中小企業の調査統計② | 『売れプロ!』ブログ -「売れる」「稼げる」中小企業診断士に-

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中小企業の調査統計②

 

売れプロ10期生 博 多 です。6回目の投稿です。

最近の中小企業向け調査統計についてお話ししたいと思います。

昨年の12月10日、第166回中小企業景況調査が発表されました。

「中小企業景況調査」は、独立行政法人中小企業基盤整備機構が、約1万9千社を対象に、四半期毎に実施している調査です。

経営上の問題点について、業種毎に聴取しています。

 

              図表 中小企業が今期直面している経営上の問題点

 

出典:中小企業庁HP  

それぞれの特徴を見てみると

 

①製造業は、原材料の価格が第1位です。昨年まで1位だった需要の停滞が第2位となり、入れ替わっています。昨今の原油価格上昇に伴う原材料コスト負担が重荷となっています。

②建設業は、第5位に熟練技術者の確保難が挙げられており、人材への教育が課題となってます。

③卸売業は第1位が需要の停滞、第2位が仕入単価の上昇が毎期同様であり、モノを仕入れて小売店や事業者に卸す業態は、売買両面の状況から粗利を確保することが課題と考えられます。

④小売業は、第2位に消費者ニーズの変化への対応、第4位に大・中型店との競争、第5位に購買力の他地域への流出となっています。

最終消費者の移ろいやすい需要をつかみ、同種の品を取り扱う大型資本の店舗や、魅力的な近隣のショッピングモールなどとの競争に対抗していくことを課題と考えられます。

⑤サービス業は第2位に利用者のニーズ変化への対応が挙げられており、小売業同様にニーズをつかむ難しさを課題とする企業が多いと考えられます。

 

サプライチェーンで、川上に位置する製造業は原材料の価格上昇、川下にあたる小売・サービス業は消費者のマインド、中間の卸売業は川上と川下の変化にそれぞれ対応することが主な課題と認識しており、中小企業診断士もこうした課題への対応を企業と共に検討することが求められます。

 

(売れプロについて)

売れプロ10期は、1月9日に第8回の講義が行われました。

2月6日に第9回が予定されています。同期のメンバーは優秀かつやる気のある方々が揃っています。事務局のメンバーも私たちを支援してくれますので、モチベーションも維持できます。

企業内・独立、年齢も様々ですが、社会人として成長したい、必要とされたい思いを持つ方には、このマスターコースはお薦めです。