タイトルは「ひかりごけ」


言わずと知れた武田泰淳……


人肉を喰らった人間には、首の回りに緑色のワッカができるというもの


何とも気色の悪い設定ではあるが、新撰組らしい生真面目さで楽しませてくれた。



ただ、いつもの新撰組にはない、良さも出ていた。


いつものような、アングラ風(あくまで「風」である)の絶叫は無く、

淡々と丁寧に方言でのセリフが交わされる。

とても聞き取りやすく、またそれだけに深々と居心地の悪さが響いてくる。


客演の昇氏が、居心地の悪さをうまく加えていく。

ゆったりと、しかししっかりと流れていく時間……とても心地よい。


1時間少々という時間もよい感じである。重いものは余り長時間になるとそれだけで辛いこともある。


なんで今「ひかりごけ」なのか、というのは結局分からなかった。

だから、?と思う観劇者もいるかも知れない。



が、


大阪新撰組の新境地……こんな感じでシフトしていくと、とても面白いと俺は思った。


次は1月、唐さんの「吸血姫」のようだ。

今まで、アングラ風の新撰組ではなく、この作品を経た彼らが

どんな料理をするのか、とっても楽しみだ。


因みに、これにはウチの中谷仁美とめりも参戦する。

それも楽しみ……不安である。