SDGsについてどのぐらい知っていますか?
SDGsという呼び名ばかりが一人歩きして
本質が見落とされてはいないか気になってきました。
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称
英語がわかる人が増えたとは言え、横文字ばかりでピンとこない人も多いと思います。
私もよくわからないので、ちょっとまとめることにしました。
SDGsはいつから始まったの
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)
2015年9月、国連サミットで採択
17の大きな目標と
達成するための具体的な196のターゲットで構成。
「持続可能な開発目標」は
2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。
もう始めてから5年は経っているんですね。
17の目標
- 貧困を無くそう
- 飢餓をゼロに
- 全ての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなにそしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤を作ろう
- 人や国の不平等を無くそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正を全ての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
掲げられた目標はとても大切なことばかりですが、
一つ一つの内容が奥深く
地球規模の視点で捉えなければ
ただの気休めで終わりってしまう可能性が大です。
どの目標も相互に関わり合い、
どれか一つだけというわけにはいきません。
自分の身の回りだけ良くなって、良いことしているように見えても
地球全体にとって役に立たない可能性も。
かえって逆効果になることだってあり得ます。
わかりにくいから落とし穴もたくさんあるのです。
日本は世界の問題に意識を向ける気があるの?
残念ながら、国連のHPサイトは日本語に対応していません。
日本語で入手できる関連サイトは、必要最低限を翻訳し、難しい文面のままですから、よほど関心がなければ、簡単な説明を利用するにとどまってしまいます。
国連が掲げたさまざまな問題に対して、日本の中ではさほど問題視されていないのかもしれません。
国内でも17の項目、それぞれの問題が無いわけではありませんが、他の国と比べたら平和で穏やかに暮らせる国です。
飢餓とか、水問題とか。日常意識することはあまりありませんよね。
「平和ボケ」なんていうぐらい、国内のことと海外のことは切り離して考えて、誰かに任せっきりにしてきたからでしょう。
見つけた中で、一番わかりやすかったのはこちらのサイトでした。
私がここに書き写すよりは、サイトを訪ねてみる方がわかりやすそうなので、行ってみてください^^;
日本の政府機関のサイトは全くいただけない物でした。
何でもかんでもPDFの資料ファイルが並び、開けてみると文章がズラーと書かれたままのお役所仕事。見る気がなくなるものばかりです。
パンフレットの中身は、阿部さんやお役人の写真ばかりで、何に取り組むのか伝わってきません。(こんなものいります!って感じです)
外務省:海外へのやってるアピールですね
パンフレット:持続可能な開発目標(SDGs)と日本の取組(PDF)
環境省:企業向けのメッセージ経済優先のばかりでがっかり
「全ての企業が持続的に発展するため」って視点違いすぎです。
- 持続可能な開発目標(SDGs)活用ガイド [第2版](概要版)【PDF 971KB】
- 持続可能な開発目標(SDGs)活用ガイド [第2版](本編)【PDF 3.8MB】
- 持続可能な開発目標(SDGs)活用ガイド [第2版](資料編)【PDF 8.6MB】
これでは、よほど関心の高い人か、金儲けにつなげたい人しか本質に興味を持て無いのも頷けます。
今こそ情報に左右されず、
自分自身で世界で起こっている問題や課題を知り。
今後の世界がどういった方向に進んでいこうとしているのか。
どんな世界を望み、
どんな世界を創造しようとするのかを
地球全体のことを考えて
選び、行動に移す時です。
それぞれがお互いに繋がっている。
誰かが気付けば波紋が拡がる。
小さな選択が集まって
無理と思えることが可能になるのです。
大きなことをすることも大事ですが
目覚めた意識で地球上の全ての生命につながる
意識が必要です。
メチャクチャいただけない環境省
国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所のサイト