アイホールので90年代レトロスペクティブで、遊劇体の「縄文人にあいういう」を観ました。

若干タイトルが違うから改作?と思っていたが、台本はおそらく原作通り。



90年代レトロスペクティブは90年代演劇の検証と言いつつ、関東圏の作品上演が多い中、唯一の関西劇団作品の上演。

40代半ばの人間にとっては過去と比較したりして、複雑な気分になることの多い企画だが、遊劇体はさにあらず、でした。

確かに満開座とはまったく違う演出方法だけど、満開座イズムというか、小演劇本来が持つ大きな力の一つである「まつろわぬ者の視座を通して世界を視る」をきちんと再現している。


ああ、こんな芝居に心揺さぶられて演劇の世界に俺は入ったんだ、と思い出させてくれる芝居でした。


哀愁と激情、そして限りない優しさ。この頃は上演時間が長かった。この作品も2時間10分。
でも、それを感じさせない思いが舞台に溢れていた。熱い役者が居た。長さを感じさせない思い入れがあった。
(共感出来ない人にはヘンチクリンで、蔑称的にアングラなんて言われたりもしていたが)


ついつい過去の満開座の役者さんに重ねて観ていた悪い観客だが、それであまりゲンナリならなかったのは、キタモトさんの演出であり、それに応えようとする役者の姿勢だったのだろう。


今の小劇場とは違う意味でのエンターテイメント。


心踊る演劇、って感じでした。

タイトルは「ひかりごけ」


言わずと知れた武田泰淳……


人肉を喰らった人間には、首の回りに緑色のワッカができるというもの


何とも気色の悪い設定ではあるが、新撰組らしい生真面目さで楽しませてくれた。



ただ、いつもの新撰組にはない、良さも出ていた。


いつものような、アングラ風(あくまで「風」である)の絶叫は無く、

淡々と丁寧に方言でのセリフが交わされる。

とても聞き取りやすく、またそれだけに深々と居心地の悪さが響いてくる。


客演の昇氏が、居心地の悪さをうまく加えていく。

ゆったりと、しかししっかりと流れていく時間……とても心地よい。


1時間少々という時間もよい感じである。重いものは余り長時間になるとそれだけで辛いこともある。


なんで今「ひかりごけ」なのか、というのは結局分からなかった。

だから、?と思う観劇者もいるかも知れない。



が、


大阪新撰組の新境地……こんな感じでシフトしていくと、とても面白いと俺は思った。


次は1月、唐さんの「吸血姫」のようだ。

今まで、アングラ風の新撰組ではなく、この作品を経た彼らが

どんな料理をするのか、とっても楽しみだ。


因みに、これにはウチの中谷仁美とめりも参戦する。

それも楽しみ……不安である。

説明会に行ってきました。


今年で2年目。


今回はなぜか地区の進行役……

だいたいが無責任な男なのに、大丈夫なのかしら。


まあ、責任者は別にいるしね。


本番は11月だけど、今回観るのは9校。

地区予選というのは、確かに玉石混交だけど、それだけに面白い。

昨年は、金蘭会高校が会場だったけど、今回の予選地区はすばるホール


大きなホールで高校生がどう頑張るか……なんか、とっても楽しみである。


説明会では、寝ないようにとか、しっかりとホメたりダメ出ししたり、

なんてことを先生方から説明される。



高校野球と違って、演劇の大会は年1回。

楽しみにしてるので、みんな頑張ってください。