今日の言葉はArbeitsgemeinschaft(アルバイツゲマインシャフト)。
ゲマインシャフトからゲゼルシャフトへの変遷といった近代化や共同体の理論は、その道のプロにお任せするとして、このArbeitsgemeinschaftというのは、辞書では研究チームとか作業・労働共同体、と訳されていることについて、私の経験で感じるところを書きたい。
一般にドイツでArbeitsgemeinschaftと言えば、まず何より先に浮かんでくるのは学校のクラブ活動、略してAG(アーゲー)のこと。
クラブ活動には色々あって、みんなで実験や庭の手入れなどの共同作業をしているものもあれば、バスケットやダンスなどスポーツをしているもの、合唱やバンドやオーケストラといった音楽の共同作業をしているものなどがあるが、ビジネスイングリッシュやケンブリッチ英語検定対策コース、異文化に触れる様々な外国語など、個人のスキルを伸ばすものも。
ちなみに私が属している研究機関では、共同研究チームに関してArbeitsgemeinschaftという言葉を聞いたことがない。共同研究はProjektと呼んでいる。学生同士が数人で同じテーマの課題をやったりレポートや発表を準備したりする勉強会のことをArbeitsgemeinschaftと呼ぶこともあるが、そういうのは、Gruppenarbeit(グルッペンアルバイト)と呼ばれることの方が多いように思う。Arbeitsgemeinschaftというと、どうも自主的な勉強会というか、クラブ活動のように単位にはならない活動のこと、つまり、大学でもゼミでの発表のためというよりは自主的に勉強を深めるためにやっている勉強会のことを指すようだ。