会計事務所の一日 -13ページ目

さて、問題はどんな方法で家計簿をつけるかです。


手書き、それともパソコン。

というお話です。


書店へ行けばたくさんの家計簿がありますし、パソコンソフトにもたくさんの種類があります。

結論は、どちらでも良いと思います。


ただし、どちらにしてもつけ方に少し注意が必要だという点です。

いくつか、あげてみます。


① クレジットカードを使って買った場合 家計簿に記入する日は、購入した日です。ですから、まず支出の項目に記入します。と同時に、クレジット=借入金ということになりますから、収入の項目にも記入します。


② Suica等やプリペイドカードで買った場合

イ Suica等に現金でチャージを行う場合とクレジットでチャージを行う場合では記入の方法が違ってきます。

ロ まず、現金でチャージを行った場合は、支出の項目に記入が必要です。しかし、まだ何かを買ったわけではありません。ですから、具体的な項目ではなく前払い金のような項目に記入します。

ハ クレジットでチャージを行った場合は、現金でチャージした場合と同様に記入し、さらに①と同様に収入の項目にも記入が必要です。

ニ Suica等で何かを買った場合は、その日に支出の項目に記入を行うとともに支出項目の前払い金をマイナスします。

ホ プリペイドカードの場合は、Suica等に現金でチャージした場合と同じです。


③ 口座振替の場合 口座から引き落としになった日に支出項目に記入します。と同時に、預金引出ということで収入の項目にも記入します。


現金で支出するものについては、支出の日に記入をすればよいのですが、上記のような場合は記入にちょっとした工夫が必要になります。

現在は、決済方法=支払の方法が多様ですから、家計の収支といっても単純に支払った日を基準に家計簿の記入をしても、家計の実態がよくわからないのです

「家計本来の収支」と「家計のやりくり=資金繰り」とを整理して考える必要があります。


企業では、損益計算書と資金繰り表という関係になります。

儲かっているのにお金がないとか、その逆もあります。


 


先日のある夜、タクシーに乗る機会がありました。


運転手さんに、「ここ最近の景気はどうですか?」というお決まりの質問をさせていただきました。


その運転手さんの回答には妙に納得させられました。

以下は、運転手さんのお話です。


私は、景気が良いとか悪いとかについてはあまり意識していません。

もちろん他と比べれば決して収入は多くはないのかもしれませんが、私にとっては十分な収入です。

どの程度の仕事をすれば、どのくらいの収入になるのかはわかります。

ですから、自分なりに工夫して仕事を行っています

趣味の競馬も存分に楽しむことができるし、生活には満足しています。

もちろん、一応ギャンブルですから儲かったり損したりということはあります。

でも、たとえ損をしたとしても、他の支出を少し組み替えるだけですんでしまいます。


彼に家計簿をつけているかどうかは聞きませんでした。

しかし、少なくとも頭の中に家計簿があることは間違いないと感じました。

彼は戦略的に仕事をしています。

当然、頭の中は数字だらけのはずです。

だからこそなせる業かもしれません。




ストックとフロー。


それぞれ、どのくらいの頻度で記録を行って行けば良いのかという問題です。

基本的には、フローによりストックは増減します。


注意が必要なのは、ストックに有価証券など時価があるものが含まれている場合です。

この点については別の機会に触れたいと思います。


フローすなわち家計の収支については、自分のペースで良いと思います。

もちろん毎日が基本だとは思います。

しかし、支出の頻度もそれぞれの家計で異なりますし、何より時間的な要素もあります。

毎日よりも、毎週の方が効率的という場合もあるはずです。


今は便利なもので、たいていのものにはレシートが発行されますから、それを保管しておけば良いわけですし、そうでないものや臨時収入は携帯電話にメモを残すこともできます。


