物理学科生の自己投資読書。
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日本の弓術

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なんと著者はドイツの哲学者であるオイゲン・ヘリゲル。
本当に岩波文庫はときたま『これ誰が読むの?』と突っ込みを入れたくなる本を出版している。

この本は日本の文化を理解しようと弓道を習いついには5段を取得した哲学者の講演の全訳である。
まず日本の文化を理解しようと弓を始めるのが面白い。
外国の人から見ると日本はそう見えるのか、などと他人事のように思ってしまう。我々が日本史として学ぶ古きよき文化が外側から見た日本文化なのだろう。

自分の内側との対峙や、自然の重力に委ねる忍耐、術なき術を使う無我の境地など所謂『武士道精神』については日本の文化に20年間浸かりっぱなしの自分が逆に教えられてしまうほど。

それにしても世界がもし100人の国だったら、いや、日本がもし100人の国だとしても弓道に夢中な人は1人いるのだろうか。私が知らないだけかも知れないが、本当にどんな人がターゲットの本なのか、是非発行人に伺ってみたい。

セネカ「人生の短さについて」

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プラトンの「国家」を読んだときも同じように思ったが、やはり西洋の古書からは文化の違いを強く感じる。偏見かもしれないが、文と文の間に絶えず神の存在とその影響を感じずにはいられない。

悔しいことに、自分のキャパシティがこの本のポテンシャルに遠く及んでないのを感じた。時代背景に関する基礎知識や教養がなくては書かれてることを理解するのは難しいのではないか。

浅学非才な私ではあるが感銘を受けた文から1つを。

心が自らの感覚に従い、その感覚を通して自らを外的なものに伸ばしたとき、心は、感覚をも自らをも共に支配する力を得ることになる。

是非ともこのような頼もしい心に鍛え上げたいものだ。

細野真宏「数学嫌いでも…」

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「数学嫌いでも数学的思考力が飛躍的に身に付く本!」

この著者には受験生時代に数学が面白いほど解るシリーズで大分お世話になった。
その後経済のニュースが解る本や株の本など即効性があり解りやすい本を多数書かれているので、理系のくせについ購入してしまった。

この著者には珍しく、即効性のあるメソッドが少なく始終思考法のことが書かれている。
結局文字で読んで理解しても、数学的思考には慣れが何より必要だと思うので、本書を読むなら同著者の数学が面白い程わかるシリーズを2、3冊解いた方が早い気がする。何せこのシリーズはホントにわかりやすく、最低限の作業で必要十分な解法が身に付く。

入り口にはいいかもしれないが、読んだだけでは数学的思考力は身につかないだろう。