諸星和己さんの春のライブツアーの本編のラストを飾ったのは、『Try Again』でした。

 

 

 

 

 

ライブコンサートには、ある程度『型』があるものだと思います。いうならば水戸黄門的な展開、待ってましたー!のお約束。

 

フリーダムに見えるMCにも、音楽方面でも「型」はある。ただし「型破り」もある。

「型があるから型破り、型がなければ単なる形無し」

十八代目 中村勘三郎さんの言葉を思い出しました。


『Try Again』、フルバンドバージョンでは、かーくんがギターにキューを出して勢いよくキックオフするのがお約束です。あれ超かっこいいんだよなあ!

ライブの定番曲ですが、昨年のWアンコールでは珍しくセトリから外れていて。BDライブで、かーくんがキューを出した時は、とうとうトライアゲインキターーーーーー!と、ことのほか滾りました。ってここでも書いてた。ここでも水戸黄門いうとる私。

 

 


アコースティックライブにおけるは『Try Again』は清風とともに始まるようなアレンジ。こちらも好きです。ギターを抱えたアンクルカークンとキャンプファイヤーで一緒に歌いたくなる。


そしてこの春は、100%歌唱に振り切ったアカペラスタートを見せていただきました。


バケツドラムでもタップでも魅せてくれた今季の『Shout!!』。

 


後半にきて一気に体力を消耗しそうなマルチパフォーマンスです。

 

この曲が終わると、しばしうなだれた諸星氏が残ります。

 

大丈夫?明日のジョー?

みたいな体勢から、

すべてを尽くして
燃え尽きて



(*゚Д゚*)オォォ...

 

 

一瞬でも疲れちゃった…?なんて思ってごめん。

いや怒涛の終盤、疲れているとは思うけど。私ったら!
 

こちらにおわすお方を、どなたと心得る!

 

"燃え尽きて"って歌ってるけど、燃え尽きてないよ?ここから這い上がるんだメラメラ
 

さみしさーに恋してもーー

 

なんというカタルシス!


ミュージカルの一幕のような「終わりの始まり」です。


活字ではあの強く切なく伸びやかな歌声を表すことができないのが歯がゆいです。

普段キューを出すフロントマンが歌唱に全振り中なので、バンメンさんが入りのタイミングをはかっているようにも見えました。クライマックスにむけて引き締まる空気が心地良いです。
 

アカペラでどこまでも高く舞い上がる 

 

トラ――――――――イ アゲ――――――――ン!!

 

で照明がぱあっと開き、フルバンドの音がステージに一斉に戻ってくる。

 

いつも武者震いの瞬間でした。

 

いつどこで『型破り』が見られるかわからないのがライブです。

『Try Again』のアカペラは春ツアー3日目の恵比寿公演からスタートし、最終日まで続きました。

 

 

 

コロナ前のニューヨーク、オフ・ブロードウェイで舞台を見ました。終演後にはパフォーマーのみなさんが、出口でお見送りしてくれました。

かーくんもニューヨーク時代にこういう舞台をたくさん見たんだろうな。かーくんもまた舞台やってくれないかなそしてお見送りもしてくれたらな~って、いやいや、お見送りって何言ってるのそれはさすがに無理でしょ〜とひとりごちたものです。

ところがどっこい。

その翌年、ミュージカル『ラストシャングリラ』ですよ。

コロナのせいで途中で中止にはなっちゃったけど、公演開始当初はかーくんを始めキャストのみなさんがお見送りをしてくれていました。最初にその情報を得た時は、目を疑いました。えぇ!?あのかーくんが?お見送りをしてくれるの?

当時私はファンクラブにも入っておらず、ライブ参戦もまだ一、二度というビギナー中のビギナー。しかも著しいコミュ力の欠如のせいで「ありがとうございました」とだけ言ってさっと通り過ぎてしまう始末でした。それでも、夢に見たかーくんによるお見送りの場にいられたことがすごく嬉しかったです。あの気持ちは忘れない。

 

かーくんは若手の主演俳優さんと並んで出口に立ち、誰のファンかもわからないこの観劇おばさんに、ふわっと優しく品の良い笑顔を向けてくれました。


あれから6年の歳月が経ち―



残念ながら私のコミュ力は上がらないままですが、かーくんは2021年以降、精力的にライブを続けてくれています♪

「再会」当初は握手もままならなかったけど、コロナが遠ざかるとともに、だんだんとかーくんが近づいてきてくれて、今ではハグしてお見送りという流れに。

 

お見送りだけでもありがたいのに、直接感謝や労いの気持ちを伝えられる機会まであるなんて!これって決して当たり前なことではないと思います。


私自身は他の「推し活」を知らないけれど、いわゆる「ファンサ」は別料金だったり抽選だったりすることもあると聞きます。

 

そもそもライブマンのお見送りとファンミのようなイベントは比較対象ではないでしょうけど、濃密な全力ステージからそれほど間を置かず颯爽と再登場して、万人にフリーハグをふるまえる人なんて、そうそういないと思う。

 

ニューヨークで感じた、“作品の余韻ごと送り出される感じ”がずっと心に残っているからか、今のかーくんのお見送りも、私の中ではそれに近いです。ライブの外側にある特典というより、余韻を壊さず、「来てくれてありがとう」と送り出してくれる最後の一幕。かーくんは長くニューヨークで生きてきた人でもあるから、プロの舞台人らしい雰囲気を感じます。


かーくん、おつかれさま♡ありがとう♡

いつだって心からそう伝えて、広いお背中をトントンしたいと思ってるんだけど。私はいまだに言葉とトントンの両立ができないんですよ、不甲斐ない。。

 

でも、Come on, never give up! 次に会う時までは、遠い日本からエアトントンです。

 

 

元気かな?

 

元気だよ。かーくんを恋しがってはいるけどね。

かーくんも、元気でいてねラブラブ