先日、拝読した羽生くんの卒論「無線・慣性センサー式モーションキャプチャシステムのフィギュアスケートでの利活用に関するフィージビリティスタディ」。
少しだけさわりを紹介させていただきますね。
ちなみに、フィージビリティスタディとは、「実行可能性調査」「事業化調査」のことです。
![](https://stat100.ameba.jp/ameblo/entry_designs/v1/sources/assets/cool10_frame01_bg.png)
↑こんなふうにダウンロード可能です(全7P)
「論文」ですから極めて理性的に進行します。
でも、
「現状では、ジャンプの高難度化が進んでいるからこそ、評価基準がなおざりになっていることを感じる。特にジャンプの離氷時の評価は非常に曖昧で、審判の裁量に完全に委ねられているように感じる」
「感じる」とはやや情動的な言い回しですから、羽生くんの問題意識が現れているように思います。
羽生くんは、実際に様々なジャンプを飛んでデータを測定収集し、その過程で、モーションキャプチャのセンサーの「コンタクトポイント」という機能に着目します。
これは、足の5本指、両足なら10の指ポイントにかかる圧力を測定できる機能です。
つまり、このコンタクトポイントが、ジャンプ時における各指の重心移動、ひいてはエッジの乗っている場所、エッジの角度等も測定できる機能であり、その気付きを元に、検証および研究を進めていきます。
(ジャンプについて)
「この重心を表示する機能を使用すれば、どの地点まで離氷していないのかが簡単にわかる。
またこれを数値化し、離氷前のエッジの角度の基準を設定し、時間などをコンピュータ上に設定することによって、数値として、人間の目ではなく、公正な判断基準で判断できるようになる」
「これは今のフィギュアスケート界において、非常に大きな発見であると考えている」
今回公表されていない3万余文字の本文には、これらの結論に至るまでの、貴重で膨大な実証実験のデータが収められていると推察します。
羽生くんは、現在の審判員の負担があまりに多過ぎることを検証し、将来的に審判員の負担を減らす事で、より正確なジャッジングが実現するようにと、これら新技術の導入を提案しています。
現状のような曖昧な審判が続けば、近い将来、競技としての信頼性が揺らぎかねません。
フィギュアスケートの競技としての未来が明るくなるようにと願う羽生くんの一途な思いが伝わってきます。
↓収蔵された論文を読むには、登録とログインが必要ですが、是非、ご一読いただきたい論文です(要約版7ページ)
でも、なかなか論文を読む時間がとれないわ〜という方に、
素晴らしいお助け動画をご紹介させていただきます。
もちろん、論文そのものではなく、論文を読み解く副教材としてのお勧めです。
先日ご紹介させていただいた、あの【衣装考察動画】を投稿してくださった動画主さま❣️
感謝して、お借りします。
↓と同じ動画主様です。
いつもながら、ユーモアを交えて、様々なインタビューやニュースも織り込み、視覚的に分かりやすく解説してくださっています。
そして、動画の次は、論文そのものも、是非❣️
ファンとしては、羽生くんがこの文章を書いたのね〜と思うだけで心が浮きたってきます。
文字を追いながら、この文章を書いている時羽生くんはどんな事を考えていたのかな?どの試合のことを思い出していたのかな?などなど…
私の脳は雑念だらけ、煩悩だらけになってしまって、結果、理解力が低下していました。
これって、あれですよ…記者会見!羽生くんの麗しさに気を取られて、内容が頭を素通りしてしまって、後で録画を見直してやっと理解するという…羽生ファンあるあるです![てへぺろ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/019.png)
![てへぺろ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/019.png)
そこに、天の助けが登場!
(ご紹介した)動画は、こんな私でも理解しやすいよう水先案内人になってくれました。
羽生くんのフィギュアスケートにかける思いがいっぱい詰まった卒業論文。
もちろん、今回公開されているのは、
3万字もの全文ではなく、羽生くん本人が要点を加筆修正した《特別寄稿》版ですが、思いは充分伝わります。
是非、より多くの方に読んでいただきたい、羽生くんのフィギュアスケートに寄せる深い思いを知って欲しいと願わずにはいられません。
![](https://stat100.ameba.jp/ameblo/entry_designs/v1/sources/assets/limited007_frame02_bg.png)
さて、もう1つ、羽生ファンあるある、を。
![](https://stat100.ameba.jp/ameblo/entry_designs/v1/sources/assets/wa09_frame_bg.png)
ついつい、お菓子売り場で「柚子」「ゆず」の文字を見かけると、ふらふら〜と買ってしまうんです。ネットで見かけるとポチしてしまうんです。
でも、どうせならば羽生くんのスポンサー様のものを買いたいんです。
ゆず味って、甘いばかりじゃなくて、ほんのり苦味がクセになるんです。
まるで誰かさんみたいに
↑のように柑橘系のペーストを使ったチョコはすでに発売済みなのですから、そこを是非、柚子で!
柚子味のボトルガムとか、チョコとか、アイスとか、是非ロッテ様、お願いいたします。