NTT株の荒野にたたずむ個人投資家 | ウツと株とプログラミング

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うつ病で引退して、株トレーダーに。銘柄選定プログラムから始めて、現在は自動売買(アルゴリズム取引)システムを開発中(*'▽')/

NTTの株価が下げどまらない。

 

 

高配当の大手企業銘柄ということで、機関投資家と個人投資家の両者が参戦しているフィールドだ。

 

株式が25分割されて買いやすくなったこともあり、今年から始まった新NISA制度の人気銘柄でもある。

 

今年の大発会(年始)に約170円で始まった同銘柄は当初は日経平均の爆上げに合わせて1月中旬までは順調に株価を上げ、一時期は192.9円をつけた。

 

 

ところがそれをピークにダダ下がりを続け、今も収まらない。何が起きたのか?

 

日経新聞によると、
株安が勢いづいたのは5月10日、25年3月期の連結純利益が前期比14%減の1兆1000億円との見通しを掲げてからだ。年間配当は1株あたり0.1円(2%)増の5.2円で、14年連続の上積みながら増配率はこの間で最小となる。新たな自社株買いの表明もなく株主還元が「渋い」と失望された。
とのことだ。
 
 
 

既に「空売り組」の機関投資家は売り逃げている。そして、現在のダラダラ下げは「買い持ち組」の機関投資家が逃げているからだそうだ。理由はシンプル。2年先までの利益予想が激減したから。


 

結果として今この株を握りしめているのは個人投資家だけという状態にある。個人投資家は荒野に取り残されたのか? NISA枠で買った人はそうそう手放せないね。


いや、機関投資家たちが逃げた後に個人投資家達が買い増ししている。長期目的で定額積立をしているならば確かにチャンスだ。



3年先にNTTの業績が復調して株価が上がってくれればいいんだけど。業績改善のめどが立たなくても、NISAなどでコツコツと皆んなが現物買いを積み上げて行けば、荒野を耕すことも出来るかもしれない。


それよりも心配なのは、信用倍率が再び50倍くらいにまで上昇していることだ。空売りを仕掛けられなければいいんだけど(´・ω・`)。