中学生の夏休みに
四角いケースに入ったトランペットを持ち帰ったことがある。
あの日、祖母の表情を今も忘れない。
校長に直談判して、コンクールに出たあと
マーチングが始まる。
祖母は、教育で軍人になること、音楽を楽しむようにして全体行進をさせることを知っていたのだと思う。
フォロワーさんがたの話題にあった
長崎県佐世保市のパレード。
陸・海自衛隊と米海軍佐世保基地から約４３０人が
佐世保市中心のアーケード街で、銃を携えて、3年ぶりにパレードした。
お祭りのように、毎年パレードが行われていたのですね。
佐世保のアーケード街は直線にして長いです。
ずっと、行進するんです。
行進曲を聞きながら、祖母のことを思い出していました。
反対運動をしていた方々は
「その銃は何のため？」
「自衛隊員を戦争に行かせるな」
戦争を知るかたが少なくなった。
その家族を見ながら成長した世代は
ギリギリ50歳代までなのかもしれない。
若い世代に、アルバイトをしながら
３日間は何も食べず
所持金は130円ほど。
この国は救わない。
高齢者の苦悩さえ、聞き入れようとしていない。
飢饉があった。
世界恐慌があった。
多くの貧困があった。
そして、戦争が始まった。
ラッパを持って。
繰り返してはならない。
税を上げる。
人々の税を上げる。
情勢は酷似している。