ただ、継続が大事ですから、自分で決めたペースは大雑把でも構いませんから守るようにしましょう。

処理がたまりすぎていやになってしまうという事態は避けたいものです。


フローを把握するためには、収入と支出の項目をどう見やすいものにするかということです。


収入についての項目は限定されると思います。

個人事業を営んでいる方や株式などのトレーディングを行っている方は別勘定で管理を行っているはずですから、今回は考えないことにします。


問題は支出の項目です。

できるだけ細分化するのがベストかもしれませんが、「この支出はどの項目に入れれば良いのか悩んでしまったり」という事態が想定できます。

あまりキッチリするよりも、大雑把なものでスタートするほうがベターです。

例えば、食費の項目だけでも細分化しようと思えばかなりの項目数になってしまいます。

スタート後、どこか重点的に項目を絞って細分化したほうが現実的です。

なにより、継続することの方がはるかに重要なことです。


「家計簿をつける」ことが最終的な目的ではありません。

「家計簿をつける」ことにより、「楽しく豊かな生活」を目指すのが目的です。


節約や倹約ももちろん大事なことですが、たまの無駄遣いというのも楽しいものです










準備2で大まかな家計の現状が把握できたことと思います。


ここで行った作業はいわゆるストックと呼ばれる部分の把握です。

次は、フローをどう把握をするかという作業です。


フローと呼ぶとなんだか難解そうですが、決してそんなことはありません。

簡単に言えば、家計の収支です。

収入と支出を記録する作業です。

この収支を収入の項目と支出の項目に分けて、1カ月なり1年なりの集計をして一覧表にします


この一覧表は、企業では損益計算書&キャッシュフロー計算書、あるいは収支計算書という書類に該当します。


どうやって、見やすいものを作成するかがカギです。

しかも、あまり手間をかけずに。




今週末、「武士の家計簿」という映画が公開されます。

試写会を見た方の感想によれば、かなり好評のようです。

この映画によって、日本をはじめとする各国の厳しい財政の状況を改めて考えさせられそうです。


さて、本題です。

くどいようですが、繰り返します。

家計簿をつける目的は、「より楽しく豊かな生活」を目指すものです。


家計簿をつける準備をします。

「準備が必要なのか?」と思われるかもしれませんせん。

私のイメージする家計簿とは、「家計の収支だけでなく、家計全体の管理」を家計簿でやってしまおうというものです。


① 現在の家計状態を把握します。単に、家計が赤字で苦しいとかそういう意味ではありません。数字で把握することが必要です。

② まず、預貯金・株式などの有価証券・家財・自動車・家や土地などの財産をたな卸しします。預貯金の残高がいくらなのかは簡単にわかると思いますが、株式・自動車・家や土地には時価というものがあります。とりあえず、この段階では自分で見積もった時価で構いません。この作業にここで時間をかけるのは無駄な作業です。後に検討しましょう。その方法については、後に触れたいと思います。

③ 次に、自動車ローン・住宅ローンやクレジットカードの未決済残高などの債務をたな卸しします。

④ 上記②、③で行った作業を一覧表にまとめます。数字は必ず記入してください。繰り返しになりますが、時価があるものについては自分の見積もりで構いません。この段階でこの見積りに時間をかけることには意味がありません。家計の全体像を把握することが先決です。

⑤ ②の財産から③の債務を引き算してみてください。もしマイナスであれば、現在の家計は債務超過ということになります。ただし、企業の債務超過とは意味が違いますので気にしないでください


