まだ寒い日が続きますが、段々と温かい春風が来そうな日差しが感じられるこの頃です。
売れプロ8期生の"ハリー"です。
9回目のブログにお付き合いください。よろしくお願いいたします。
ちょうど今、リモートワークが中心で働いている人も、多くいらっしゃると思います。自分は3月からリモートワークになり、4週目に突入しました。
意外と忙しい!電話、TV会議、メール、チャット等とデジタル・コミュニケーション・ツールを駆使して、離れた仕事仲間と和気あいあいと話して、一日中メールを打ちまくって、気づいたら夜中!って感じです。
また、夜の飲み会がなくなり、ジムも図書館も臨時閉館って?リフレッシュの機会が激減。それで疲れが溜まってくるのか、首の後ろが痛くて仕方ありません。夕方には目もショボショボです。(これは花粉症かな!?)
さて、今回のサブ・テーマは「マーケティングは面白い!」です。
最近ずーっと家で仕事していて、一寸の休憩に本棚の前に立つ機会が増えており、「あー、これ読んだけど、どんな中身だったっけ」と気にする機会も増えました。そして思い出せる本はどれもマーケティング関連の本なんです。
「やっぱりマーケティングって好きだなぁ!」と気付きました。
そこで2冊あげます。好きになった背景には、やはり仕事で非常に役に立ったことです。そんな知識のお裾分けとして披露します。
1冊目は『プロフェッショナルの条件』P.F.ドラッカー(ダイヤモンド)。
初版から17版までが2000年6月から9月に出て、いかに売れた本なのかと分かります。
よく覚えている背景として「2000年の自分は何をしていたか!」に答えれば、ITベンチャーの立ち上げやっていました。消費者向けのアプリを作りながら、パートナーを見つけたり、ビジネスモデル構築に必要な要素をかき集めたりしてた。そんな頃に根っ子の部分で「経営したい」っていう志向があって、それが読んだ理由です。
名著は今でも色褪せない。
(引用)『特に知識労働者が、雇用主たる組織よりも長生きすることを念頭におかなければならない。第二の人生のために、新しいキャリア、新しいアイデンティティ、新しい環境の用意をしておかなければならない』と、正に20年経った、今の自分に響いてきます。
最後の頁には “IT革命”について書いてあって、
(引用)『知識労働者(IT労働者)を金で懐柔することは不可能である。(中略)そのためには、彼らを部下としてではなく、同僚のエグゼクティブとして、単なる高給の従業員としてではなく、パートナーとして遇しなければならない。(了)』
IT革命について技術云々でなく、知識を優位とする労働者に視点を置いている点が、ドラッカーがウェットな日本人に受け入れられる要素なんだろうと、思った次第です。
2冊目は『マーケティング・コンセプト』P.コトラー(東洋経済新報)。
初版から4版までが2003年5月から8月に出て、これも売れた本に入ると思います。
覚えている背景である「2003年の自分は何をしていたか!」に答えると、この年は二足の草鞋を履いてました。1足目はERPコンサルタント事業を企画していました。2足目はコンビニ業界に向けて、顧客の携帯電話で利用してもらうコンテンツを制作する事業を企画していました。(なるほどネ! )
この2冊目も、実は1冊目と同様で、過去の著書の良いトコロだけを集めて編纂した本です。バレエで言えばガラ公演のように、著名なストーリーが次々と出てきます。この本の原題が『マーケティング・インサイツAtoZ』とある通りAdvertising(広告)からZest(熱意)まで80アイテムを集めてコトラー節で解説したものです。
中身は読んでほしいので、ここで解説しませんが、コトラーが「序文」に選んだヒューレット・パッカードの創設者であるデビッド・パッカードの言葉が好きです。
『マーケティングはあまりにも重要なので、マーケティング部門だけに任せておけない。真に優れた組織では、誰がマーケティング部門の人間か区別がつかない。組織の一人一人が顧客への影響を考えたうえで判断を下すんだ』と言うもの。
『マーケティングは誰もが持つべき、思考のスタイルなのだ!』
と強く思った次第です。
以上、今回も読んでいただき、ありがとうございます!
次回は最終回です。最後まで宜しくお願いいたします。
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