなとお見受けしました。
ですので、2ヶ月後のFaOIのパンフレットで、小平さんの「また観に行きたい」という感想に遭遇して、とても嬉しく感じた記憶があります。
さて、2018年のFaOIの話題にもどしますね。
密かに「ウミウシ?」と囁かれていた衣装でしたが、このショットの羽生くんは美しい!能登さん、感謝してお借りします。
いつもながら、FaOIは、トキメキどころ満載のショーでした。
幕張と金沢のゲストアーティストは、CHEMISTRY(ケミストリー)。
オープニングに続く群舞のコラボナンバーでは、羽生くんが初めてセルフコレオを披露してくれました。
曲全体ではなく、織田信成くんと羽生くん2人のパート、わずか30秒ほどでしたが、記念すべき初コレオです。
後日、織田くんが「ゆづはものすごく細かいところまで考えていて、指導はめちゃ厳しかった」とその内幕を明かしてくれました。
でも、この2018年のセルフコレオの経験が、2021年、今年のSOIでのオープニングのセルフコレオと演出&指導に繋がっていったと思えば、感慨もひとしおですよね。
とにかく、羽生くんは楽しそうでした。
オープニングでは、平昌五輪以来、初めての4回転を決めました。
元気良すぎて、腹チラ連発!目線ガンガン飛ばし過ぎ
フィナーレでは、↑の王子様衣装で、ロンダート(側方倒立回転とび1/4ひねり後ろ向き)をバッチリ決め、サービス満載!ファンにとっては天国か〜⁉︎というはっちゃけた羽生結弦を堪能させていただいたショーでした。
(新潟ではなんと千秋楽の退場で「でんぐり返し」まで決めてしまったそうな)
また、プルシェンコさんは、「ニジンスキーに捧ぐ」を演じてくださいました。さすがの貫禄!存在感がすごい!
この年の4月の「Continues with Wings」で、この曲「Art on Ice」を新プログラムに使いたいと、羽生くんに直接お願いされたプル様、きっと羽生くんに観せたくてこの演目を選んでくださったに違いないわ〜と、微笑ましくも嬉しく拝見しました。
テッサ・バーチュ/スコット・モイヤー組、平昌アイスダンスの金メダルカップルが初出場してくれたのも、この2018年でした。オリンピックFD「ムーラン・ルージュ」を披露してくれて、大興奮したことも楽しい思い出です。
羽生くんの演目は、ケミストリーとのコラボナンバー「Wings of Words」。
指でノンノン!…可愛すぎ
↓はニュースで紹介された短縮版です。
動画主さま、感謝してお借りいたします。
羽生くんの「ありがとうございましたーー!」
ああ、懐かしいですね。
来年こそは、このコロナ禍も収束に向かい、FaOIを心置きなく楽しめる日々が訪れますように!
懐かしの、2018年、2019年FaOIの再放送に感謝しつつ、今年のDOIや、来年のFaOI.に思いを馳せている私です。
これは2017 FaOIのシーン。2018年FaOIパンフレットから。
スケーター達のこんな素敵な笑顔を、早く見たいです
羽生くんが今日も元気に練習できていますように❣️
![](https://stat100.ameba.jp/ameblo/entry_designs/v1/sources/assets/natural06_frame01_bg.png)
噂の「ウミウシ」ちゃんの画像もどうぞ
文中の画像は感謝してお借りしました。