ここ数年、受付スタッフの中には「歯科の勉強がしたいので」

という理由で、当院を職場に選んでくれる人が結構います。

 

たいてい医療事務の経験者で、

総合病院や大学病院、また一般開業医など

他の科での経験をした上で「歯科も学びたい!」

という動機で来てくれます。

 

歯科で20年以上仕事をしながら衛生士はもちろん

医療事務の資格も取らずにいる怠け者の私からしたら

「偉いなー頑張り屋さんだなー」ドキドキと本当に感心してしまいます。

 

まず最初の数カ月は当院の受付事務を覚えてもらいます。

医科の事務経験があっても、事務の流れは職場によって

異なるので、まずはうちのやり方に慣れてもらいます。

清掃や接遇にもかなり気を遣っているので

これもしっかり覚えてもらいます。

 

で、ここから先の研修メニューが当院にはまだありません。ショボーン

その理由は、当院の黒歴史ガーンにも繋がることなので、

また機会があったら書きたいと思います。

 

話を戻して!

今はせっかくやる気に満ちた、仕事のできるスタッフが

集まっているので、彼女たちのやる気を活かせるよう、

診療の内容を知ってもらえるような研修をしていくことにしました。

 

もちろん、治療の流れや処置方法を知ったところで

資格のない受付スタッフが診療に直接携わることはありませんし、

患者さんへの説明も、専門的なことは歯科医師か衛生士から

お話しするので、すぐに彼女たちの仕事に変化があるわけでは

ありません。

でも、患者さんが今日はどんな治療を受け、次回は何をするのか、

この先どのくらい通う予定なのか、等々を分かっていれば

受付での予約の取り方や患者さんへの応対の仕方を

自分で工夫することができます。

そういうことが受付スタッフのやり甲斐になってくれれば、

と考えています。

 

さて、わが受付さんたち、どのように受け止めてくれるでしょうか。。

 

 

 

 

 

 

さあ、今日の受付担当は学生バイトさん。

 

ちゃんと来てくれるかな~

 

 

若くて頭もよい大学生のアルバイトさん、仕事の覚えが早くてたよりになる!

でも、ちょっとした遅刻や急な欠勤がちょくちょくあって、出勤してくるまで毎回ドキドキ・・・あせる

 

私も若い頃は、

「仕事って『そこにいること』ではなくて『そこで何をしているか』が大事でしょ」

なんて偉そうに考えていて、

だから時間に多少ルーズでも、好きな時に休んでも、きちんと自分の仕事さえこなしていればそれでいいと思っていました。

 

でも!

約束の時間にそこにいない人に、大事な仕事は任されない!

 

 

そんなことを、社会に本当に出る前に、アルバイトを通して少しでも学んでくれたら、、、と願いながら見守っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当院ではスタッフがネイルをつけることを禁止しています。

理由は、医療従事者に求められる役割が「患者さんの健康回復を手伝うこと」だから。

 

患者さんは、お口の中に悩みを抱えてそれを解決するために来院されています。そんな患者さんのお手伝いをするために求められるものは、治療のための清潔な環境と、患者さんの気持ちに寄り添う誠意です。

おしゃれなネイルは必要ありません。

 

・・・と、理由はいたってシンプルなのですが、ネイルをしたいスタッフにとってはなかなか納得できないようです。

今までこんなやり取りをしてきました。

 

スタッフ「きちんと手入れをしているネイルであれば衛生上は何の問題もないですよね」

私「科学的にはその通りらしいですね。でも患者さんの中にネイルやマニキュアを不衛生だと感じる人が一定数いるのは確かなので、患者さんの感じ方を大事にしてください。」

スタッフ「爪を伸びっ放しにしているよりはきちんと手入れしたネイルの方が良いのではないですか」

私「比較が極端ですね。自爪をきちんと手入れしてください。医療機関で働くなら爪の手入れは基本です。」

スタッフ「きれいなネイルをしていると患者さんとの話題にもなると思いますが」

私「好意的に受け取ってくれる方は話題にしてくれるでしょう。でも不愉快に感じる方は黙ってその不愉快さに耐えているのですよ。」

etc...

 

ネイルをした爪は、衛生面では自爪との差は特にないという調査もありますので、スタッフのネイル禁止についてはあくまでも当院の価値観に基づく方針、ということで理解を求めています。

職場の方針ですから辞めてしまえばあとは自由、次の職場でネイルがOKなら大いに楽しんでね、と思いつつ、できれば別の医療機関で働く時にも「患者さんの気持ちに寄り添う」という私たちの考え方を心に置いていてくれたら、とひそかに願ってしまいます。