こんにちは、売れプロ8期の高山 睦生です。
最近は寒い日が続きますね。
新型コロナウイルスもそうですが、相変わらずインフルエンザも流行していますから、体調管理をしっかりとして過ごしたいところです。
ところで、みなさんは東京で雪が積もる頻度がどれくらいかご存知でしょうか。
気象庁のデータベースによれば、この30年間で東京に1cm以上の積雪があった日が85日間あったそうです。年単位で積雪の有無をみると、過去30年中、21年は積雪が発生しています。
東京では、積雪のある年の方が積雪のない年よりも多いんですね。
そういった観点からすると、都内で雪が降らないことを前提とした考え方は危険であることが分かります。年に1日もない雪の日に運転を取りやめる選択肢のある人は良いのですが、そのような日でも運転する必要のある人は、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを常備しておく必要があるといえそうです。
事故による損失は、時に取り返しのつかないものともなりかねず、適切な準備が不可欠となります。
物事を判断する軸として、感覚的なものも当然大事ではありますが、時にはこうして数字を使って棚卸してみると発見があるものです。
リスクの尺度は、発生頻度と影響の大きさであるといわれています。先ほど挙げた例は、高頻度で中程度の影響度が見込まれる例といえるでしょう。
また、たとえば、荒川決壊時に5m超の浸水可能性がある、といった話であれば、発生頻度は低いものの、影響は甚大といえます。
リスクというものは、対策することで頻度や影響を抑え込むことができる場合があります。たとえば、積雪の例であれば、スタッドレスタイヤを装着しておくことで、事故の発生頻度は有意に低下するでしょう。
ここで重要なのは、対応にメリハリが求められることです。たとえば、車がレジャー目的とすると、降雪があれば車を利用できなくなりますが、影響はそれだけです。積雪自体はそれなりの頻度で発生しますが、影響の程度を考えると何万円もかけてスタッドレスタイヤを買うような話ではなさそうです。
一方で、タクシードライバーであれば、積雪の影響は無視できません。東京でもスタッドレスタイヤを用意することが現実味を帯びてきます。
結局のところ、リスクに対する考え方は人や立場によって様々ですが、私はというと、雪が降るくらいの方が冬らしくていいな、などとと思ってしまいます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。