先週末は、お師匠さんとその弟子の集い(私は弟子側です)ということで、皆で三島の山中城跡を目指してone-day tripをしました。豪華な昼食も楽しみの一つ。

御殿場在住の弟子の一人が車を出して連れて行ってくれるとのことでしたが、人数超過で参加者全員を収容できないため、師匠からは「君は自転車で来い」とご無体な要求。東京から三島まで約150 km。ロードバイクならちょうど良い距離とも言えますが、半日がかりの距離で、山中城で落ち合うことも、豪華な昼食を一緒に食べることも出来ず、一体何のために私は三島に行こうとしているのかと疑問を持ちつつ(自転車乗りは自転車に乗って遠くに出掛けるだけでおおよそ満足できる人種なので、ありえなくはないのですが)、ルートを引き(どういう道を使って何km走って、獲得標高何mかを確認しながらRide with GPSで道順を作る作業。この作業がかなり楽しい)ながら出発の日が迫っていたところ、唐突に「一人キャンセルが出たから、君、新幹線で三島に来て車に乗れ」と。折角引いたルートはそのうち使うことにして、当日を迎えました。

 コロナで出張が途絶えて2年、久しぶりの新幹線で新鮮です。こだまに乗るのはもっと久しぶり。90分ほどで三島に到着。富士山が近い。まずは、この界隈の人が美味しい料理ならここ!と評判の山傳でお昼ご飯です。本当は晩ご飯にする予定が、予約がいっぱいで取れないとのこと。ということで、やむを得ず昼からたらふく飲んで、ごちそうを食べるという、何とも優雅な旅のはじまりです。このお店、全ての料理が上品かつ斬新かつ美味、ホタルイカにヨーグルトソースがこんなに合うとは。赤しゃりのにぎり寿司、メヒカリの唐揚げ、鴨などなど。はまぐりのお吸い物の出汁のうまさ!いちいち紹介していると大変なので(酔いはじめて細かいことを覚えていないだけです)、写真だけ載せておきます。これでお一人¥13,000ははっきり言って格安です。東京なら倍は確実にします。新幹線を使って三島に来ても十分元が取れます。コースは2時間半かかると言われていたのを、先があるからとスピードアップをお願いして2時間に。お店の感じもとても良く、三島に来るなら間違いなくおすすめのお店でした。

 

 

 

 

その後、車で15分ほど国道1号線を箱根方面に走り、山中城跡へ。秀吉の小田原攻めに対抗して築かれた壮大な山城で、日本百名城のひとつです。ただし、秀吉の前にあっさり陥落してしまいましたが...。健脚揃いなので、最も長い2時間コースを歩きます。しかし、酔っ払っているせいか、皆足取りが重い。勾配も急なところが多々あり、かなりワイルドで、これまで見たこともないような珍しい城です。城と言っても石垣はなく、いたるところにトラップのような壕が深く掘られ、関東ローム層の滑りやすい地肌と相まって、敵の侵入阻止に最大限の配慮をしている様子がわかります。手入れも行き届いており、芝生が気持ちよいです。そのわりに観光客は少なく、入場料も取っておらず、よく維持しているなと感心するばかり。

 隅々までみたので、三島市内に戻りますが、その途中に三島スカイウォークに寄ってみます。日本最長の吊り橋があるのですが、そこは¥1,100円!橋からの富士山の眺めは素晴らしいようですが(橋に行かないと富士山が見えないように目隠しをされている!)、今日は富士山に雲がかかり気味で、¥1,100の価値はないかな、ということで誰一人として行こうとは言い出さず、富士山の見え具合で料金変えれば良いのにと思いつつ、有名な三島コロッケ(¥200)だけ食べて退散。

 三島市街に到着するも、皆お腹が空いておらず、三嶋大社を散策。頼朝ゆかりの神社でもあり、賑やかです。本殿はもちろん立派ですが、1番感心したのは巨大なキンモクセイ。樹齢1200年なので、頼朝もこの香りを嗅いでいるはずです。神社らしく鹿も飼われていますが、奈良や宮島のように放し飼いで観光客に頭突きをするということはなく、囲いの中でキャベツを食べていました。ときどき、近所のひとが残飯を餌場にほおりこみにくるという情報も(もちろんダメです)。境内にはなぜか黒猫ばかり大量に住んでいるらしく、餌をあげているおばさんが近づくと、一斉に4-5匹登場。猫好きのひとにもおすすめです。

 そろそろお腹もこなれたので、寿司屋に何軒か電話するも、どこも満席。うなぎも有名でうなぎ屋も沢山あります。なぜ三島でうなぎかというと、養殖しているわけではなく、うなぎを富士山の水できれいにするために三島にいったん集められるのだとか。このすぐ近くに柿田川湧水群があるくらいですから、水がきれいなのでしょう。でも師匠は「うなぎは僕には重い」とのことで、適当な居酒屋に。藁焼きが名物のお店で、結構いけました。

 そんなこんなで、夜8時には解散となり、新幹線でビールを飲みながら帰宅したのでした。しかしその日の夜から連日の暴飲暴食(前日にも正体不明になるほど飲酒)のせいか、激しい胃痛に1週間悩まされることになるのでした。