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売れプロ10期生 博 多 です。3回目の投稿です。
今回は、中小企業向けの補助金のうち、ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金についてお話ししたいと思います。
通称:もの補助と呼ばれるこの補助金は、経済産業省の中小企業生産性革命事業の一部(他は持続化・IT導入補助金など)です。
令和元年度補正予算3,600億円及び令和二年度第3次補正予算2,300億円の一部とされています。
大別すると2つのタイプがあり、①一般型は上限1,000万円、②グローバル展開型は上限3,000万円、補助率1/2(低感染リスク型ビジネス枠・小規模事業者は 2/3)の補助金です。
この金額であれば、工場の大型工作機械、3Dプリンタ、料亭の大型急速冷却器なども購入可能です。
例年、補正予算で計上され、直近では第7次が今年9月末に採択されています。
わかりづらいのですが、採択の後、見積もり等を再提出し、正式に決定する手続きで交付決定という手続きがあります。
現在は令和元年度、2年度両方の補正予算が継続中で、第1次の令和2年4月から連続し申請計41,029件に対して、17,978件が採択され(採択率約43.8%)、現時点の交付決定数は11,970件です。
手続きは、全て電子化され、申請者は、Gビズプライムアカウントとよばれる法人・個人事業主向け共通認証システムの登録を行うことになります。
特徴として、ルーキー(新人)の優遇(過去に申請したことがあると減点)、従業員への賃上げ(付加価値を従業員へ還元する義務)、成長性の加点:経営革新計画承認、政策の加点 :創業又は第2創業者、災害等加点:事業継続力強化計画認定などの様々な加点要素の存在があります。概ね3か月に1回採択の手続きがあり、現在、第8次が11月11日締切として進行中です。採択後、事務局へ交付申請と経営者への面接を実施し、1ヶ月後に交付決定がおります。交付決定の段階で業務を開始して、実際に補助金を受け取ることが出来るのは、事務局に実績報告書提出→確定検査を受けてからになります。確定検査の後、事業完了してから5年間、毎年事業の状況を報告することになります。
これらの手続きは、採択までは補助要領、交付申請以降は補助事業の手引きというマニュアルを読み込み、対応する必要があり、1歩間違えると、採択・交付取消といったこともありえます。
このように、補助金は、ただ申請するだけではなく、継続して手続きが必要となります。
また、申請するためには業界や社内状況、市場の理解と言語化が求められます。
継続した支援を求められる中小企業診断士には、コンサルとして活躍の場となりえるものです。
(売れプロについて)
売れプロ10期は10月24日に第4回の講義があり、11月13日、14日に1泊2日で合宿講義が予定されています。同期のメンバーは優秀かつやる気のある方々が揃っています。事務局のメンバーも私たちを支援してくれますので、モチベーションも維持できます。
企業内・独立、年齢も様々ですが、社会人として成長したい、必要とされたい思いを持つ方には、このマスターコースはお薦めです。