私と赤が退院し、実家に帰った週、この四月から昇任した夫が適応障害の診断を受けて、仕事を休むことになりました。
張り切り過ぎて、参ってるんじゃないか? と、職場の先輩に勧められての受診で、病名がつきました。

私も夫も、病識なし。
毎日忙しく働いているなあ、と思ってはいましたが、私も自分の事しか考えてなくて、気付くことができませんでした。
入院や出産後の、私ができない手続きのこと、もう少し真剣に考えてくれないかなあと、不満にさえ思っていたかも。
そういったことに頭がまわらず、仕事偏重になっていることこそが、いつもの夫と違うぞと思わなくてはいけなかったのに。

その頃、赤について極度の心配性になっていたのに輪をかけて、私を不安にしました。
赤のこの様子は、大丈夫なのか?障害ではないのか?
赤の顔色を見ている時間よりも、赤の様子についてスマホで検索している時間の方が長い、
そんな自分が異常だと感じつつ、やめられない……
夫を一人自宅に置いておいて大丈夫か?
もしものことがあったら……
赤についての不安は、今の夫には話せない。
だけど両親に話しても、
「お母さんがどーんと構えていなくちゃどうするの」
と励まされ、それも私にとっては辛かったりして。
母など、赤に向かって
「お母さんは神経質でちゅねえ。お子ちゃまでちゅねぇ」
と話しかける始末。その横で無言になるしかない私。

すわ産後うつに突入か、と思っていましたが、何故かある時突然、
「いや、これは睡眠不足による情緒不安定だ」
ということに気付くことができました。
入院中は睡眠1日60分以下とかで、実家に来てからだって、1日3時間眠れればありがたがっている現状。
産後うつとかホルモンバランスとか以前に睡眠不足だ、と。

これに気付けた自分を褒めてあげたい(笑)

そこからは、しっかりしろ自分、たとえ10分でもスキマ時間には寝ろ、と自分に言い聞かせて、ひたすら貪欲に寝ました。

お陰で私は、少し冷静さを取り戻すことができつつあります。
状況は変わらないにしろ、無闇に悲観的にならずに済みます。
赤が泣き止まずひたすら抱っこの日も、こんな時間こそが幸せ、と思うことができます。
夫のことは心配ですが、冷静に観察すれば、休養に対し前向きな様子が感じられ、少し安心することができました。
そんな中、赤を連れてカフェでお茶をなどと言われ、心かき乱されることもありますが(笑)

睡眠不足は怖い。
使命感で、自分の疲れを感じられなくなったりしがちですが、睡眠だけは意識して取ろうと思っています。

うちの赤に会いたいという人に、まだ実家だから自宅に戻るまで暫く待ってねと返事したら、その辺のカフェで会おうと思ったんだけど、と。

1ヶ月健診もまだの今、不要不急の外出、しかもその辺のカフェなんて、全然行く気になれないんだけど。

断って、自宅に招くことにしようと思ってるんですが。
慎重になり過ぎ?


振り返ると、意外とハードだったと思う。
そもそも入院生活っていうものに慣れていないし、その中で、いわば病院側の「大人の都合時間」と、同室の子との「子どもの都合時間」が交錯するからだ。

私が過ごした病院の時間は、こんな感じ。

7時  起床
8時  朝食
10~11時  医師回診
11~13時  助産師診察
12時  昼食
15時  おやつ
18時  夕食
21時  消灯

一方、病院での赤の生活リズムは大雑把に言うと、
朝~昼  1.5~2時間おきの授乳
夜~朝   フィーバータイム。乳オムツ乳オムツ乳オムツのエンドレス。

この二つが重なる中、スキマに自分の食後の歯磨きとかトイレとか、コインランドリーでの洗濯やシャワーを入れる。結構忙しい。

午前中は、赤は比較的静かなものの、診察など病院側のイベントが多い。
助産師の診察はともかく、よくわからないのは医師の回診で、5人くらいでゾロッと、いかがですか?  と来る。ご用聞き?
最初の頃は、この回診なんかにパッと対応しようとして、赤が静かでも、その間メールの返信をしたりしながら起きていた。
しかし、午後はシャワーとか入りたいし(流石に夕方は混む)、シャワーしたらコインランドリー使いたい。
夕方からは怒涛のフィーバータイムに突入する。
授乳のため、水分をたくさんとれと言われているので、トイレも近い。

そう、比較的赤がおとなしい午前中に起きていては、自分が24時間眠れないのだ。
そんなわけで睡眠時間1日40分とかが2日ばかり続いて、方針転換することにした。

午前中は、朝食後歯磨きをして、就寝。
お医者さんや助産師さんは、入る前に声かけしてくれるから、目だけはさめるもんです。
横になっていて、すぐさま起き上がれなくても、すみませーんと言って寝たまま、何なら起き上がりつつ対応。


職場同期や友人からのメールに対しては、この時間には返信文面を考えない。
夜中のエンドレス授乳の合間に文章を考えて保存しておいて、この時間に送信するのみ。
返事が来ても、急がないものは夜まで保留。
(だから、lineのリアルタイム性が厳しかった。
夜中や明け方に返信するわけにいかないし)
とにかく、日の高いうちは睡眠時間確保に努める。

そうこうしつつ、細切れの睡眠時間を確保できるようになった頃に退院。
結局、お医者さんや助産師さんがまわってくるときの対応、何が正しいのかわからないまま……
なんかいつも横になっててスミマセン。




出産でお世話になった病院の、プレ健診に行ってきました。
チャイルドシート付きタクシーを予約して、実家から病院まで。
まだお腹がへこまないので、抱っこ紐使わず抱っこして、母に荷物を持ってもらって。

で、思ったこと。
つまづいたりしないか、超不安。
地面や床に赤を落としたら、ジ・エンドだよね。
これは抱っこ紐でも感じる不安だろうなと。

マナーについては賛否両論あるベビーカーだけども、絶対抱っこより安全だよ!
と改めて思いました。

出てきた赤は、体重計測とか色々処置。
夫と母は、それを見て和んでいるよう。

一方、わたしは傷の処置。
中を内診され、残留物がないかどうか探られる。
ののち、傷口をチクチク縫われる、これが痛い。
あーとかうーとかわーとか言いながら、15分ほど耐える。ずっと時計を見ていました。
肛門や尿道の方は無傷だとのことがせめてもの救い。

胸元に持ってきてもらった赤を見て、感動より先に
「男児じゃね……?」
と、わく疑惑。
確認したら女児だっていうけど、だって、お義父さんと夫のいとこにそっくり……
私の要素はまるでナシ。

それでも、手足の指がスンナリ長いのに安心し(女児なら特にね)、既に黒々とした頭髪があるのに驚き、ホントにヒトをこしらえちゃったよ!と畏れおののくなど、感動する以外の色々な感情が胸に去来しました。

その後、2時間ほどして病室へ。
2時間、休むように言われましたが神経が昂ぶってあまり寝られませんでした。
病室に入ってからはグースカ寝ました。
母と夫は、早朝になってからタクシーで帰宅し、長い長い7月28日が終わったのでした。。