仲のいいプロレスライターの人が
「澤さん、『横道世之介』は見ました?まだ見てなかったら、是非澤さんに見てもらいたいです。」
と言われ鑑賞。原作の吉田 修一もこの前、たまたま、ブックオフでなんとなく手に取って読んだ「日曜日たち」という本の作者だったから、あらま、偶然…なんていうのもあって。
こういう突発的な切り込みが、普段
自分では決してチョイスしないような作品と巡りあわせてくれる。
「情報をゼロにして観て、感想を聞かせてください!」
って言うもんだから、そこまで言うなら、何か共通に受診できる電波がどこかからか発信しているだろうと思った。だから注意深く見た。
結果…
それな何なのかわからなかった。
ちょっと変わってる奴とその周りで起こる、ごくごく普通の話だった。
でもそれが何か心地よかった。
鑑賞後、その意味を尋ねると
「観ました? いやね。世之介みたいな奴、実際周りの人間で近い人はいるかみたいな話になったんですよ。で、僕は、澤さんがそれに近いかなと…」
え…
世之介ってお気楽な奴だな、こりゃ~。
って思ってたから、まさか自分が周りの人にそういう風に映っていたとは…笑
一つの発見でした。
なんかのレビューに誰にでも起こる普通のでき事がちょっと変わった主人公の周りの人たちで起こる。そんで、その周りの人たちも劇的にそれが原因で変わる訳ではなく、忘れてく…。そしてたまに思い出す。
みたいな事が書いてあってなるほどと。
まー、俺が主人公と劇的に違うのはもっとガツガツ セックスをおねだりするけどね!
付き合ってる人の娘(18歳)や、娘の友達にもノーフューチャーにしかける女に目のないセックス・クレイジー・グランパを演じるマイケル・ダグラスが別れた奥さんに
「不思議なのはなぜ、この家具(自分と暮らしていた時の)を取り替えないかという事なんだよ。」
と言うとすかさず
「そのソファーの座り心地は?」
セックス・ダグラスが陽気に
「宇宙で一番最高さ!」
みたいな事を言うと
「でしょ?いいものは換えない主義なの。」
と元奥サランドン。
皮肉が旨味に効いてる粋な会話。言われた後の表情が最高。
あと同級生で大学の近くでカフェをやってるダニー・デビィートに
「大学生に声をかけようと思った事は一度もないのか?」
ととってもピュアでダメなホルモン・ダグラス・クエッションに
「よせよ。経済学部の学生なら俺の収入がすぐわかるから無理だよ。」
って言う返しもよかったな~。
そっち側にだけは行くなよ…っていう方向に反省もせずに人生のハンドルをきり、見事にみんなが離れていく男の話。
TSUTAYAで何となく借りてみたら
意外に学ぶ事がたくさんあった参考書に出会った感じがしました。