今回作成した一覧表は、企業では貸借対照表あるいは財産目録という書類に該当します。

また、相続税対策を行う場合もこの作業からはじまります。


注意点としては、決して完璧なものを作ろうとしないでください

この作業に多大な時間をかけてしまっては、「家計簿をつける」という本題からどんどん離れて行くだけで意味がありません。

大まかに把握できればそれで良しとします。










今日から、12月です。

私たちの事務所では、お客様の年末調整作業で忙しい時期になりました。


会社にお勤めの方にとっても、年末調整の時期です。


年末調整後には源泉徴収票が交付されますので、必ず保管しておいてください。

もちろん、コピーでも結構です。

毎月の給与の支給明細も保存してあれば、なお良いと思います。

平成22年に給与から控除された住民税の合計がわかればそれでも構いません。


源泉徴収票から平成22年の手取りの収入が計算することができます。

計算方法については、改めてご説明します。


家計簿には、収入と支出の両方を記入します。

まず、収入の部分を把握しようということです。


収入の把握についてはさほど悩むことは少ないと思いますが、問題は支出の項目です。

支出については、別に書くことにします。


私のイメージする家計簿は、単に家計の収支を記録するものではありません。

家計全体の管理を行うものです。


その目的は、くどいようですが「より楽しく豊かな生活」を目指すものです。

さあ、来年こそ家計簿デビューしましょう。


タイトルに「企業会計」なる用語がくっついていますが、あまり気にしないでください。

説明のなかで少しだけ、企業会計で使う用語が出てくるという意味です。難解なものはありませんから、適当に読み飛ばしてください。


まず、心構えです。

あまり細かいことや完璧を求めることはやめましょう。

こういったことを追求しすぎると、挫折の大きな原因になります。

意気込みすぎは禁物です。

少しずつ改良してゆけば良いと思ってください。

徐々にカスタマイズして行けば十分だという気持ちを持ちましょう。


もうひとつの悩みは、決済方法がいろいろあることです。

すべて現金支払いなら悩むことはありませんが、口座振替やクレジットカードを使ったり、電子マネーという方法もあります。

どの時点で、家計簿につけるべきなのか。買った時、それとも決済の時?という感じでしょうか。

私のイメージする家計簿は、その両方です。

なぜかは、改めてご説明します。


企業=会社であれば、キチンと帳簿をつけていると思う方が多いかと思いますが、案外そうでなかったりします。いわゆるドンブリ勘定というやつです。

ドンブリ勘定=放漫経営の結果、倒産する企業も数多いのも事実です。


家計も同じだと思います。

破綻はないとしても、もっと楽しく豊かな生活がおくれるかもしれません。

そのための家計簿です。

そろそろ、来年の手帳を準備する時期になりました。

最近の手帳は、いろいろと趣向を凝らしたものが多く、見ているだけでも楽しめます。


と同時に、売り場には家計簿も目につきます。

来年こそは、「家計簿をつけて家計管理をバッチリやるぞ」と意気込んでいる方もいらっしゃることと思います。

もっとも、家計簿は市販のコンピュータソフトもなかなか充実していますから、悩むところでもあります。


ちなみに、私も家計簿をつけています。

目的は、限られたお金を有効に使うことです。

有効に使うという意味は、言い換えれば、人生を楽しく豊かにするためという意味です。


私の場合は、家計簿をつけるようになってから、劇的に人生が変わったといっても良いでしょう。

それまでは、何にどのくらいのお金を使ったのかよくわかりませんでした。

一番困ったことは、肝心なときに限ってお金がないことでした


繰り返しますが、家計管理は人生を楽しく豊かにするために行うものです。

誰でも収入は限られています。

でも、収入の多寡にかかわらず、有効に使えば楽しさや豊かさは得ることができるはずです。


もちろん、節約も必要です。

しかし、「節約=苦しいこと」ではなく「節約=楽しいこと」に考え方が変わって行くのも実感できると思います。


ぜひ、家計簿にチャレンジしてみましょう。

そこから見えてくるいろいろなことが重要なヒントを与えてくれます。


きっと、「楽しさや豊かさ」を実感できると思います。









菅首相。


昨日は、鳩山前首相とのご会食だったようですね。

料理の味を堪能することはできたでしょうか。

心の余裕も必要です。

でも、相手が鳩山前首相では無理かもしれませんね。

現在の難題山積みの状況を作った張本人ですから。


そんな中、あなたは果敢にも代表戦に立候補して勝利し、後任を引き受けました。

首相になることが目標ではなかったはずで

首相になってやりたいことがあったはずです。


今朝の新聞に鳩山前総理が記者に話した内容が掲載されました。

それによれば、あなたは「たとえ支持率が1%になっても辞めない」ということでした。


どうして、こんなことが新聞に書かれてしまうのでしょうか。


菅首相。


お付き合いする方には気をつけたほうがよいと思います。

閣僚をはじめ、身内に足を引っ張られてばかりではないですか。

どう考えても、あなたがそんな発言をしたとは思えません。

「鳩山前総理の脚色があったのではないか」と思うほうが自然です。


もう一点。

あなたを支えるはずの官邸の方々の問題です。

余りに頼りない。


ここも見直さなくては、あなたが危ない。

踏ん張りどころです。


ぜひ、あなた流の人事を断行してください。