光GENJIのメンバーをラップ調で紹介する『2.5.7』。作詞作曲は言わずと知れたKA-KUNこと諸星和己さん。

私が本物の『2.5.7』を初めて耳にしたのは昨年、静岡でのことでした。

 

かーくんがライブで少し(自分のパート)だけ歌ってくれたのです。

リアタイしていない自分でも、おおおおおおこれが噂の257!(どうしても脳内でニ―ゴーナナと言ってしまう自分ド素人)ここでまさか聞けるとはあぁぁ!と大興奮でしたが、長年のファンのみなさん大盛り上がり!いやもちろんいつも盛り上がってますけど^^

素人目で見ても、みんなの熱量がボン!と一気に上がったのがわかった瞬間でした。

それを見たかーくんが

さみしい歌ばっかりじゃなくて、こういう盛り上がる曲つくらなくっちゃなあ

 

と言っていたのも覚えています。

あの静岡ライブの時にはすでに収録が決まっていたのか、はたまたある種の観測気球だったのか…
 

その後、『2.5.7』のかーくんパートは、『帰って来たShakeマン』の一部としてリブートしたのでした。





少し時間が空いてしまいましたが、こちらの続きです。

 

Shakeマンとともに帰って来た『2.5.7』。8月19日のライブ開演前、オリジナル音源がフルでかかっていました。懐かしく聞く人フレッシュな気持ちで聞く人、みんなの期待を最大限に高める序曲だったと思います。


【1】では主に二人のトークの魅力について書きましたが、この回では少し音楽について触れていきます。(全曲を紹介すると巻物が何本あっても足りなくなりそうなのと、12月の公演も決まりましたから、少しだけにします^^)

 


 

大人になってからのかーくんと晃くんが同じステージで歌うのを見るのは、私にとっては初めての機会。二人のライブが決まったと聞いても、最初はあまり想像がつきませんでした。ちょっと異色のコンビなのかな、くらいに思ってた。コンサートっていうか、イベントかな?みたいな。

 

「二人の歌声が聞きたい」というよりは、「二人並んだ姿を見てみたい」という好奇心の方が強かったです。

もちろん二人ともステージ映えする艶っぽくて華やかな声をしています。

 

とはいえ…美声といっても、タイプが全然違うんじゃないのかしら。

まず、始まりからして違うでしょう?

かたや明るく健気なアイドルボイス
かたや高音クリアなエンジェルボイス

その後、それぞれ美しく成長していったけれど、あまり共通点や交差点はないのではないか。

私は男女、男男 女女、どんな組み合わせでも「二人で歌う歌」がとても好きです。だから、ド素人のくせに、自分は全然歌えないくせに、こうるさいんです^^;

 

ただ「昔の歌を二人で歌ってみました」みたいなクオリティだったら、少し冷めてしまっていたかもしれません。

 

 

でもそんなの杞憂だった。

終わってみれば

「二人の歌声がもう一度聞きたい」

音楽ユニットとしても、素晴らしかったです。

 


私は光GENJIの活動初期の2,3年しか知らず、それは自分の青春にはまだ少しばかり早い時期のことだったから、二人の歌やトークを見ても、すべてが懐かしい!あの頃がよみがえる!というわけではありませんでしたが、

 

当時から知っている曲、後追いで聞いた曲、まったく知らない曲があって、

☆光GENJIといえば、これ!きゃー懐かしい!大人バージョンステキ―!!


☆わーーー視聴したことはあるけどこれがホンモノか!生歌か!信じられん!♪

☆この素敵な新曲(←初めて聞くから自分には新曲)、なんていうんですか?♡

脳内は色々な感情で大渋滞でした。
 

ほぼリアタイしてたくせにド忘れしてた曲もあった件。

光GENJI35周年記念ライブ @リキッドルーム恵比寿【番外編/ひとりぼっちのバースデー】 | UP HIGH ! - アートに捧げるひとりごと - (ameblo.jp)


一曲目は『Bye Bye』。

光GENJI Super5最後のシングルが一曲目とはなんともエモい。別れの時点まで立ち戻り、閉めた扉をもう一度開けるところから始まってリプレイするようなファンタジーをはらんでいます。

