最近、お米の値段が急に高くなって、
多くの人が困っています。
農林水産省の調査によると、
今年の2月、本来なら十分にあるはずのお米が
約21万トンも市場から見当たらなくなりました。
これは、一部の会社が投資目的でお米を大量に買い集めている
からではないかと言われています。
このような買い占めは、
確かにお金を稼げるかもしれません。
でも、それによってスーパーなどで売られるお米の量が減り、
値段が上がってしまいます。
そうすると、私たち消費者の生活が苦しくなるだけでなく、
お米を作っている農家の人たちも困ってしまいます。
特にお米は、
私たち日本人の毎日の食事に欠かせない大切な食べ物です。
その値段が高くなることで、
特にお金に余裕のない家庭がより深刻な影響を受けることになります。
また、お米は誰もが毎日買う商品なので、
値段が高くなると、すぐにニュースで取り上げられたり、
多くの人から批判の声が上がったりします。
今回は、一部の外国人や、農業とは関わりのない業者が
買い集めているらしいです
残念ながら、現在の法律では、規制、罰則することは
難しいようです。
しかし、今回、備蓄米21万トン放出することで
価格は下がる可能性があることと
おコメの貯蔵自体が、設備のない倉庫などでは
4月末ぐらいまでしか、管理が難しいなどより
価格の下落の可能性が高いようです。
このように、買い占めなどで
お金を稼ぐことは、問題ないのでしょうか?
会社がお金を稼ぐことは大切です。
でも、それは「どうやって稼ぐか」が重要なのです。
たとえば、農家の人たちと直接取引をして流通の無駄をなくしたり、
より良い品質のお米を作る支援をしたり、
環境に優しい栽培方法を広めたりする。
このように、お客さんと生産者の両方が喜ぶような方法でお金を稼ぐことが、
これからの会社には求められています。
現代の社会では、会社は単にものを売るだけでなく、
社会に対する責任も求められています。
お客さんも、その会社が社会のためにどんなことをしているのかに関心を持っています。
だからこそ、お米の買い占めのような、
一時的に儲かるかもしれないけれど人々の生活を苦しめる行為は、
長い目で見ると会社自身の評判を損ない、
将来の成長を妨げることになるのです。
このお米の買い占め問題は、
私たちに大切なことを教えてくれています。
それは、
「本当に成功する会社とは、お客さんや社会に迷惑をかけずに、
むしろ喜んでもらえる方法でお金を稼ぐ会社である」
ということです。
これは、ビジネスを行う上では、
とても大切な考え方になるはずです。