2016年『こいつがヤバイ!』オススメHIPHOPラッパー・たたき上げ編 | URBAN CHAMPION❮公式❯

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こんにちはー!
よーこです!
つい先日関東では雪がつもりまして、益々寒さが厳しくなっております。


2016年も好きなこと書いていきますよー!

主婦の私、一通りやることやったあとに、お部屋でゴロゴロしながら観るのは、ワイドショーではなくセレブゴシップと、Billboardの洋楽ランキングでございます。

Billboardランキングのおもしろいところは、一年前に発売したものがジワジワと上がってTOP10入りしちゃったり、やはりHIPHOP、R&Bの本場だけあり、ラッパーやブラックミュージックのアーティストが本当にたくさんランクインしてたりってところです。

で、いつも申し上げてます通り、ネットが普及した昨今では調べればすぐわかることなので、あまり『今が旬!』みたいな記事は書かないつもりだったんですが、

今シーズンBillboardにチャートインしているUSラッパー達は私の大好きな『たたき上げ』ラッパーが多そうだったので特集してみます。

そう。日本は特にその傾向が強いのですが、いくらラップが上手くても、良いトラックに出会えても、天才的なプロデューサーに恵まれても、チャンスを掴めず消えてく方も多いのです。
悲しいかな、30代以降のクラブ関係者が集まると
『あいつ上手かったのになぁ。今何してるんだろう。』
なんて世間話もよくやります。

音楽で成功するのは狭き門。
だからこそ、耐えて踏ん張って自分の音楽を追求して、ようやく陽の目をみたアーティストの方々は応援したくなるものです。

さてさて、現在のBillboardチャートを騒がせているラッパー達をご紹介しましょう。
もう既にご存知のアーティストもいると思いますが、いつも通りおばちゃんなりの考察も追記しますのでお付き合いください。



●Travi$ Scott●

今ノリにノッてるTravi$ Scott。昨年リリースした待望のメジャーデビューアルバムRodeo』は大ヒットを飛ばしました。

"Travis Scott - Piss On Your Grave (feat. Kanye West) (Official Video)"


元々彼は20歳で2012年にKanye West率いるG.O.O.D Musicと契約して大きな話題となり、翌年にはEP『Owl Pharaoh』を発表したものの、USチャート最高46位と商業的に成功したとは言い難く、しばらくはボスのKanye WestPusha-T、同じ傘下のBig Seanなどの制作にプロデューサーとして貢献、またRihannaに楽曲提供したりすることに留まっていました。

しかし、若き天才と呼ばれる彼。その知名度はバツグンでありまして、数々のメディアやイベントに引っ張りだこに。
本人の楽曲でメジャーの実績がないのにも関わらず、Kanyeの影響もあってからか、注目度は高かった
話題となったG.O.O.D Musicとの契約から3年。
おばちゃんの目線で言うと20代前半の3年て長いですよ。

あのサウス代表のラッパー、T.I.のレーベルGrand Hustleから満を持して昨年9月に発売したRodeo』は瞬く間に世界中のヘッズを魅了しました。

そんな彼ですがおじいちゃんがJAZZの作曲家、お父さんがミュージシャンということもあり、音楽の英才教育を受けたいわば音楽エリートであります。

なので制作やライブに取り組むにあたり、その姿勢は完璧主義のようで、妥協を許さないというエピソードがいくつかあります。

→Travi$ Scott(トラビス・スコット)がSummer Jamでなぜフォトグラファーをやじったのかを説明

→bmr:リアーナ新作が遅れているのはトラヴィス・スコットが原因?

ほう。Rihannaを寝取った疑惑←
Rihannaもなんかこうクセのある男が好きね。

というのは置いといて、
ニューアルバム『anti』を引っさげてのRihannaの世界ツアーに、Travi$ Scottも随行することが決まっており

また、Rodeo』からシングルカットしたAntidote』も今なおトップチャートを賑わせております。

"Travis Scott - Antidote"


そしてUSで彼の評価が高いのは、楽曲もさることながら、『ライブのやばさ』
ロックのコンサートと匹敵するような縦ノリ&激しいバウンスが特徴だそうです。
ライブにこだわる姿勢から見て取れるように、現場感たっぷりなのもHIPHOPリスナーから指示される理由なんじゃないでしょうか。


2016年もこの若き天才から目を離せないのは間違いないです。
でもどうかカニエのように痛いおじさんにならないで~(泣)


●G-Eazy●

イージー・イーじゃないですよ。
ジー・イージーです。

長身で甘いマスク、まるでハリウッド映画に出ているスターのような出で立ち。
ラップはもちろん、その洗練されたファッションセンスも含めて近年じわじわと注目を集めているG-Eazy

→FARFETCH :G-EAZY - スタイリングの秘訣
めっちゃオシャレ!