アップテンポなラストソングが大人の男の再会のバラードに再構築され、異質だと思っていた二人の声が見事に交わって開幕から鳥肌もの。かーくんの歌声を30年ぶりに聞いた時も思ったことだけど、知る人ぞ知る新しいアーティストを見つけたかのような驚きと高揚感に包まれました。

 

確か、晃くんはスタンドマイクで、かーくんは手持ちマイクでのスタート。

 

かーくんは単独ライブでもかなりマイクを離して歌ってクライマックスを表現することがありますが、この時もそうでした。毎度毎度、この人の声量どうなってるんだ?!と前のめりで瞳孔を開きつつ見ています。

 

そして『パラダイス銀河』!そこからしばらくTHE!光GENJI!な楽曲たちが続き、盛り上がる、盛り上がる。

話がちょっと逸れるけど、『STAR LIGHT』って、チャゲアスバージョンがあるんですよね。聞いたことありますか。もしかしたらまだ某Tubeに…。すごくかっこいいんです。アイドルのデビュー曲にふさわしい一曲だけど、なんかもう、ジャンルを超越した名曲だと思います。


中~後半で歌われた『Meet me』。

 

後追いで好きになってよく聞いていたので、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! です。笑

 

サビでバイバイと手を振る「別離」の歌であり、同時に「永続」という相反する要素が共存します。『Bye Bye』と違って原曲からあまり変わらないアレンジでした。キャッチ―で盛り上がるサウンドそのままに、ぴちぴちのアラフィフが歌い跳ねる。え?はい、ぴちぴちのアラフィフです。何も誤字なんてありません♪

 

光GENJIの他の多くの歌と同様に一人だと歌いにくそうな構成だから、一緒に歌える相棒がいたら歌ってほしいと思っていました。よかった♡


前にもこのブログで書いたんですけど、

 

この『Meet me』のラスト、

 

命がけでどうかーーー眩しいほどの愛をーーーーー!
 

と聞き手に投げかけたまま、タッタカ タッタカ、どこかに行っちゃうんですよ、7人。
 

勢いよく両手をフリフリさせられた後、ちょっと置いてけぼりを食らった気分で、後を引く一曲です。



さて、諸星・赤坂ペアといえば、もはや代名詞のような『夏の終わりのハーモニー』。

 

というのは中途半端なファンの私でも知っていますが、が!聞いたことはなかったーという体たらくでした。スミマセン、視聴しました、後々になって。


当時は二人の間に距離がありますね。ステージが広いから^^

2022年は、二人の距離がググっと縮まっていた、きっと色々な意味で。タイトルにもある「ハーモニー」を二人で寄り添って体現していました。


私の耳が確かならば、ハモリの上下パートは、光GENJI時代に歌った時と同じだったと思います。

 

 

どのメンバーが集まっても、きっと強烈なケミストリーを生むと思いますが、その中でも、音楽的視点から見れば、この二人は、大人になった今の二人は、実はとても相性がいいのではないでしょうか。

 

光GENJI時代を見るとキャラ的にはおそらく王子様と俺様くらいの違いがあり、現在においてもMCパートは紳士と暴れ馬。ビジュアルも話し声もまったく違う。

 

それなのに、

 

歌うと、ハモると、

 

ものすごーーーく、合う!!

 

私、みくびっていて(笑)、ここまでとは思わなかったです。

 

海と空が溶け合うとはこれなのか!


リハーサルで通して歌ってない(思い出話ばかりしちゃって)とか言ってましたけれど、単なる「企画もの」ユニットには到底見えませんでした。

 

もし、何も知らない人があの日リキッドルームにいたら、ずっと一緒に歌ってきた二人組、と認識しても何らおかしくないと思います。

 

 

かーさまーー

 

「CDの時代じゃないけど、二人で出したいなあ」
 

ぜひ出してください。ぜひぜひぜひ。

 

宝物は、たまには見せびらかしてほしい♡

 

 

アンコール。

 

かーくんは最後に、晃くんの手をとってぎゅっと握りました。

 

パンフレットのイラストのように。

 

 

天真爛漫にはっちゃけまくった光GENJIの永久ガキ大将(52)、いつの間にかアーティスト諸星和己の顔に、そして、頼りになる”おにいさん”の顔に戻っていました。

 

 

 

 

 

 

また魅せてください♡