私がリアルタイムで知っている「光GENJI」はかーくんが19歳くらいの時まで。当時のかーくんはまだ少し初々しくてふわっと甘いソフトハスキーボイスだった。かわいくて元気で健気な仔犬みたいで、ちょっとどこに行ってしまうかわからない危なっかしさも含んだ歌声。私は子供ながらにかーくんのことが大好きで、声も大好きだった。けれど、失礼ながら「歌が抜群にうまいアイドル」という風には見ていなかったと思います。
次に私がかーくんの歌声を聞いたのは、それから約30年後の2019年。
前にもこのブログに書いたけど、あまりの「急成長」ぶりに、度肝を抜かれたものです。な、なんなん、この人?!なに、この歌声…♡!何がどうしてこうなった!と。
「急成長」に見えたのは、自分が30年も冬眠していたからだと知ったのは少し後のことです。私は30年の空白はものすごくマイ(スロー…)ペースでしか追っていなくて、、
すでに光GENJI時代から、かーくんの歌声にかなり変化があったんだ!光GENJI後期には、もうすっかり今の原型が出来上がっていたのですね。
それでも(もちろん他のメンバーの歌も成長していったと思いますが)、初期から一番変わったのはかーくんだと思うなあ。17歳でもすでに完成形に近い歌い手さんもいる中、デビュー当時17歳のかーくんの歌声は、どちらかというとまだ原石。それが数年のうちに驚くほど磨かれていったのだから、やっぱり「急成長」には違いない。そう思うのは、ひとえに私が桃贔屓だからでしょうか。
さて本日は、「雨」の話です。
光GENJIの「雨の歌」といえば私の中では、『RAINY GIRL』一択
でしたが、
かーくんが春のライブツアーで歌ってくれてから、この歌も時々脳内リピートしています。
この歌は5人のソロパートがあって、歌い出しがかーくんですが、かーくんの声、つよい。
十代の頃より格段に艶と濃度を増して安定し、ほぼ今の声と同じだ。どこかに行ってしまいそうな危なげな感じはなくなって、土砂降りでも俺はここにいるぜ!とばかりの熱い存在感。
もちろん、まだ若さゆえの青さもあり、大人の余裕と深遠さは現在の御大に軍配が上がると思っていますが。
歌い方はアイドルとしてはちょっと異質のような気もしました。良し悪しの話ではなくてですね、違うんです。方向性が違うっていうか、う~ん、何て言ったら誤解なく伝わるんだろうなあ。他の歌でも思ったことがあるんだけど、 歌詞カードにしたら、パートごとにフォントが違うんじゃないか、みたいなことで。
※イメージ図
それでも全員合唱ではちゃんとまとまって「光GENJI」として聞こえるから、グループの力ってすごいと思う。
5人の個性がはっきりわかる構成だけど同時に、あっ声が2つ足りない…というのも如実にわかりますね。リリースから27年後の今聞いても、あっ二人が、いない…。と思うくらいだから、離れずに応援していてリアルタイムで聞いていたらもっと淋しい気持ちになっていたかもしれないと想像します。光GENJI後期、というかもはや超新星が奏でる最期の歌のひとつですしね…。
とはいえ、かーくんのライブでは湿っぽくはなりませんでした^^
「今日は雨だから!」と傘を持ってのパフォーマンス。雨の中、内海先輩らしき人に出会ったというエピソードから始まり、歌の最中にキノッピー!!と何度も叫んでいました。好きなんだね♡同じステージには立っていなくても、大事な女房役。
叫ぶ情熱は止められないさ~!
かーくんの情熱=キノッピー で、よろしいでしょうか^^
かーくんは光GENJIの歌をライブで歌う時に、しばしばメンバーと「共演」しようとしているように思います。歌真似をしたり、ところどころ昔の音源を流して聞かせてくれたり。そうだ、内海君のうちわ持って歌ってたこともあった(笑)
私は『雨(情熱を止められない)』をクラブチッタで初めて聞きました。この回で少し書いていましたね。
お恥ずかしながら、光GENJIの曲だと知らなくて、、かーくんが歌詞カードのフォントが違うがごとく巧みに歌い分けたから、あ、ああ!そうなんだ!光GENJIなんだ!とわかった次第。
あとですね、光GENJIソングの中でも、こういうちょっと意外な選曲や待望の歌が始まる時は、会場が、その公演で初めて聞くって人たちが、ハッ!と息を飲む音が聞こえるからわかりますね。昨年かーくんは『いつか、きっと…』を歌ってくれましたが、その時も聞こえました。マスクの下で、ハッ…☆♡!ってなった人、きっといるはずです。