一昨年発売されたデビューアルバム『These Things Happen』、そしてつい先日発売されたアルバム『When It's Dark Out』はどちらもUSのR&B/HIPHOPチャートにて首位を獲得し話題となっております。

"G-Eazy - Nothing To Me (Audio) ft. Keyshia Cole, E-40"


しかし、ただのイケメンラッパーってことで売れたわけでも、シンデレラストーリーがあった訳でもありません。

彼はカリフォルニア出身の26歳。
そう。HIPHOPの聖地のひとつで、HIPHOPのジャンルの一つにもなっている『西海岸(West Coast)』出身のラッパーであります。
しかもカリフォルニアの中でもコンプトンに並ぶ犯罪多発地域、オークランド出身。

10代の頃から音楽活動を始めた彼は、地道に制作活動をすると同時に、Snoop DoggLil WayneDrakeなどの前座を経験自ら全米をライブしてまわるなど、25歳でデビューを飾るまで長い下積みを経験した、正真正銘の叩き上げラッパーであります。

また、非常に頭の良い方のようで、自らのマーケティング技術とマネージメント能力によりファン層を拡大していったということで、なんと経済誌フォーブスに特集を掲載されたこともあります。

→Forbes:How Rapper G-Eazy Uses Business Principles To Direct His Music Career
※ちなみにBorgoreって人と『Forbes』という曲もやってます。紛らわしいですねw

前作ではE-40A$AP Ferg、今作ではChris BrownKeyshia ColeBig Sean、次世代ディーバと呼ばれるKehlani、更にはelectroやハウスを歌いこなすことで欧米で人気の高いBeBe Rexhaなどなど、豪華なアーティストが客演で勢ぞろい。

BeBe嬢との楽曲『Me, Myself & I』はじわじわと順位を上げ、現在(2016/1)Billboardの総合ランキングでTOP30にくい込む健闘ぶりをみせております。

"G-Eazy x Bebe Rexha - Me, Myself & I"


現在脚光を浴びている彼ですが、それも、コツコツと下積みを経験し、たくさんの事を学んだ彼の実力と、長くシーンで頑張ってきたのを見ていた現場のアーティストやオーディエンスからの評価と言って過言ではないと思います。



●Yo Gotti●

2012年に『Live from the Kitchen』でメジャーデビューを果たしたYo Gotti


"Yo Gotti   Down In The DM Music Video"


現在『Down In The DM』がヒットしている彼ですが、なんとラッパー歴丸20年の34歳!

そもそも近年まではインディーズを中心に活動されていたそうで、
調べてみると今まで曲を一緒にやった方々には
Gucci ManeT.I.Juelz SantanaFrench MontanaWaka Flocka Flame2ChainzJeezyなどなどそうそうたる顔ぶれが出てくる出てくる。
特にGucci ManeDJ Dramaとは親交が深いようでたくさん出てきます。

"Yo Gotti (Feat. Juelz Santana  Gucci Mane) - Colors[Official Video]"


Fetty Wapが影響を受けたラッパーの一人として名を挙げたりも。

世の中じゃ最近まであんまり知られてなかったけど、実はキャリアが半端ない現場のベテラン、って感じなんでしょうか。これぞ叩き上げ。

数々のラッパーのと客演が多いのもそうなんですが、男臭い楽曲が多いので日本のヘッズでもYo Gottiの動向を追っている方は多いのではないでしょうか。

今の彼女はAngela Simmonsらしい。
※RUN D.M.C.のRunの娘(驚)

2016年、『Down In The DM』のヒットにより、更なる飛躍を遂げる年になるのでは。
今後も注目していきたいラッパーの1人です。


いかがでしたでしょうか?

今日はこれにて♪♪